熊本日独協会/熊本・ハイデルベルク友の会

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ドイツ統一記念日レセプション 2019

2019-10-04 23:55:12 | 事務報告

ドイツ統一記念日レセプションに出席

思えば1989年11月10日にベルリンの壁が崩壊し、直後の12月25日に、「Freude(歓喜)」を「Freiheit(自由)」に言い換えて歌い、そして「汝の優しくたゆとう翼のもとですべての人々がきょうだいとなる」と合唱するベートーヴェン「第九」にドイツ人のみならず世界中の人々が感動し涙した。その翌年1990年10月3日に東西ドイツが統一され、はや30年の月日が経とうとしている。

さて、近年は毎年開催されている、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館主催「ドイツ統一記念日レセプション」に、会長就任以来初めての招宴に与った。

今年のレセプションは10月4日に神戸ベイシェラトンホテル&タワーズにて開催され、バンケットホール入口でホストのヴェルナー・ケーラー総領事がひとり一人の客を丁寧に出迎えた。そしてウェルカムドリンクを手に取り、あとでステージを撮影しやすいように最前列右方のテーブルに着いた。

18時30分定刻に金管五重奏のオープニング演奏が始まった。曲はやはり「第九」の一節、「喜びの歌」。続いて両国の国歌演奏が続く。私は準備よろしく、携帯したファイルにドイツ国歌の楽譜を忍ばせていたので声高らかに歌いたかったのだが、皆に合わせて神妙に「無言歌」を聴くことを強いられ、心の中で歌うのみだった。一生懸命演奏してくれた大阪音楽大学の学生たちは顔色のみならず演奏にも緊張が現れていたが、無事に任務を果たすと大きな拍手に送られながらそそくさと退出した。

いよいよケーラー総領事の挨拶。来賓、来客への謝意、6月に開催されたG20大阪サミットの意義など、さすがに如才ないスピーチであった。さらに兵庫県副知事の荒木一聡氏に続いて大阪府側からも主賓の挨拶があった。

一辺倒のセレモニーが終わると、あとはお開きまでの自由な歓談の時間であった。見るからに大勢の客が会場を埋め尽くす。引っ込み思案の私はおおかた席を離れなかったが、それでも多くの方と名刺交換し、決して自慢できないドイツ語力をもって会話することができた。もちろん日本人の方も半分くらいはいたでしょう。奥様が日本人、旦那がドイツ人というカップルも多く目に付いた。

隣席のご婦人は松山フライブルク会の会長・西村さん。松山市はフライブルクと姉妹都市であり、松山市にはバッハ合唱団があり、フライブルクバッハ合唱団との交流も行っているという話題などで楽しいひとときであった。

冗長な話が続いたが、大事な話はだいたい終盤に来るものである。宴もたけなわ、すっかり脳みそがアルコール漬けになった頃、恐る恐る「来年、ケーラー総領事に熊本で東西ドイツ統一に関する講演をしていただけないか?」と、飛鳥井たまき広報・文化専門官に相談したところ、「大丈夫だからお願いしたら?」と勇気づけられた。遂に総領事に拙いドイツ語をもって直接お願いするチャンスを得、快諾の即答を頂いた時は何物にも替えがたい嬉しさと満足感を得た(写真をご参照ください)。

終宴後は同ホテルの部屋に直行し、ぐっすり眠れたことは言うまでもない。
 (K.Y.)





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