すきな建築物
上野の黒田記念館。
ここは、イチョウの葉の舞う頃が一番うつくしい。
スクラッチタイルの茶色とイチョウの黄土色が良く似合う。
数年前の耐震工事でわたしのお気に入りだったNo.1ドアが消えてしまったと同時に、煙突のてっぺんまで覆い尽くしていた蔦も全て剥ぎ取られてしまった。
また生えてこないかなぁと密かに待っているのだけど。
自分が昔書いたブログ記事を探したら、あのすきだったドアと蔦の絡まる煙突の写真が見つかった。
耐震のためだもの、仕方がない。
それでもやはりすきなものが消えてしまうのは寂しいものです。
在りし日のすきだったドア。
そして蔦の絡まる夏の煙突。
美しい緑の館に
ゆっくりゆっくり時間をかけて戻れるといいなぁ。