平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
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衛星通信記録3月4日(土)

2023-03-04 08:07:17 | アマチュア無線

本日午前7時快晴0.1℃ かろうじて氷点下ではないが、霜が降りていた。まだ寒い

昨日日中、ウグイスの鳴き声が聞こえたが、まだ小さい声でやっと鳴いていた。今日は10時半ころ少し綺麗な鳴き声で聞こえた。

昨日夕方、西の空に、金星と木星の接近が見え、綺麗に輝いていた。

 【Vinary editor】「Stirling」(スチルリングと読むか)◇開ける.jpgと開けない.jpgをバイナリエディターで中を覗いて見ました。開ける.jpgには、SOIマーカーとしての「FF D8」がありますが、開けない.jpgにはこれが見当たりません。さらに開けない.jpgには、その後のアドレス行のどこを見ても、FFで始まるマーカーが見当たらない。

 【重要】 SOIマーカのことを「ヘッダー」と呼んでいいと思いますが「FF D8」の2バイトで表されます。結局画像パケットをダウンロードする時、このパケットを見逃す(取りこぼす)と、デコーダーは「同期コードが受信されていません」と表示される。ということです。(Via K4KDR Scott by JE9PEL/JR6)

【今後】となると今後は何としても先頭パケットを見逃さず(取りこぼさず)取得することを目指すべきか

 【FO-118】「CAS-5A」14:58のパス ◇録音IQ.wavファイル◇ ドロップボックスに置きました。画像化出来ませんでした。デコードの様子は、SDR#で再生し、仮想ケーブルでHigh Speed Soundmodem に渡し「FSK G3RUH 4800bd」で見ることが出来ます。

【衛星から画像を降ろす】 FO-118「CAS-5A」は、カメラを3台積んでいて、地球を撮影した画像が衛星内に保存してあります。その画像を地上からコマンドを送って、ダウンロードすることが出来ます。昨日ダウンロードに挑戦し、コマンドが通り、ダウンロードに成功しましたが、画像化までには至りませんでした。取り組みの概要を簡単に説明します。なお、JE9PEL/JR6脇田さんが、Blogでその様子を紹介していただいてあります。いろいろアドバイスいただいています。Tnx. また、JH4XSY/1岩本さんも取り組んでいるようで、Blogでその様子が紹介されています。

この衛星の全貌は、中国のアマチュア衛星の主任技術者Alan Kungさんから送っていただいた、英文27ページのPDFファイルを見れば分かります(脇田さんがBlogで紹介しています)

画像生成までのプロセスを、順を追って説明すれば良いのですが、まず画像のダウウンロードをどのようにしたかについて説明します。

 【送信】周波数145.975MHz ナローFMにDTMFコマンドを重畳させた信号を衛星に送ります。Dual-Tone Multi-Frequencyはプッシュホンでも使われている「ピポパ」です。最初の命令コマンドは、降ろすこと起動の「*ABC#」続いて、画像リクエストとして、欲しい画像のナンバーを上げます。例「*A07#」これはAシリーズの7番画像の要求コマンドになります。コマンドは、いずれの場合も5桁です。画像はA/Bシリーズに60枚ずつ計120枚あるようです。現在、海外局が画像取得に果敢に取り組んでいて、SP5LOT局はAの7番と9番の綺麗な画像の取得に成功しています。

  コマンドアップを一人でやっても上がらない場合があるかもしれないと考え、JA3IKC奈良の東口さんにご協力をいただくことにしました。奈良と埼玉飯能で同時にコマンドを上げようという算段です。東口さんは通常の衛星追尾システムでリグはIC-9700、このリグには「DTMF」メモリーがあり、起動コマンドとリクエストコマンドを設定していただき、交互に送信してもらうことにしました。一方当局はTM-D710でこのリグにもDTMFのメモリーがあり、同様のコマンドを設定して、交互に送信することにしました。TM-D710 の操作方法はマイクのPTTを押しながら同調つまみを押し、メモリーしてあるDTMFを選んでもう一度同調つまみを押すとDTMFが重畳された信号になるという仕組みです。

    【受信】アンテナは通常の衛星追尾システム◇周波数435.650MHz ナローFM 受信はリグではなく、ダウン信号を8bitのBaseband録音するため、SDR#1831と「Fun Cube Dongle Pro+」を使いました。RTL-SDRでも出来ます。昨日15:07のパス、飛来を待ちました。ドップラーは手動で大丈夫と思い、SDR#に周波数を設定してアンテナ自動追尾開始、最初断続信号のTelemetryが見えました。その後コマンドが通ったと思え、連続のダウン信号になりました。気づいた後に録音開始(録音が遅れたので.JPGのヘッダーが取れなかったのかも知れない:要調査)連続信号が見え続き、8bit Basebandで96MBのIQ.wavファイルが取れました。LOS近くになって断続のTelemetryになっていたので「1画像下し終わった」のかなと思いましたが、定かではありません。

  【デコード】 録音したIQ.wavファイルをSDR#で再生し、Soundmodemに渡し、さらにそれをデコーダーで受け取って画像化を試みます。結果としてフォルダーに.jpgファイルが生成されていましたが「フォーマットが違う」のエラーメッセージが出て、見ることは出来ませんでした。

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