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たいせつなもの。すきなこと。

茶色い古本の魅力

2014-09-07 | 本 のこと



古本市で、おもしろい本を見つけた。

「日本色名大鑑」発行は昭和25年。
これはすごい。いろんな日本の色の名前がそれぞれの色と共に詳しく解説されている。



この青の名前はなんと、「納戸」 なんど??



こちらは「ベンガラ」色。言葉としては聞いたことがあるけれどこういう色だとは知らなんだ~。
黄土を焼いて造った人造の赤土である。 と記されている。
印度のベンガラ地方から多く舶載されてきたことから生じた名前なのだそうだ。

これはこれは。読み物としても興味深いね。



傷みがあるせいか破格の値段。
中はとてもきれいなままなのになあ。
昭和25年で六百円。そのころの600円って他には何が買えたのかしら。

それにしても茶色い古い本の匂いってすきだなあ。
しかもこの本は、なぜか古い紙の匂いに混ざって白檀のお香のような・・・?
発行された昭和25年からこっち、いったいどんなひとの手を渡り
どんな本棚を旅してきたのだろう。

探していたわけではなくとも
わたしを呼びとめる古本の数々・・・。

こういう すてきな本との出逢いがあるから
古本市にはついつい 足を運ばずにはいられません。(^^*)

 

 

 

 



 


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