オ気楽ナ・・・毎日

休日のドライブや旅先で見つけたモノを紹介しています。
主に、山口県内。たいして珍しいものはないかも・・・

御上使峠

2013-10-23 00:24:43 | 山口県の史跡関係

先日、『クズシ坂』の石畳道を見て以来、裏街道『中往還』のルートが気になってしょうがないのです。

高森宿→長野→樋余地→中須→須々万→大道理というようなルートらしいのですが、ネットはもちろん、図書館で調べても資料がなく、詳細がわからない。
とりあえず、『中往還』に関係しそうなポイントを選んで、道筋を探りがてら、散策してまいりました。

まずは、以前の記事に何度も出てきた『御上使峠』です。
旧周東町・長野から明神へ県道142号線でのぼっていく途中で、「←石ヶ明神」との標識で左折。

7~800m先、椎尾集落で、写真の標識のところで右折します。
この標識、古びていて、実に見にくい。
見落として、ずーっと先の、「石ヶ明神」集落まで行っちゃいました。

これは余談ですが、「石ヶ明神」の集落で見つけたバス停。

こんな山奥にまで、バスが来るんだ?と、驚いた次第。
しかも、看板がやたら新しい。

さすがに、時刻表を見ると、上り、下りが、一日一本ずつだな。

( ‥) ン?

いやいや、よく見ると、「運行日は火曜日です」と書いてある。
ってことは、週に一便のみなのか? 

ある意味、凄いなぁ。

 

・・・・・話を戻します。

『御上使峠』への道は、昭和50年代ぐらいまで国道376号線として使われていた道なのですが

道幅は狭く、また、今は使う人も少ないのか、かなり荒れています。

カープミラーのミラーが割れているのは、あたりまえ。

標識もカーブミラーも、根元から倒れちゃってますね。

つづら折れに峠を登っていく車道に対し、直線的に上る『中往還』がどこかで交差しているはず・・・と思い、注意して道を探してみたのですが、素人では判別がつきません。

これなんか、前後に神社やお堂があって、怪しいとは思うのだが・・・・。

峠の頂上近くになって、こういうのが道端にありました。
崩れかけた標柱に『日光石・月光石・・・・』と書かれています。
これなんかは、『中往還』に関係しそうなんだけどな。
何か云われがありそうな石ですが、こちらも、調べても何も出てきませんでした。

これが『御上使峠』。
峠であることを示すようなモノは、何もないです。

峠から先は、植林帯を抜けて明るい道になりますが、道幅は狭いので、路肩から伸びたススキで車体を擦りながら進む状態に・・・(>_<)

ここから約500mで、現国道にぶつかりました。
旧道はこの先を直進し、「ひよじトンネル」の上を越えて、樋余地の集落へと出ます。

苦労して走破した割に『中往還』の痕跡は、ほとんどわからなかったな・・・・(ーー;)