時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

映画「インビクタス 負けざる者たち」

2010-02-12 | 映画 のこと

洋画の好みがとってもよく似てるともだち mさんと
「インビクタス 負けざる者たち」を観てきた。
(「Invictus」2009年アメリカ)

イーストウッド監督はさすがだ~。
映画のすべてを極めた映画人だね。

前作の「グラン・トリノ」もよかったけれど、
この「インビクタス」の臨場感たるや、物凄い。
映画館にいながらにして、ラグビーの試合まで鑑賞してきた気分。
いろんな意味で、たいへん気持ちよくエンドロールを迎えられる映画だ。

ラグビーチームの真摯な主将を演じるのはマット・デイモン。
そして、モーガン・フリーマン演じるマンデラ氏。
ふたりの人間のこころの通い合いがとても美しい。

そして、ひとりのひととしてのマンデラ氏の
慈愛の精神がよく描きだされている。

そういえばテレビのインタビューでモーガン・フリーマンが、
こんな素晴らしいストーリーは一番素晴らしい監督に
撮ってもらいたいから、イーストウッドに持ち込んだんだ、
と話していたなあ。

世界を動かした、まるで映画のような実話。
詳細は、まだ公開中だから書かないけれど!
モーガン・フリーマンの、この映画への入れ込みようは
マンデラ役のあの英語の訛り具合からもよくわかる。
まさにマンデラ氏そのものに見えてきたよ。
以前からマンデラ氏本人が、自分を演じてほしい俳優に
モーガン・フリーマンの名を挙げていたという逸話にも大きくうなずける。

フリーマン扮するマンデラ氏の発するコトバは
ひとつひとつが燻し銀さながらの重厚感を持ち、
こころに響く幾つものたいせつなメッセージを
伝えてくれている。。。


「I'm the captain of my soul.」
このコトバ、しっかりと受け止めて胸に刻んでおこう。


最新の画像もっと見る