時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

ヨリミチ公園のヒカリ

2022-12-07 | essay
キレイな黄色だなぁ〜と
近づいたら
積もった落ち葉の上に寝転んでお爺さんがお昼寝してた。
たっぷりの陽を浴びて
気持ちよさそうだったな。

シゴト前のヨリミチ5分。
陽射しを瞼にうけて
緑の空気をめいっぱい胸に吸い込む。

このヨリミチ公園のベンチで
背中を丸めて本を読むひとりの青年を時々見掛ける。
本に覆いかぶさるようにのめり込んで読書する姿勢がとても印象的なのだ。

わたしは、ひとが本を読んでいる姿を見るのがすきだ。
公園で、カフェで、電車で。。

本に向かっているとき、
ひとはからだ半分、ここでない別の世界の扉のなかにいる。
わたしには、その半分透明になっているような姿が何故だかとても崇高にみえるのだ。

昨今、電車で本を読むひとはめっきり減ってしまった。
スマホの中の本を読んでいるのかもしれないけれど、
紙の本でないと、あの別世界の扉感はないんだよなぁ。







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