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戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

パラカップ2009 に参加して

2009年04月30日 | ランニング
パラカップ2009 ハーフマラソン 結果 1時間45分25秒


自転車で会場に向かい。受付開始直後に着きました。
まだ、あたりは空いていて、nformationのところに、
代表 ゆきさん がいましたので、
「心配していた暑さも、これぐらいで、良いコンディションになりましたね。」と
声をかけたところ、やや緊張した表情で、
「いや、気温は上がっています。油断しないで、十分に水分補給して下さい。」
と、言葉をかけて下さいました。

私は自分のコンディションと気候のことだけ考えて、
「風もないし、この気温なら消耗も、それほどでない。安心した。」
と思ったのですが、
代表 ゆきさん はじめ、スタッフの方々は、
大会全体のことを考えないといけないお立場です。
ふだん、あまり走りこんでいない方もいらっしゃるでしょうから、
十分な給水ポイントを設けて下さっていましたが、
本当にたくさんの準備を重ねてきてくださって迎えた大会当日
ランナーみんなのことに、気を配って下さっている様子が伝わりました。

スタート地点でも、盛り上がっていました。
「世界の子供たちのために走るぞ。」という声が、
上がっていました。

目標タイム風船をつけた、ペースメーカー・ランナーの
方もいてくれました。これは心強い、と思い、
スタート2キロぐらいで、「1時間45分」の方を抜きました。

まだ、前半、4キロ手前、古市場のトラック3周は、私がトラックに入った頃に3週して抜けてコースに戻って行くランナーは、かなり上位のスピードのある人たちでしたし、
私が3周終わって出て行くときに、入ってくる方は、そこそこのペースの方たち
でした。 このあたりでは、まだ、余裕がありました。


結果は、
昨年11月出場の初ハーフマラソンだった
「2008川崎国際多摩川マラソン (旧多摩川ハーフマラソンin川崎)」の
ネット、1時間41分台前半より、5分も遅かったです。
コンディション(気温、体調などなど)の違いという部分も大きいと
思いますが、「今日のコースは、きつかった」、と感じました。

ほぼ同じ、多摩川の川崎側 ガス橋-二子橋間を使う
「川崎国際多摩川(一昨年は古市場スタートの公認コースだったそうです。
昨年から等々力競技場がスタート、ゴールに変更されました。)」と、
今日のパラカップのコースの違いは、
「川崎国際多摩川」は、一般道路があるのに対して、
パラカップは、全部が河川敷だった点です。

ガス橋-二子橋間の多摩川を、ハーフの距離にするために、
前者は、競技場を出てから、多摩沿線道路を一度、上流方向に向かってから、多摩川に出て、最後も一度、等々力競技場を上流に通り過ぎてから、道路に戻って
競技場に戻るコースにしていました。
一方の今日のパラカップは、前半の古市場のトラッ3周と、
ラスト近くの河川敷の小道を1周(これが、きつかったです!!)で、
ハーフの距離になっていました。

以前は、「道路は脚への負担が大きくて辛くて、河川敷は走りやすい」と
思っていましたが、
上級ランナーの方にとっては、「硬い道路は反発力、推進力が
大きく、走りやすいが、フカフカの場所は、吸収されてしまい、タイムが
出にくい。」のだと知りました。

今日のコースは、河川敷でも、道は未舗装道路という感じで、
硬いのに、細かい砂が摩擦を下げて、反発力をもらいにくいという、
私のようなレベルにとっては、「脚への負担は道路なみなのに、
道路面のようなスピードは出なくて消耗する。」だったと思います。

また、昨年の11月のハーフの時には、河川敷の部分も
今日のコースよりは、速度は出なくても脚にはやさしい、フカフカの部分を走った距離がもっと多かったように思います。

二つの出場したコースを比較して、「今日のは、きついコースだった。」などと
言ってしまいましたが、条件はハーフに出た全員一緒。
ラスト近く、私が減速してしまっている横を、良いペースで抜き去っていった
女性ランナーの方もたくさんいらっしゃいました。
実力が違っていました。


事前にメールやホームページ、公式ブログで知らせてもらっていて、
既に本日出場なさった方がブログに写真で紹介してくれています
ように、1キロごとに大きな、子供たちの写真入り、距離掲示が
ありましたので、ラップを取りやすかったです。
前半10キロは48分、思っていたぐらいのペースでした。

「来るんだろうな」とは思っていましたが、残り3.5キロのところ、
昨年11月初ハーフの時とほとんど同じ距離で、
ふくらはぎ、痙攣が始まりました。
昨年は左、ふくらはぎから、右ふくらはぎに痙攣が広がりましたが、
今日は、左の腿の前と裏が、次に痙攣し始めました。
18キロ地点からゴールまで、3キロちょっとを、18分以上
かかってしまいました。

それでも、大きなケガもなく、完走できて良かったです。
ちょうど、半分ぐらいの距離の時には、
「生まれ育った、川崎で、このような特別な大会に出れることは
何と幸せなことなんだろう!」と、感動しながら走っていました。

これも、事前に聞いて知っていましたが、応援して下さる
ボランティアや皆様(野球少年たち、というのもいました)との
ハイタッチの回数は、数えられません。何度か、手を出して下さって
いるのに、サボりました。すいません。

「ぜっけんの下に、応援で呼んでもらいたい名前を書くと
たくさん応援してもらえます。」も、事前に知らせてもらって
いましたし、
練習会コーチの白方コーチも、「とても多くの応援、呼んでもらえる。」と
コメントしてくれていました。

私は、「いおうとう」と書いて、
「硫黄島キャップ」(父島でおみやげで買える方。青)をかぶって
走りました。何人もの人に、呼んで、声援をしてもらいました。
ありがとうございました。普通のランニングの大会とは
全く別の経験ができました。

「いおうとう さん、頑張って。」という声援なのですが、
「○○ちゃん」 とか、書いていらっしゃる方は呼びやすかったでしょうが、
ニックネームでも姓、名でもないのを書いていたので、変だったと思います。

「ゼッケンに何と書こうか」と迷って、「いおうとう」の5文字に、私の姓の3文字が、順番どおりに入っていることに気がつきました。
こちらが走って通過していく時に、ゼッケンの番号の下に書いてあるのを
読んで、声援をして下さるのですから、読みにくく、呼びにくかったと思います。中には、割と年配の方で、「いおうとう」の「おう」を抜いて、
私の姓そのままに「さん」をつけて、声をかけてくださった方もいました。
どちらにしても、応援してもらっていることが分かり、力づけられました。

きついラストで、ゴールしてもしばらくは、ストレッチもできないぐらいでした。
第二回練習会の集合場所を提供して下さった「山河の湯」が、
足湯を提供して下さることは、
練習会で聞いていて、メールでも案内を受けていました。
(多彩なランナー・サービスがあって、受けたら
寄付金を入れると、子供たちに届く仕組)
「足湯」(20人分、用意してくれていました)は、列になっていませんでしたので、近づいて、協賛の「山河の湯」ご主人に「練習会でお世話になりました。」と
声をかけたりしていると、すぐに空いて、順番になりました。
さっそく、足湯につからせていただこうとした、その時に、
悲劇が!

靴を脱いで、靴下を脱ごうと脚の角度を変えたら、まず、
ふくらはぎが攣って、痛みが襲って、動かすことができなくなりました。
ふくらはぎをおさめようと足の角度を変えたりしようとすると、
今度は、腿の外の表側、慌てて、鎮めようとすると、
次には左足、、、と、、しばらく、もがいていました。靴下を脱ぐのに
こんなに、苦労して時間がかかり
同時多発的に両足のあちこちが攣って動かなくなったことは、
陸上部で短距離をやっていましたが、以前、経験したことがない、すさまじさでした。

筋肉、持久力の鍛え方が足りないし、走りこみ不足で、
実力がついていなかった結果ですので、
まずは休めて、痛みがひいたら、また、練習再開したいと思います。

このような特別な大会に参加できて、
本当に嬉しく思います。
入念に準備をして下さった、スタッフとボランティアの皆さん、
協賛の皆さん、多くの関係者の方々のおかげだと感謝しています。
ありがとうございました。


当日、現地で受付の
「世界の子どもたちへ「小さな贈りもの」を届けてみませんか?」
と、本(ブックオフと提携、ブックオフが買い取り価格に金額を
上乗せして寄付金にしてくれる)と、
夏物、新しいもので、「子供服」「サンダル、くつ」「ミニタオル」を
募集していました。
本と、海外でお土産にと買って配らなかったティーシャツ(安物、新品)と、
「ぎょさん 2足」を持って行きました。 ぎょさん ?

小笠原の方と、前の記事などを読んで下さっている方、
以外の方には、「ぎょさん」が何か、お分かりにならない方が大半だと
思います。

昨年の夏の、ヨコハマHAWAIIフェスティバルの小笠原村ブースで
購入(このブログの記事でも書いてます。)したものです。

父島では、履物の標準は「靴」ではなくて「ぎょさん」です。
ブックマークにあります ブログ「エンジョイ!島ライフ」さんが、
「公会堂での集まりの、入り口に並んだ、集まった島民の、ぎょさん
の多さ」という記事、写真を前に書いていました
( ぎょさんの通販も、「エンジョイ!島ライフ」から行けます。
http://plaza.rakuten.co.jp/ladygray/ )
父島のスタンダードな履物も、こちらでは、あまり、生活習慣と合わないのか、
家の者にも不人気で、使われず買ったままになっていたものです。(少し、ほこりかぶっていたのを払い落として持っていきました。)

距離的にも、気候風土も、関東地方より、フィリピンに近い
小笠原村の父島の「ぎょさん」、たった2足ですが、
フィリピンの子供に届いて、喜んでもらえると嬉しいな、と思います。
「小笠原村」はこのブログ開始のきっかけですので、パラカップを通じて
フィリピンとが、つながれば、と思います。
(「ぎょさん」は、安物そうに見えて、なかなかの優れもので、
父島の土産店でも、買えますが、こちらの靴屋やドラッグストアでの安売りや、
100円ショップなどで見る似た形状のものとは、違います。)


ゴールをして、
メダルを首にかけてもらいました。脚が痛かった、その時にも嬉しかったですが、
後から、じわじわと、嬉しさがこみ上げてきます。

このメダルは、世界に一つしかない 宝物です。
名前も顔も知らない、子供が書いてくれた絵は、
黄色いお皿にパイナップルが乗っている絵です。

来年も参加したいです。
よろしくお願いいたします。


次回出場予定レース
(トップギアのチームで登録していただきました。)
第25回横田駅伝(一人5キロの4人チーム)
開催日:2009年6月7日(日)
開催地:東京都(福生市)

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