時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

ゆめ

2012-08-14 | essay



もうすぐ だいじなともだちだったアノ子が逝って 一年が経つ。
今でも、どうかするとユメなんじゃないかと思うこともあるほど、
現実を未だちゃんと呑み込んでいないわたしがいる。


アノ子の夢をみた。

アノ子は、エレベーターガールみたいな、襟元だけが白い
キレイなスカイブルーのスーツを着て、
カンカン帽をかぶってる。
そんな色の服、着たことないのにね。
あのウェーブをかけた髪は、20代の半ばの頃ね。

うちの店のドアを開けて入ってくる。
いつものようにちょっとヘラヘラと笑いながら。

わたしたちは、これからスカイダイビングに行くのだ。
でも外は風が強くなって、これから嵐になりそうな空模様。
アノ子の顔を見て、なんだかほっとしているわたし。

「ちょっと~、こんな風で飛べるわけ~~??」と笑いながら彼女が言う。

「ちょっとトイレ!先に行ってて!!」とわたしは二階へ。
「早くね~、先行ってる。」 とアノ子は店を出る。

後から外へ出ようとすると、風雨はさらに強まっていて、
さそうと開いた傘が飛ばされてしまう。

次に開く傘もまた飛ばされる。。。
アノ子はどこまで先に行ったのだろう。

わたしは、店の前に立ちすくんだまま わたしの傘が飛んで行くのをただ見送っている。。。


夢でもね、久しぶりに顔が見れて、話せて嬉しかったよ。
幸いなことに、夢に現れるアノ子はいつでも笑ってる。
「クヨクヨスンナヨ~!」っていう アノ子からのメッセージだって思うようにしておこう。








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