オ気楽ナ・・・毎日

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主に、山口県内。たいして珍しいものはないかも・・・

早乙女塚と樋余地小学校跡

2013-10-10 00:52:22 | 山口県の史跡関係

『鶴の里』として知られる周南市八代から、国道376号線を東に向かって走り、岩国市との境を越えたところに、『樋余地』という集落があります。

国道から20mほど入ったところに、こんな碑がありました。

『早乙女塚』だそうです。

由来はこちらを読んでいただくとして・・・・。

この女性は、旦那さんの代わりに切られてしまったわけだな。
泥がついたぐらいで激怒すして刀を抜く侍もそうだし、張本人の旦那はどうなったのか疑問も残るし、なんだか、何重にも納得できない話ではあります。

実は似たような話は全国にあって、ちょっと調べただけでも、県内にいくつも『早乙女塚』が残っています。
萩市むつみ、防府市久兼、柳井市阿月、周南市中須、周南市久米・・・などなど。
少しずつ話の内容は違うのですが、要は、昔はこういう理不尽な事件が数多くあり、しかも泣き寝入りするしかなかったことの表れでしょう。

移転再建と書いてあるから、元は別の場所にあったのかな?

名前が彫られた立派な石は、移転の際に建てられたもので、側に立っているこの細い石が、元々の塚にあった碑なんでしょうね。

『早乙女塚』から奥のほう、正面に見えるのが『ひよじふれあい会館』。
ここは、廃校になった『樋余地小学校』跡です。

左側の古い建物が小学校の旧校舎みたいですが、屋根の形をよく見ると、元々の建物を半分に切り取っているみたい。

ですが、近寄って切られた部分を見ると、特別違和感はない。
廃校になる前に、すでに、ちょん切って使ってたんだろうな。

建物の左手の端に残っている、屋根つきの渡り廊下が、いい味を出していました。

『閉校記念碑』を見ると、昭和63年が閉校の年なのでしょうか。
今から25年も前なんだなぁ。

ところで・・・・。

ふと上を見ると、軒下に、どでかいスズメバチの巣があって、さかんに蜂が出入りしておりました。
危ないから、早く撤去したほうがいいっすよ~~~。


≪おまけ≫

同じ樋余地の集落。

国道沿いに、こんな看板が出ていました。

こちらが『やすらぎ館』なるものらしく、中も覗いてみたかったのですが・・・。
開けるのは土日のみで、しかも予約がいるらしい。

機会があれば、また行ってみよう。


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