オ気楽ナ・・・毎日

休日のドライブや旅先で見つけたモノを紹介しています。
主に、山口県内。たいして珍しいものはないかも・・・

多田渓谷と、渓谷の滝群

2013-10-31 00:02:40 | 山口県の滝

岩国市多田地区にある『多田渓谷』に、複数の滝があることを知ったので、確認に行ってきました。

岩国インターを降りて右折し、国道2号線を岩国市街方向へ800mほど進んだところ、下多田の交差点を左折。
県道59号線を500mほど行くと、右手に『藤河小学校』が見えてきます。
そこからさらに100mほど。
道路右側にある空き地の奥に、白い看板が2つ並んで立っているところが、渓谷への入口です。

実はここ、江戸時代の道である『岩国往来』を、地元の方々が散策路として整備したもの。

『多田渓谷』の遊歩道は、ここから松尾峠に至る『岩国往来』の途中から分かれているらしい。
国土交通省から「手づくり郷土賞」としても表彰されているみたいだな。

案内板には、滝として『渓谷一の大瀧』と『五の瀧』と2つ紹介されています。

さっそく、『岩国往来』に突入します。
のっけから、結構な坂ですな。

入口から300mほどで、分岐点に到達します。
左側、崖のほうに上がっていく道が、『岩国往来』。
むしろ、そっちのほうが脇道っぽく見えるな。

分岐点からすぐ先、はるか下の谷底に、滝が見えてきました。
落差は5~6mぐらいありそう。
てっきり、これが『五の瀧』だと思ったのですが・・・・

さらに100mぐらい進んだら、『五の瀧』の看板。
じゃ、さっきのは何だったんだろう?
ここは、斜面にロープを張って、滝の前まで行けるようにしてあります。

これが『五の瀧』。
落差は4mぐらいかなぁ・・・。
さっきの滝のほうが、落差がありそうなんだけどな。

そこから200mぐらい先にあるのが、『マンガン鉱採掘口』なるものです。
木の橋が架けてありますが、先の「日本ジャンボリー」で世界から集まったボーイスカウトの奉仕活動によって架けかえられたのだそうな。

採掘といっても、試し掘り程度のものだったんかな?
橋から覗くと、ちょっと変わった洞窟・・・といった感じのものがありました。

さらに200mほど歩くと、『三の瀧』の看板。
ここからは滝がよく見えないし、滝前に出る道もないので、強引に崖の途中まで下りてみます。

ここから下に降りるのはちと厳しい・・・という地点で撮った写真。
奥のほうにも落差があって、全部で20mぐらいの高さがありそうだぞ。

と、思ったら、元の道に戻ってすぐ先に『二の瀧』の看板があるじゃありませんか。
つまり、『二の瀧』『三の瀧』が連続して落ちているということだな。
どちらも、5m~8mぐらいの落差がある滝だと思われます。

ちなみに、『二の瀧』を上から見ると、落ち口しか見えませんでした。

さらに30mぐらい進むと、『渓谷一の大瀧』の看板がありました。

覗きこむと、結構な落差がある。

ここも階段をつけたり、ロープを張ったりして、滝前まで出れるようになっています。

ここからだと、一番上の段が見えにくいですが、総落差は20m以上あるでしょう。
五段になっていて、少しずつ方向を変えて落ちています。
さすがに『大瀧』と名付けられただけあるな。

この滝だけでも、大汗かいて歩いてきた価値があったぞ・・・と思わせるほどのものでした。

ただ、さすがにこれ以上坂を登る元気はなく、この上は探索しておりません。

正直、マイナーな渓谷だし、もっとショボイものを想像していたので、滝の規模も、その数も想像以上で、かなり満足でした。

ところで・・・・。

『一の大瀧』『二の瀧』『三の瀧』『五の瀧』とあったのだけど、『四の瀧』は無いの?
あと、『五の瀧』の下流にあった立派な滝は、『六の瀧』と名付けないのかな?