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平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
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衛星通信記録11月5日(土)

2022-11-05 10:55:06 | アマチュア無線

本日午前7時曇り11.1℃

【GREENCUBE】 『滞在1時間以上の衛星に親しむ』 どんな衛星かは、別記するとして、この衛星はDigepeaterを積んでいます。そのDigepeaterを使った通信方法について解説して行きます。軌道高度は5,500kmから6,000kmくらいで、JA上空での滞在時間は77分くらいのパスが多いようです。つまり1時間以上見えます。Foot PrintもEUまで広がることがあり、南はVK全体を包んだりしています。

【注】 JE1CVLの方法は、JM2FCJさんがBlogで解説している方法とは別のもう一つの方法です。

【JE1CVLのPC環境】 Win11 64bit

  Digepeaterを受信してみる 衛星のIDは「53106」TelemetryとDigepeaterの周波数は「435.310MHz」Modeについては、続いて述べます。Digipeaterですから同じ周波数でのアップダウンになります。

 アンテナを衛星に向けます。普段衛星通信に使っているアンテナで十分と思いますが、自動追尾が望ましい。最大仰角付近での固定ビームでもDigepeat可能と見ています。

 JE1CVLの送受信環境は、アンテナ19ele Cross Yagi or 15ele Yagi 水平スタック + アンテナ直下型プリアンプ Rig「FT-847」(内蔵プリアンプON)

 Degipeaterを受信する道具は何を使うか。ウクライナの「UH7HO」アンディさんの開発したSoundModemを使います。DegipeaterのボーレートはFSK 1,200baudですが、フォーマットが違うため、専用のSoundModemでないとデコードしません。それをアンディさんが開発したということです。彼のホームページにありますが、JE9PEL/JR6(石垣島)脇田さんの11月2日のBlogで紹介されていますから参照されて下さい。(管制局が作ったDegipeaterツールもありますが、別記)

 アンディさんが作ったもの一式をダウンロードして解凍し、フォルダーに置きます。中身は3つあります。専用サウンドモデムのSSB版とFM版、それとClientとしてのDegipeaterツールです。三つ目のDigepeaterツールでDegipeaterがONの時、Packetsを受信、送信します。

 アンテナを衛星に向け、リグで周波数を合わせて受信します。衛星通信をする場合のように受信にDopplerを掛けると良いのですが、レポートによると中心基本周波数の435.310MHzが不安定のようです。ですからまず、最初は435.310より高い方で聞こえてくるはずですから、その辺を探って信号を見つけます。Telemetryは、45秒に1回流れます。さて、受信するモードですが、アンディさんのSSBバージョンではLSBかUSBで受信、FMバージョンではFMで受信することになります。JE1CVLは、FMバージョンは立ち上げて受信して見たことはありますが、Decodeは出来ていません。それとSSBバージョンでは、USBでやりました。LSBは、11月4日夜のパスで試したところDecodeしませんでした。どんな音で聞こえるでしょう「ピギャー」です。

  Soundmodemのウオーターフォールのところに細い白い線の両脇に上向き赤三角と下向き青三角の付いたスライダーがあります。この幅がFSK1200bpsの幅ですから、この中に受信信号が入るようにします。信号が受かるとパラッとTelementryが画面に出ます。ClientとしてのDigipeaterツールはSoundmodemに続いて立ち上げるのですが、こちらには、DigipeatしたPacketsしか表示されません画像は、JM2FCJ局が信号を上げている様子ですが、上げる度にDegipeatしている感じで素晴らしいです。この時JE1CVLは受信のみでアップにチャレンジせず。

  さて送信ですが、リグのData端子からPCに繋いで、普通のPacket通信が出来る状態に接続設定してあれば、それをそのまま使うことが出来ます。最近のリグでは「FT-8」のPTTが容易に出来るようにリグとUSBを直接接続するようになっているので、それも使えると思います。

  Digipeaterツール上で「Send」を押せば送信状態になるはずです。COMポートの指定が合ってないと送信しません。「To Call」のところに「CQ」なりの文字が入っていないと送信しませんそれともう一つ、当然のことながら、PC内蔵のサウンドカードが受信・送信の役割を担う訳ですが、送信の設定でスピーカーの音量を上げ過ぎると、送信状態にならないことと併せて、正しいToneの載った信号が出ません。もう一台リグがあれば、送信信号をモニターして見るのが良いです画像はJE1CVLの信号がDigipeatした様子です。この時交信は成立していません。JK2XXK局を呼んだPacketsが上がっています。JM2FCJ局とBG5UZW局に呼ばれ、それぞれ応答Packetsを上げようとした様子ですが、Packetsが上がらなかったという状態が読み取れます。

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