オ気楽ナ・・・毎日

休日のドライブや旅先で見つけたモノを紹介しています。
主に、山口県内。たいして珍しいものはないかも・・・

藤ヶ谷大滝にリベンジ

2013-11-04 21:11:23 | 山口県の滝

岩国市美川町根笠、『美川ムーバレー』のところに流れ込む根笠川の支流を、梅ノ木川といいます。

この川の上流に、現在は廃村となっている藤ヶ谷という集落がありまして、その少し下流に滝があります。
これが、『防長四十八滝』にも載っている『藤ヶ谷大滝』。
以前、滝の姿を確認しようとして失敗していたのですが、今回、滝の前に出ることができました。

ムーバレーの駐車場のところから、梅ノ木川沿いの道に曲がり、400mほど行くと

写真中央に見える小さな看板に「この先離合困難」と書かれていますが、ここから急に道が狭くなります。
看板に書いてあるとおり、離合する場所もほとんどない、狭く曲がりくねった道を車で進むこと20分。

支沢からの流れ込みを越える橋があり、滝はそのすぐ下に落ちています。
入口の看板のところからここまで、ワタシの車のメーターで、ちょうど6kmでした。

この渓谷は、両岸から岩が迫っているゴルジュあり、渕あり小滝あり、変化に富んでいて、個人的には木谷峡よりも面白い谷だと思っています。
ですが、途中で車を停める場所がないので、風景を写真に撮るのも難しい。
一度、下流から渓谷沿いに歩いてみてもいいなと思うのですが、大滝までだと、往復12km・・・。
時間的にも体力的にも、ちと辛いかなぁ。

さて、『藤ヶ谷大滝』へのアプローチですが、写真の橋の欄干の手前側から下ります。
ここがもう、滝のすぐ上になっているのですが、大きな岩に遮られて、滝は見えません。
大岩の手前から3mほど降り、一旦、道路の壁まで水平移動。
少し降りて、また、滝のほうへ斜めに降りていくと、滝の横へ出ます。

しまった・・・。
カメラにつけてきたレンズだと、近すぎて画角に入りきらないや。

しょうがないので、また崖を登って車に戻り、広角レンズに交換して、また降りる。

ようやく、滝の全景を撮れたぞ。
深い滝壷を持った、水量のある、いい滝です。

しかーし・・・・・ここまで来たら、やっぱり正面から撮りたいではありませんか。
このまま下には降りれないので、再び道路のほうへ斜めに下り、生えてる竹の間をすり抜けて、また滝の前へ水平移動。
右に行ったり、左に行ったり、忙しいこった。

滝の前に降り立ちました。
この位置でも滝全部が画角に収まらないので、広角にして撮っています。
なので、上のほうが寸詰まりに写っちゃってますな。
目で見るともう少し高さを感じますぞ。
『防長四十八滝』によると、落差は16mだそうです。

幅は3~4mぐらいかな?
見栄えがいい滝なのに、人知れず眠っているのは、もったいない・・・。

実は、この本滝から10mほど下流にも、落差7mの滝があります。
またまた道路ぎわの崖に戻って、そちらを目指しましょう。

本滝の滝壷から溢れた水は、1mほどの落差を挟んで

下の滝へ落ちていきます。
S字に曲がりながら、ナメ状の岩肌を滑り、最後は垂直に。

この滝も、立派な滝壷を持っていますね。

下の滝を横から見たところ。
こちらも滝の前まで行きたかったのですが、急に雨が降りだしまして、ここで引き返しました。

上下あわせて、全部で25mほどの落差。
なかなかの迫力でございました。

滝まで降りる崖は、立木や蔓など掴まるものも多く、注意深く足場を選べば、さほど危険はないでしょう。
ただし、岩の表面に苔が生えているので、滑らないように気をつけて。
あと、マムシが活動する季節は避けたほうがいいでしょうね。


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