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OUR HOME ISLAND - いおうとう(硫黄島)

戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

2009年 今年の硫黄島を去る時の島一周(2)

2009年06月24日 | 硫黄島・小笠原村
硫黄島を離れる時、
艀に乗る時も、小笠原丸に乗り移る時も、揺れはあまりなかったです。
私たちが島を離れるまでは、天気はもってくれました。


船に乗り込み終わって、小笠原丸がアンカー固定を解いて
動くのを待っている時間がかなりありますが、その頃になって
硫黄島の上に雲がかかってきて、みるみる空が暗くなってきました。

青空が見えなくなり、
気温も急に下がりました。あんなに暑い一日をさっきまで
硫黄島で過ごしていたのがうそのようです。


動き始めた小笠原丸は、繋留場所の釜岩沖を離れて、
まずは、南下して監獄岩沖を通ります。

昨年のこのブログで詳しく紹介いたしましたが、
繋留場所から、平和祈念旧島民墓地公園の、特徴のあるとがった
白い建物屋根は見えます。

監獄岩を回り込むあたりになると、
宿泊した平和祈念館が見えてきます。
ちょうど、その頃だったと思いますが、
硫黄島の上は黒い雲に覆われ、そして、
島の上に昨年もかかった虹が、また、かかりました。

二年続けて、墓参慰霊訪島の私たちを
島の上にかかる虹が見送ってくれました。


お天気が崩れるタイミングは、
私たちが島での二日の活動を終えるのをちょうど
待ってくれていたかのようでした。

この後、船は、この虹が写っている写真の左、一番島の北東側を回ります。
その時には、右側に見えていた、擂鉢山が見えなくなる角度に船が来て、
それから、今度は左側に擂鉢山が見える方向に船がまわっていきます。
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