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たいせつなもの。すきなこと。

図書館の魅惑の小引き出し

2012-12-09 | 古い建物 のこと



わたし、子どものころ 図書館の索引の引き出しを開けるのがとてもすきだったんだ~。

図書館員さんの手書きのカードが整然と並ぶあのたくさんの小引き出し。

子どもの頃、あの引き出しを開けるとなんだかすごい文学少女になったような、大人びた気分になったものだ。

いつからか、本の索引はどこもデータベース化されてしまって、便利だけれど味気ない。
近頃あの小引き出し 見かけないよね。さみしいな。

この前、イーストウッド監督映画の「J.エドガー」を観ていたら・・・!

豆知識~!
あの図書館のインデックスのシステムを初めて考え出したのは
FBIの初代長官ジョン・エドガー・フーヴァーなんだそうだ~。へええ~!

古い木製のインデックス棚、いっそ欲しいくらい。
一度アンティーク店で売っているのを見かけたのだけれど
高価な上に、大きすぎてとてもとても家には置けません~。

お払い箱になった、図書館のあの小引き出したち。
いろんな場所で気づかれることもなく眠っていたりするのでしょうね。。。

世の中、利便性ばかりを追求していくと、
なんだかいろんなものが削ぎ落とされていくようで寂しいね。
「必要な無駄」ってものが、実はひとのこころの幅を拡げてくれるのかもしれないのにね。


   




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