巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

「おデブじゃなかったよ!」

2006年05月25日 15時28分26秒 | Weblog
 今日、動物病院へ行ってきました。別にウチのラブのジュエルが病気したわけではありません。フランスでも一年に一回、強制になっている狂犬病予防接種を受け、ついでに健康診断をしてもらったんです。担当医は金髪のショートカットのおばちゃまで、ドクター・シルヴィ。看板犬にはキャバリア・キング・チャールズがいるんですが、これがメチャおとなしい。どんな動物がきても、しら~ん顔してドクターの机の下でねんね。ジュエルなんか遊びたくてしっぽをフリフリ、いろいろけしかけるんですが、完璧に無視されてました。まぁ獣医さんとこの犬が、犬猫が来るたびに大騒ぎしてたら困りますけどね。
 さて、ラブラドールという犬種は鈍感なのか、諦めがいいのか、診察台の上でジーッとされるがまま。まっ、家でも強引な身体の各部位のケアに耐えてるから平気にもなるか……。「ドクターの触り方のほうが、やさしいよ~」って表情で、目鼻口の検査、心音のチェック、おなかにしこりがないかの触診を受けてました。注射の針が刺さる瞬間にピクッとだけするのは人間とおんなじ。で、お尻の穴から体温計を突っ込まれ、体温を計ったあとは「プ~」なんてオナラしたもんだから、ドクターに笑われてしまいました。
 で、ドクター・シルヴィ、中肉中背の平均的なフランス女性ですが、すんごい力持ちです。体重測定はどうやってやるのかなぁ……、と思っていたら、ひょいとジュエルを抱えて、体重計にのってましたね。合計からドクターの体重を引こうってわけです。な~るほど。で、結果は32キロでした。
 ところで、ウチのラブは「絶対に太り過ぎ!」と言ってくださった皆さん、よ~く聞いてください! “ジュエルはデブじゃないそうです!!!” 
「ドクター、ウチの子、太り過ぎですか?」とおそるおそる訊いたら、
「いいえ、もともとラブラドールは胸板が厚くて、がっちりしてる犬ですからね。やせてはいないけど、ノーマルですよ。それにこの子はスポーツしてるでしょ? 筋肉がついてますもの」と、ドクター・シルヴィ。
 そうなんです、ジュエルは毎日、ボール遊びを最低でも1時間、そのあと水泳もしてるんです。きっとジュエルがデブに見えるのは筋肉モリモリ系だからです! ドクターのお墨付きをいただいたから、自信を持って大きな声で言えるのだ! よかった!
 さて、フランスの獣医さんにいくら払うのか知りたい方のために、本日の料金をお教えしますね。注射が42ユーロ、健康診断が10ユーロ、締めて52ユーロでした。
 あと写真は、ジュエルの健康手帳。こっちの犬猫はみ~んな持ってます。右上にかっこで書かれてる(REINA)ってのは母犬の名です。母犬の話は、このブログのいちばん最初に書いたので、まだ読んでない方は4月分でさがしてください。