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たいせつなもの。すきなこと。

「てんとう虫の歌」

2010-02-16 | essay
「てんとう虫の歌」
このアニメを懐かし~って思う世代はまさにアラフォー!

小二の娘に、面白いの借りてきて~と言われて
アニメのDVDコーナーをぶらり。

うわ~。懐かしいアニメもいっぱいあるのね。
思わず手に取ったのは「てんとう虫の歌」!
原作は「巨人の星」「いなかっぺ大将」の川崎のぼる氏。

両親を亡くした七人きょうだいが
貧乏にめげず力を合わせて明るく生きるハチャメチャコメディ。
いかにも昭和のひととひとの繋がりが
今よりもっと密で人情味に溢れていた時代。

一話一話とても味があって、つい引き込まれちゃう。
二年生の娘もどっぷり!
五年生の次男も「ありえね~!」とか言いながらも
一緒に観入っていた。

小学生がバイトしながら子どもだけで暮らしてゆくなんて
もちろんありえないけれど、六年生の長女月美を母がわり、
五年生の長男火児を父親がわりに、
きょうだいがいろんな問題を起こしながらも力強く生きてゆく

なんか、いいねえ。生きる力がみなぎっている。
現代の子どもにもこういうアニメを放映してほしいものだなあ。

今のアニメを非難するつもりはないけれど、
あの時代のアニメのように、
子どもたちへのメッセージみたいなものが
ダイレクトに伝わってこないように思う。

「てんとう虫の歌」みたいに、泥くさいけれど
等身大の子どもを描くアニメこそ
子どものこころにストレートに入るんじゃないかなあ。

うちの子たちが観るアニメをちらちら観ていると、
一部、ほのぼのとしたものもあるけれど、
闘って切ったり切られたりして流血ものが多いし、
女の子向けのは恋愛絡みが多すぎ!
なんだか、視点がオトナなんだよなあ。
オトナのファンを対象に製作されているとしか
思えないものが多すぎる気がする。
まあ、商業的ないろんな要素も絡んでいるのでしょうが。

今改めて昔の良き時代のアニメを観て比べてしまうと、
この今の時代にこそ純粋に子ども向けのアニメを
作っていただきたいものだなあ、とつい思ってしまうのであった。。。

「てんとう虫の歌」は1974年~1976年まで二年間も放映。
道理で主題歌だって歌えちゃうはずだ!
近所のレンタル屋さんには4本目までしか置いてなくて、
娘は続きを観たくてしかたがないっ。
他のお店を探してみようかな~


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