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ルーツ

2010-07-11 | essay
    


自分のルーツにはたいへん興味がある。

母方の先祖は、大阪の商人だったというところまでしか
よくわかっていない。

父方の先祖は文献が残っているため分かりやすく、
父は、歴史上のある学者の六代目でもあり、
また別の歴史上のある藩士の四代目でもある。
父の代で、まったく別の二つの歴史が重なる。

こういうことって、知らないだけでたくさんあるのだろうけれど、
わかっているってところが面白い。

だからって現在が変わるわけではないのだけれど、
それを自分が知っているか知らないかでは何かが大きく違う気がする。

わたしの子どもたちにも、その血を更に半分受ける者として
伝えていきたいと思うのだが・・・

以前、六年生の教科書でその人物について習う時に、
長男に「このひとの子孫なんですって先生に言ってごらんよ?」
と話したら、

「お母ちゃん。そのひとの子孫が今はどんだけいると思ってんの!
それに、みーんな誰かの子孫なんだよ。」と、バッサリ。

お~~~!
普段割とボ~ッとしている長男の、シャープな言葉にびっくり。

まさに真なり。

でも、折角今のこの代まで伝わったのだから、
君らの子にもちゃんと伝えてほしいものよ。

でも、そう言えば、自分が中学の頃に父に、
歴史の先生に言うように、って云われても
なんだか気恥ずかしくて言えなかったっけな~。
直系じゃないから名字だって違うし~。


ところで。
ルーツといえば、アメリカのあの壮大なスケールの
ドラマ「ROOTS」。
クンタ・キンテ…!

テレビ放映を観たのは中学の頃だったかな。
かなりの衝撃だった。
あのドラマ、ちゃんともう一度観たいな。
現代の青年たちにもぜひ観てもらいたい名作だよね。


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