先日、『クズシ坂』の石畳道を見て以来、裏街道『中往還』のルートが気になってしょうがないのです。
高森宿→長野→樋余地→中須→須々万→大道理というようなルートらしいのですが、ネットはもちろん、図書館で調べても資料がなく、詳細がわからない。
とりあえず、『中往還』に関係しそうなポイントを選んで、道筋を探りがてら、散策してまいりました。
まずは、以前の記事に何度も出てきた『御上使峠』です。
旧周東町・長野から明神へ県道142号線でのぼっていく途中で、「←石ヶ明神」との標識で左折。
7~800m先、椎尾集落で、写真の標識のところで右折します。
この標識、古びていて、実に見にくい。
見落として、ずーっと先の、「石ヶ明神」集落まで行っちゃいました。
これは余談ですが、「石ヶ明神」の集落で見つけたバス停。
こんな山奥にまで、バスが来るんだ?と、驚いた次第。
しかも、看板がやたら新しい。
さすがに、時刻表を見ると、上り、下りが、一日一本ずつだな。
( ‥) ン?
いやいや、よく見ると、「運行日は火曜日です」と書いてある。
ってことは、週に一便のみなのか?
ある意味、凄いなぁ。
・・・・・話を戻します。
『御上使峠』への道は、昭和50年代ぐらいまで国道376号線として使われていた道なのですが
道幅は狭く、また、今は使う人も少ないのか、かなり荒れています。
カープミラーのミラーが割れているのは、あたりまえ。
標識もカーブミラーも、根元から倒れちゃってますね。
つづら折れに峠を登っていく車道に対し、直線的に上る『中往還』がどこかで交差しているはず・・・と思い、注意して道を探してみたのですが、素人では判別がつきません。
これなんか、前後に神社やお堂があって、怪しいとは思うのだが・・・・。
峠の頂上近くになって、こういうのが道端にありました。
崩れかけた標柱に『日光石・月光石・・・・』と書かれています。
これなんかは、『中往還』に関係しそうなんだけどな。
何か云われがありそうな石ですが、こちらも、調べても何も出てきませんでした。
これが『御上使峠』。
峠であることを示すようなモノは、何もないです。
峠から先は、植林帯を抜けて明るい道になりますが、道幅は狭いので、路肩から伸びたススキで車体を擦りながら進む状態に・・・(>_<)
ここから約500mで、現国道にぶつかりました。
旧道はこの先を直進し、「ひよじトンネル」の上を越えて、樋余地の集落へと出ます。
苦労して走破した割に『中往還』の痕跡は、ほとんどわからなかったな・・・・(ーー;)