【研究分野】の記述はさらに続く。
自分の研究では、農村のもつ環境保全や公益機能などについてEUの政策を対象に取り組んでおり、フィールドとしては、とくにオーストリア山地農村の実態調査を継続してきた。
山内先生がオーストリア・アルプス山麓の村を初めて訪ねられたのは1979年の夏。
その時の実態調査から始まり、今に至るオーストリアと日本の農業政策の比較研究の成果が述べられている。
これは、次の話題と合わせて、例会あたりでご講演いただきたい。
一方、30年ほど前、熊本県農業の発展の歴史を多面的にまとめようと「熊本農業史研究会」が設立され、執筆メンバーとして参加。今年やっと『(稿本)熊本農業史」を公刊できた。
その編纂作業の過程で、史料『下益城郡史』に「ウィーン万国博覧会(1873年)に大豆を出品した」との記述が見つかり、オーストリアと熊本の関係が一気に縮まったような気がした。
このいきさつについては「熊本日独協会創立60周年会報・第37号」で少し触れた。
会報の記事「ウィーンに渡った熊本の大豆 ー(閑話)ー」
そして、当時から大豆は、たんぱく質豊富な「畑の肉」として注目され、さらに現代では世界の食料問題を解決する先端テクノロジー「フードテック」の素材としても期待されている。
このように、EUとくにドイツ・オーストリア圏の事情に学びながら熊本地域農号の活性化のあり方をライフワークとして取り組んでいきたいと思う。
と結ばれている。
今年の2月10日、ヴュルツナー市長をトップとするハイデルベルク市代表団が熊本のスタートアップ企業DAIZを視察した。
同社は、発芽大豆を原料とした植物肉「大豆ミート」の生産で名を挙げている。
一行はその技術と生産品の質の高さに大きな感銘を受けていた。
画像は、「ひとまち結び」2020.11.04から転載
熊本日独協会理事 山内良一 熊本学園大学名誉教授が「熊本の大豆とのつながり」を紹介された「ウィーン万国博覧会(1873年)」からちょうど150年。
熊本の大豆が再び、そして今度は様々な Daizu 製品として、その技術とともに海を渡る日が近いかもしれない。 (M.S.)
自分の研究では、農村のもつ環境保全や公益機能などについてEUの政策を対象に取り組んでおり、フィールドとしては、とくにオーストリア山地農村の実態調査を継続してきた。
山内先生がオーストリア・アルプス山麓の村を初めて訪ねられたのは1979年の夏。
その時の実態調査から始まり、今に至るオーストリアと日本の農業政策の比較研究の成果が述べられている。
これは、次の話題と合わせて、例会あたりでご講演いただきたい。
一方、30年ほど前、熊本県農業の発展の歴史を多面的にまとめようと「熊本農業史研究会」が設立され、執筆メンバーとして参加。今年やっと『(稿本)熊本農業史」を公刊できた。
その編纂作業の過程で、史料『下益城郡史』に「ウィーン万国博覧会(1873年)に大豆を出品した」との記述が見つかり、オーストリアと熊本の関係が一気に縮まったような気がした。
このいきさつについては「熊本日独協会創立60周年会報・第37号」で少し触れた。
会報の記事「ウィーンに渡った熊本の大豆 ー(閑話)ー」
そして、当時から大豆は、たんぱく質豊富な「畑の肉」として注目され、さらに現代では世界の食料問題を解決する先端テクノロジー「フードテック」の素材としても期待されている。
このように、EUとくにドイツ・オーストリア圏の事情に学びながら熊本地域農号の活性化のあり方をライフワークとして取り組んでいきたいと思う。
と結ばれている。
今年の2月10日、ヴュルツナー市長をトップとするハイデルベルク市代表団が熊本のスタートアップ企業DAIZを視察した。
同社は、発芽大豆を原料とした植物肉「大豆ミート」の生産で名を挙げている。
一行はその技術と生産品の質の高さに大きな感銘を受けていた。
画像は、「ひとまち結び」2020.11.04から転載
熊本日独協会理事 山内良一 熊本学園大学名誉教授が「熊本の大豆とのつながり」を紹介された「ウィーン万国博覧会(1873年)」からちょうど150年。
熊本の大豆が再び、そして今度は様々な Daizu 製品として、その技術とともに海を渡る日が近いかもしれない。 (M.S.)
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