現代っ子の女子の足はデッカイ。
24.5とか、25なんて現代では普通サイズかも。
うちの6年生の娘、背は小さいほうなので
4年生くらいにしか見えないのだけれど、
うわばきがきつくなったというので買いに行って試し履きをしてみると
うわあ。24cm!とうとうわたしと同じ。
お母ちゃんのこれ頂戴。と、わたしのペタンコサンダルを
我が物顔で履くようになった。
自分の靴のサイズが、母のサイズと同じになった時のことを
ふと思い出した。
母は小さくて華奢なひとだったので、靴は22.5cm。
わたしの足が母のお洒落なブーツにぴったりになった時、
ちょっとおませな気分になったっけ。
それでもまだまだ履いて外には出られないほどのコドモ。
「これ、オネエサンになったら履かせてな!」って
母に約束してもらったものだけれど、
あっという間にわたしの足は大きくなって、母のブーツはすっかり小さくなってしまった。
もう今はない、母に良く似合っていたあの憧れのブーツ。
上品なグレーのタイトなスウェードブーツ。
母のブーツ。
娘のくつ。
こうして 時間は 積もって廻って ぐるりぐるり。