時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

ビギナーズラックの行方

2009-07-28 | essay
わたしは、くじ運がない。
な~んにも当たったことがない。
なので、十数年前のある日、まるで期待感もなく
公募にハガキを出してみたら・・・
とある地方都市の駅前再開発ビルの名づけ親になってしまった~!

正にビギナーズラック。本当にあるんだ~~。
ネーミングが採用されただけでも光栄なのに、
副賞は、バンコク・プーケット・ペアご招待!!
もともと、詩のコンクールの為に初めて買った公募雑誌だったんだけれど、
結局、詩は応募せず、数あるネーミング公募の中のひとつに
たった一枚だけハガキを出した。

いやはや、これもなにかのご縁なのね。
訪れたことのない街なのに応募していいのかしらって思いつつも、
たまたま家にあった、古いイタリア語辞書のなかから
ぴたっとくることばを見つけたので、ハガキを出してみたくなったのだ。
しかも電話番号を書き忘れたらしいわたし。。。
電話連絡ができなかったそうで、わたしの名前が載った新聞が
同封された採用通知に、本当に、と~っても驚いた。

縁もゆかりもなかったその地方都市・・・
たった一枚のハガキで繋がるフシギ。
なんと、オープニング・セレモニーにご招待くださり、
恐れ多くも、知事、市長、地元出身の有名人の方々と並んで、
テープカットまでさせていただいちゃった。
すご~く緊張したけれど、本当に、とっても貴重な体験をさせていただいた。

友達には、「一生分の運を使っちゃってんのー!」
なんていじわる言われたけれど!(そうだったら困る~)

ネットで、今ももちろん立派にそびえ建つ姿を見ると、
なんだか、遠くに隠し子でもいるような(!?) 不思議な気持ち
地元の人々は日常的にその名を口にしているんだ、と思うと何だかくすぐったい。
子ども達に話しても、昔話みたいでピンとこないようだから、
一度家族であの街に行ってみたいな~


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