時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

ちいさい秋の見つけ方

2014-11-26 | essay

 

ちいさい秋みっけ。

紅葉で有名な観光地で壮大な紅葉の山を観ることもそりゃあすきではあるけれど

ひっそりと 街角で色づいてる葉っぱを見つけるのも すきだなあ。

年齢を重ねると、何処かへ行かずとも今いる場所で
ちいさいシアワセをみつけることが上手になる。 ような気がする。



みどりの時も、ここはすきな場所。
ひと月半前はまだ、緑のグラデーションレースだったのね。



身近な場所で自生しているこうしたツタ系の植物ってとてもすき。

実は、いつも通る近所の駐車場の柵にも絡まる植物があり
とてもすきだったのだけれど・・・。

夏の終わりにごっそり引き抜かれてしまった。

毎年春には可愛い葉を芽吹き、
夏にはこれでもかと どこまでもツルと葉を伸ばす力強い生命力をみせてくれる。
秋にはぶどう色のかわいいまんまるな実をつけて、だんだんと色を変えて行く・・・。

ここの植物をいつも目にしながら
勝手に季節の移り変わりを感じていたのになあ。

まあ、管理者にしてみれば雑草なんだよね。
でも通行の邪魔もしていないし、柵が緑に彩られて目にも優しいし
出来ればそのままにしてあげてほしいなあ。

こういう身近にあるちいさな自然ってたいせつ。

「雑草」って呼ばれる植物でも、
通りがかりのひとにこうして思わぬ潤いを与えているかもしれないのにね。
きっとわたしだけじゃないと思うなあ。
今頃はあのかわいいまんまるの実が生っていたのにな・・・ってざんねんに思ってるひと。

次の春に、残った根からまた逞しく芽吹いて
ぐんぐんツルを伸ばすことを、こっそり祈っています。

 


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