熊本日独協会/熊本・ハイデルベルク友の会

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「宗教曲の夕べ vol.2」 リサイタル鑑賞記

2022-09-12 13:58:49 | 雑記
熊本日独協会理事吉田李佳( Yoshida rika )さんのソプラノリサイタル
「宗教曲の夕べ Abendkonzert der Kirchenmusik vol.2」。
ご本人からの報告が9月5日になされました。
別途、リサイタルを拝聴した一人として鑑賞記を書いてみたいと思います。
と言っても、音楽のあれこれについてではなく、周辺雑記というべきものです。

9月3日土曜日15時からの部を申し込み、熊本市草葉町教会に出かけました。
 (中 略)
1曲目が終わり、係りの方に扉を開けてもらい中に入ると澄み切った声が降ってきました。
2曲目は聖歌
   「いとよきものを~悩む世人のために
            ~罪、重荷を除くには~とうとき泉あり」
ここで換気休憩。照明が点り、壁の時計を見ると午後3時半。
70人程の席はすべてふさがっています。
説教壇は入口の正面ではなく左隅角に。その左斜め上に小さなパイプオルガン。
ここのバルコニーに聖歌隊が立つでしょう。

         

灯りが暗くなり、蓑毛富子(Minomo tomiko)さんのオルガン独奏
   「主よ、人の望みの喜びよ」
続いて、吉田さんとこれも熊本日独協会理事の岩佐銘江( Iwasa fumie )さんとの二重唱
   「ドイツミサ曲」より第1曲「悩みのときに」ほか3曲
    オルガン独奏による第9曲「主の御稜威の前に(補遺)」
バルコニーに立つソプラノの吉田さんは白、メゾソプラノの岩佐さんは黒のドレスでした。

そして、再び換気休憩。
最後は吉田さんのソプラノ独唱 
   「オラトリオ『メサイア』より」
午後4時を回り、アンコール曲の「主の前にひざまずき」で静かに終演。
外に出て人影が消えるのを待ち、熊本草葉町教会の前景を写しました。
周囲の建物に溶け込みひっそりと建っています。    (M.S.) 

       

なお、演奏曲目、演奏順その他に誤りがあればその責めはすべて投稿者が負うものです。                    

ここから(中 略)とした部分を付け加えます。
「宗教曲の夕べ」とは程遠い「しまらない話」です。
もしも、引き続き読まれるなら、そのつもりでお願いします。

熊本市中心部を縦断する国道3号線。最も主要な交差点が「水道町交差点」である。
北から来るとその1つ手前の国道左手沿いに「白川公園前バス停」がある。
白川公園の場所には戦前は熊本県庁舎があり、現在は公園に隣接して熊本県熊本中央警察署の庁舎が建っている。この庁舎は「1990年にアートポリス構想で建築され、熊本市内でも目を引く逆ピラミッドの外観(熊本県ホームページより)」を有している。
熊本草葉町教会は白川公園のすぐ近くだ。
リサイタル当日、白川公園前バス停で降車する。開演まで残り5分。急げば間に合う。
横断歩道橋を渡り、3号線沿いに南に進み50メートル、ネットのマップで目星をつけていた2つ目の通りに入る。この右手でそう離れていないはずだ。ない。
引き返して、もう1本南の通りに入る。えーと右側、右側。見つからない。
もう1本、南の通りに。さらにもう1本。
そのまま通り抜け、メインの「上通アーケード街」の手前の「上乃裏通り」に出る。
近くにコンビニがあるので尋ねようかとも思うがショルダーバッグを肩からおろして深呼吸。
スマホの地図では400メートルと出る。もう15分以上経過している。
上着を脱ぎ右の小脇に抱え、左の手で握ったスマホの画面を見ながら上乃裏通りを北に急ぐ。
先ほど探した右側の通りを1本、2本、3本過ぎ大きな通りを横切る。
これはバス停から渡った歩道橋からは最初の国道3号線から上通りにつながる道路だ。
そこから1本目、2本目と右側の路地の向こうを見通すが教会がありそうな気配はない。
スマホの地図の距離も400メートルのまま、電柱の標識は「坊主通り」とお寺の多い一角だ。
思い直して、もと来た道を引き返してコンビニの横まで小走り。もう汗びっしょり。
左側の路地なのかと疑心暗鬼になる。
改めて別の検索エンジンで「熊本草葉町教会」を探すと「上通(かみとおり)アーケードを肥後銀行角で右へ徒歩3分」との説明。スマホをバッグにしまい走る。
3本目の大きな通りにぶつかり右へ。雰囲気的に左手にありそう予感。
そうして急ぐともう3号線、そして白川公園が目の前に。
驚いて少し引き返すとありました、向かい側に、つまり角を右に曲がってからは右手に。
バスを降りてから30分。ようやく受付を済ませたのは1曲目の演奏の途中だった。

いつも通る道が「草葉町通り」というとは知らなかったし、その沿道に建つ教会にはこれまで全く気付かなかった。勉強不足と思い込みが招いた失敗談。
後日、友人に話したら、「神に至る道は遠かったんだね。」とつまらぬ落ちを付けられた。


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