オ気楽ナ・・・毎日

休日のドライブや旅先で見つけたモノを紹介しています。
主に、山口県内。たいして珍しいものはないかも・・・

素錬の滝を見せていただく

2013-11-01 00:09:18 | 山口県の滝

『多田渓谷』の後は、岩国市小瀬にある『素錬の滝』に、久しぶりに行ってみることにしました。

『防長四十八滝』にも紹介されていますが、この滝を含む周囲の渓谷は個人の所有地であり、勝手に中に入って滝を見物することはできません。
敷地の側を走る道路からは、遠くから木々の隙間にわずかに覗ける程度でした。

前回来たときから6~7年経っているし、何か状況が変わっているかも・・・という淡い期待もあって寄ってみたのです。

で、道が少し広くなった場所に車を停めて、周囲を確認しようと思ったのですが、停めた場所のすぐ横で、なんと持ち主の方が一人で作業をされていました。
思い切って、「滝を見れる場所はないですかねぇ?」と声をかけてみたら、「そこに階段があるから、この下に降りたらよく見えるよ」と言ってくださいました。

ラッキーーーッ ヽ(`▽´)/

「足元に気をつけてくださいね」と気も使っていただき、とってもいい人でした。

敷地内は、急斜面に谷底から何段も石垣を築き、まるでお城のようになっています。
その、上から2段目のテラス(?)からが、『素錬の滝』を見る絶好のポイントでした。

ここで、滝からの距離は100mぐらいあります。
ただし、谷底から滝に近づいても、上半分の斜滝になってる部分は見えないだろうし、ここから見るのが一番ではないかな?
手前に見えるモミジが色づく時期だと、もっと景色が映えるんだろうな。

落差は控えめに見ても30mぐらいありそう。
『防長四十八滝』には22mと紹介されていますが、もっと高さがあると思うけどな。

持ち主の方の話だと、この谷に壮大に積まれた石垣は、何十年もかけて、時間があるときにこつこつと積み上げてこられたのだそうです。
谷全体を、自分の好みに合わせた庭園に仕上げていく、ある意味、究極と言えるご趣味。
この日も、崖を削って石を埋める作業をされていましたが、気が遠くなるような工程ですよね。

滝を見るということで了承頂いて中に入っているので、他の部分は写真に撮りませんでしたが、谷全体が素晴らしいお庭になっていました。
完成したら、入場料取っても、公園として一般に開放してくれると嬉しいなぁ。