巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

パリの犬はお洒落じゃない

2006年05月03日 05時59分55秒 | Weblog
 サッカーのワールドカップ・ドイツ大会が目前に迫った今、日本代表のブルーのユニフォームのワンちゃん用が売れてるんですってね。愛犬といっしょに「ガンバレ! ニッポン!」ってさけびながらテレビ観戦。う~ん……、お洒落ですね。
 さて、モードの都・パリ。さぞかしワンちゃんたちも色とりどりのコスチュームに身を包んで、小粋でしょ? と日本の皆さんは思ってるかもしれませんが、それが、まるっきり逆! ほとんどの犬は裸のまんまですよ一年中。寒さに弱い小型犬が冬場にせいぜい背中にカバーをつけてるくらいで、洋服を着て歩く犬は、とんと見かけません。
 しばらく前のことですが、こちらのテレビで、日本のペットブームのルポルタージュをやってました。で、大々的に取り上げていたのが、犬に洋服を着せてるという事実と、ペットショップで売られているアイテムの多さ。翌日のドッグラン、放送を見たフランス人たちは「日本の犬は服を着ている!」と大ウケ、すんごく驚いてました。また、ある見本市で犬の洋服ばかりを並べたブースがあって、「おお、ついにフランスでも」と思いきや、売り子はさけんでた。「みなさ~ん! 日本からの届いた犬の洋服で~す。めずらしいでしょう? どうぞごらんくださ~い!」って。フランス人たちは興味津々でのぞいてましたが、残念ながら売れてませんでしたね。
 愛犬を着飾らせるという文化、どうやらアメリカ、日本、韓国あたりが中心みたいですよ。
 じゃ、パリ旅行をしても、愛犬にお洒落なお土産はないの~……、とお嘆きのあなた、ご安心ください。あります、あります、一流ブランドの首輪やリードが! ルイ・ヴィトンにも、シャネルにも! それはそれは素敵ですよ、やっぱり。が、しかし、ブティックのウィンドーでは見かけても、パリの街中で、そういうブランドの首輪をつけたワンちゃんは、まだ見てないなぁ……。もしかしたら、あれは日本の観光客向け?
 まぁ、ケチなフランス人たちは首輪やリードにお金はかけませんねフツーは。私だってウチのラブに買ってやる気はゼロ。だって、毎度、水に飛び込む犬に革製品なんてもったいない、鎖でじゅうぶん!
 あと、慣れの問題だと思いますが、日本のワンちゃんて、洋服着ても動きにまったく問題ないですよね。友達が録画して送ってくれる『ポチたま』を見て
いつも感心してるんです。ウチのラブなんて、娘が遊びで背中に一枚布を巻きつけただけで歩行困難に陥り、フラフラ、ヨロヨロに。その姿、かなり笑えますもん。