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衛星通信記録5月4日(木)

2017-05-04 07:31:09 | アマチュア無線

本日午前7時晴れ17.2℃ みどりの日

【Meteor-M N2】GIS 2回のパスの合成画像、自動で出来上がっていました。

【Meteor-M N2】19:17&20:56

↓2月28日の記事再掲、2か月経過  Tof's web pages

【GIS事始め】「MeteorGIS」は、M2_LRPT_Decoderで解読されたものから画像を抽出し、それらに形状を追加する機能を持ち、地球緯度経度(地図)上に投影された画像等を作成するための無料プログラムです。

【GISとは】Geographic Information System : 本来は「地図」をベースとし、その上に「人」や「物」などの位置情報をプロットし、それらに付帯する情報(属性)を管理するシステムのことですが、上記「MeteorGIS」では、このようなシステムの一部を垣間見ることが出来ます。

【MeteorGISの機能】今までMeteor-M N2で取得した画像を紹介して来ましたが、これは気象衛星「Meteor-M N2」が撮影したそのままのもので、云わば「撮りっぱなし」の画像であった訳です。もちろん取得した画像を「LRPT image processor」に掛けると、Remappedを始め温度分布、植生、赤外線など7つの画像が生成されます。MeteorGISでは、これらの画像以上の加工を施し、より見やすくする機能を持っているということです。例えば6分毎に画像切換えの太い線(情報無し部分)が入ってしまいますが、これを補正して区切りが殆んど分からない画像になるのです。この辺は驚きです。

【説明書】このソフトの説明は「default.ini」イニシャライズファイル(構成設定)にあり、機能を理解するために「よく読みなさい」とあります。機械翻訳し、A4サイズのメモ帳にフォント14ポイントで貼り付けたら、9ページありました。割り合い読みやすく翻訳されました。少しずつ読み込んで行こうと思います。自局の位置情報もこのイニシャライズファイルに書き込みます。単純ですが、その自分の位置に十字架を表示しますか「yes」で表示されるという具合です。「」:ffff00 「◆」:cc3030

【新たに分かった機能】(本日:5月4日記述)当初からあった機能になりますが、今まで気が付きませんでした(JA0CAW局に教えていただきました。Tnx.)それは「最新2回のパス画像を自動で合成する」というものです。何としても自動であることに驚きます。上記の画像のように1回のパスで15個もの画像を中心にしたファイルが生成されますが、それに加えて6つの合成されたファイルが生成されます。結果として上記の画像のように2回のパスで36個のファイルが保存されたことになります合成されたファイルを作るためには、2回のパスのみを収納するフォルダーを指定する必要があるところが「みそ」です。それにしても不思議なのは、前のパスから約1時間40分経過しているので、当然雲の形状が違うはずですが、不自然さがなく合成されていることです。この辺の画像処理の仕組みは残念ながら想像がつきません。

【MeteorGIS余話】このソフトの作者はフランス人で、九州の福岡に住んでいるのですね。紹介したサイト「Tof's web pages」には彼の取得したMeteor-M N2の画像がギャラリーの形で紹介されています。それを見るとうまく3回連続のパスに遭遇すれば、3パス分の画像が合成出来るのかも知れません。それから、そのサイトには3つのプログラムが紹介されているのですが「Accent!」と「Multi Clipboaud」も面白そうなソフトです。

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