●本日午前7時曇り4.3℃ 冷え込み少し弱まりました。
【おさらい衛星教室】
【AO-27スケジュール運用】AO-27は、現在スケジュール運用されていますので、いつ中継器(FM Transponder)がONになるか決まっています。いつを起点にスケジュールの開始時刻を決めているかと言いますと「昇交点通過時刻」です。衛星は、地球を一周する間に2回赤道面を通過します。南から北へ北上する時に赤道面を通過する場合を「昇交点」逆に北から南へ通過する時を「降交点」と呼んでいます。
◆ ↑ 画像のスケジュール表を見ながら夕方の北上パスの場合を考えます。夕方のパスでは南極、オーストラリア大陸の順で通過し、ニューギニアの北で赤道面にさしかかります。当局の場合は今のところ「昇交点通過時刻」の算定方法が分からないので、CALSA32でAO-27のFootPrintを赤道通過時刻まで戻してアナログ的に目視してその時刻を割り出しています。その割り出した時刻に7分20秒を加算すれば、それが夕方のパスでの中継器ON時刻となります。しかし、これだと合いません。今までの経験から誤差があり、誤差時間1分15秒を加算するとほぼ5~6秒の差で合います。ここのところでまだ誤差がある訳ですから「1分15秒」を「1分10秒」にしたらどうなるかと考えています。朝の南下パスも同様に算出することが出来ます。
【AO-27明日の朝のパス】当局のロケーションで「06:33」AOS ◆ ON時刻予測 ブラジルの北で昇交点を通過し、北米、北極海を通り、日本列島へ南下するパス。昇交点通過時刻が画像「06:00′30″」ではまだ僅かに南です。10秒加算します。 昇交点通過時刻06:00′40″ スケジュール加算37′10″ 誤差時間-10″(従来の経験から) ON予測時刻「午前6時37分40秒」◆20秒間Telemetryが出た後、4分間中継器がONになります。
【韓国の気象衛星】JA3IKC東口さんが、韓国の気象衛星の画像を受信解読するべく挑戦中です。信号受信は出来たようです。解読ソフトはLinuxであり、ラズベリーパイに組み込んで解読まで持っていく必要があるとかで、只今奮闘中とのこと〔紹介記事〕
【ロシアの記念局】衛星にもQRVしています。しかしオペレーターが「アールゼロ」または「アールゼット」と聞こえる発音しています。QRZ.COMで検索すると「アールオー21エヌワイ」でないとヒットしません。オペレーターが自局のCallSignを正しく言えないというのも困ったものです。
【AO-91】管制局が止めたようです。
【ISS SSTV】今回は、ずいぶんロングランでSSTVを降ろしています。試しに受信。09:13 最大仰角25.6°∠天頂から北の子午線を横切るパスなので、途中でローテーターが反転しないようにフリップモードで追尾。SSTVを出したままAOSして来ましたので、最初の画像は頭切れ、真ん中のだけ取れて、3回目の画像はLOS近くになって出し始めたので、こちらの画像は尻切れ。
【AO-92】09:40 U/V ■交信(FM:Tone67.0Hz)JA2NLT JA6EGM ◆Payloads:58
【AO-92】11:13 U/V ■交信(FM:Tone67.0Hz)JA6EGM JA1FMU JA6PL ■受信 DU9JJY⇐ロケーションからして、関東からではLOS近くになってQRVして来ます。 ◆Payloads:70 ⇐Audio的には良好なパスでした。
【AO-27】18:18 V/U FM ■交信 JA6PL JS6DRQ JH7JHX ■受信 DU9JJY JH6DOK 7L1ETP
【ON時刻予測】 ↑ 昇交点通過時刻18:15′29″ スケジュール加算 7′20″ 誤差加算1′15″ 18:24′04″ 実際のON時刻 18:23′58″ 予測より6秒早くONになりました。