熊本日独協会/熊本・ハイデルベルク友の会

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ハイデルベルクの友人を迎えて 交流3日目 その2 復興した熊本城見学

2022-12-04 18:28:39 | ハイデルベルク交流
11月21日午前11時過ぎ、予定時間を大きく上回る中垣内副市長訪問を終え、最後のプログラムに。熊本市のご好意による熊本城見学である。
2016年4月の熊本地震で天下の名城も大きく被災。4月30日にお見舞いに駆け付けられたホーボルト会長ご夫妻はその惨状を目の当たりにされた。
(ブログ記事「惨状に胸痛む」ホーボルト会長ご夫妻 2016-05-01 を参照ください。)
それから6年。今回は復興された天守閣をザウアーエッスィヒさんともどもご覧になれる。
熊本市国際交流員のアンナ・ザイツさんと本協会会員で城彩苑・わくわく座に勤務する金澤真美子さんが案内役。御幸坂から特別公開中の城内へ。特別見学通路からの眺めも見どころが多い。
天守閣が正面に見える場所で記念撮影。そこへ、本会会員の渡邊哲也さんが例によってひょいと現われ、「写真を撮るならここがいいですよ。」と「二様(によう)の石垣」の前に案内される。ここは築城時代が違い様式の異なる石垣が重なり、その向こうに天守閣の雄姿が聳える絶景スポットとされる。そこで、シャッターの係りを渡邊さんにお願いし、改めて1枚。

       

もちろん、天守閣前でも1枚写し、いよいよ天守閣の中へ。新しい展示が充実していて、じっくり見学していたら時間が足りない。急ぎ最上階まで上り、四方の眺望を楽しむ。
下りの階段も速足で。前庭の大銀杏の傍で一息ついていたら、熊本城管理事務所の田端文一所長がわざわざ挨拶に見えられた。「この方が、今の城主です」と紹介すると、お三方はそれぞれに「ここまで良く復興されましたね。展示も工夫されていて感心しました。」とドイツ語と日本語を交えながら笑顔で話された。また、「財源はどうなっているのか」との質問もある。田端所長は、「国の補助金を活用している」と説明され、見学通路を歩きながら「完全復旧にはまだ多大な年月を要すること」や「特別通路を使って何か魅力的な仕掛けができないか検討していること」などを話された。短時間であったが、有意義な交流の一時であった。

      

一番右側の写真 中央で上着を手にしているのが田端文一 熊本城管理事務所長

昼食は城彩苑 桜の小路の和食の店で。カール・ザウアーエッスィヒさんはなぜか落ちつかない。
「熊本に来たら必ず写すことにしているくまモンと一緒の写真がまだだから」というのが理由であった。そのくまモンは城彩苑の入口近くに立っている。

  
  
暖かな日差しの下で希望をかなえられ、急ぎ八戸会長が車で駅までお送りする。
15時21分、ハイデルベルク・熊本友の会の友人3人は、さくら562号で熊本を離れられた。
熊本日独協会にとっても創立60周年、熊本市・ハイデルベルク市友好都市締結30周年を共に祝うことができた充実の3日間であった。
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