ノートパソコンが登場する前、ワードプロッサ(ワープロ)の全盛時代に、エプソンが発表した「Word Bank note2」はモバイル志向のビジネスマンやパソコン通信のマニアには大歓迎されました。
時は1988年、NECが初代のノートパソコンPC-9801Nを発表する一年前のことです。
NECのPC-9801の全盛時代だったけれど、モバイル志向の小型PCは、今から思えば、コンセプトが中途半端なNECのPC-8201って言うのがあったくらいでした。
EPSON Word Bank note2 (私物)
そんな時代に、パソコンやワープロ専用機の端末であることをコンセプトに、FDDとプリンタをはずし、プリンタインターフェースとRS-232Cインターフェースを内蔵、パソコンと通信できるワープロとして「Word Bank note2」は登場しました。しかも、A4サイズで1.2kgと軽く小さく、七万四千八百円(実売値では五万円台)と安価でもあったことから、デスクトップコンピュータのターミナルとしても爆発的な人気を得ました。
当時、NECのPC-9801では一太郎が主流になりつつある時に、私は相変わらずNECのPC-8801MK2でパケット通信にはキャリーラボのJetTermで日本語変換して、ワープロは東海クリエイト(現在はクレオ)のユーカラを用いていました。ハードディスクなど個人ではなかなか買えない時代で、ローマ字入力するたびに、FDドライブ2にマウントした辞書ディスクがカチャカチャと文字候補を検索していてノンビリした時代でした。
そんな時期、エプソンから発売された「Word Bank note2」にはビックリ、何たって持って歩ける、単三乾電池四本で動作する訳です。お遊びで使うのは勿論ですが、その当時は文書を書く仕事もかなり多かったので、正にそんなニーズを持つ私には打ってつけのマシンでした。
それで、直ぐに秋葉原へすっ飛んで行きました。
今でも鮮明に覚えていますが、石丸電気本店のワープロ売場にひときわ目立つポップなどで飾られて、それは置いてありました。
すかさず「これ買いたいのですが、在庫は・・・」。
紐掛けして手渡された段ボール箱は意外と大きく、本当にA4サイズなのか少々不安に思いました。それでも意中のマシンを手にして意気揚々と帰路につきました。
to be continued.
時は1988年、NECが初代のノートパソコンPC-9801Nを発表する一年前のことです。
NECのPC-9801の全盛時代だったけれど、モバイル志向の小型PCは、今から思えば、コンセプトが中途半端なNECのPC-8201って言うのがあったくらいでした。
EPSON Word Bank note2 (私物)
そんな時代に、パソコンやワープロ専用機の端末であることをコンセプトに、FDDとプリンタをはずし、プリンタインターフェースとRS-232Cインターフェースを内蔵、パソコンと通信できるワープロとして「Word Bank note2」は登場しました。しかも、A4サイズで1.2kgと軽く小さく、七万四千八百円(実売値では五万円台)と安価でもあったことから、デスクトップコンピュータのターミナルとしても爆発的な人気を得ました。
当時、NECのPC-9801では一太郎が主流になりつつある時に、私は相変わらずNECのPC-8801MK2でパケット通信にはキャリーラボのJetTermで日本語変換して、ワープロは東海クリエイト(現在はクレオ)のユーカラを用いていました。ハードディスクなど個人ではなかなか買えない時代で、ローマ字入力するたびに、FDドライブ2にマウントした辞書ディスクがカチャカチャと文字候補を検索していてノンビリした時代でした。
そんな時期、エプソンから発売された「Word Bank note2」にはビックリ、何たって持って歩ける、単三乾電池四本で動作する訳です。お遊びで使うのは勿論ですが、その当時は文書を書く仕事もかなり多かったので、正にそんなニーズを持つ私には打ってつけのマシンでした。
それで、直ぐに秋葉原へすっ飛んで行きました。
今でも鮮明に覚えていますが、石丸電気本店のワープロ売場にひときわ目立つポップなどで飾られて、それは置いてありました。
すかさず「これ買いたいのですが、在庫は・・・」。
紐掛けして手渡された段ボール箱は意外と大きく、本当にA4サイズなのか少々不安に思いました。それでも意中のマシンを手にして意気揚々と帰路につきました。
to be continued.
書院や文豪なんて目じゃない、デスクワークはもちろん外出時にはサムソナイトのアタッシュケースにスッポリと収まって、何処へでも一緒に持って歩きました。
パケットも、アメリカ帰りの友人から譲り受けたMFJのTNC(MFJ-1724)と晴海のハムフェア会場で購入したAEAのTNC(PK-88J)、それのホストになったトリオの430FMカートランシーバーTR-8400二台と共に未だ健在です。
しかし、「Word Bank note2」も「TNC」も復活の時は来ないでしょう。
私もICカードなどオプションや取扱説明書も保管してあります。
現在、電池でもACアダプターでも未だ動作していますが、さすが、出番はありません。
I/Oとしては唯一ですが、RS-232Cがあるのでパソコンと接続は可能ではないかと思います。