時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

夢のなかの扉

2013-12-10 | essay



夢の中で。
古いお屋敷の中をひとりで歩いている。
青銅製の透かし彫りのある観音開きのドアを押して中をのぞくと
広い広い優雅な化粧室になっている。

ここは知っている。
ここには昔、夢で来たことがある。 と、夢の中でわたしは考えている。

現実では来たことのない場所。
夢の中でだけ行ける場所。
こういう場所って普段はどこに浮かんでいるのだろう。
時空の狭間?わたしの脳内?それとも誰でも行ける共通の夢の世界?

目覚めてからも、懐かしい場所へ行ってきたような不思議な気持ち。

これって・・・。 はたまた、かたちの違うかつてのわたしの記憶の断片?

うまれかわり。輪廻転生。そういうものがもし本当にあるとしたら
この懐かしい感情にはなるほど納得、かもね。 


 


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