長野県の棚田

長野県の棚田の写真を載せてあります。
見てください。

「東北アジア棚田シンポジウム&写真展」(韓国・慶尚北道・蔚珍郡・温井面)

2009-07-26 09:14:43 | 韓国の棚田
ここは韓国・慶尚北道・蔚珍郡・温井面・白岩(Baegamsan)です。
「東北アジア棚田シンポジウム&写真展」が開催されました。
韓国、中国、日本が参加しました。
韓国では金泰坤 博士(Kim Tae-Gon 韓国農村経済研究院)が韓国の棚田の衰退を防ぎ、棚田保全を目的とした「棚田研究会」を昨年設立しました。

日本からは棚田学会会長の中島先生、宇都宮大学の水谷先生等4名が参加しました。
なぜか、場違いな私も参加しました。当然、韓国語は話せません。



シンポジウムでは先ず韓国の李 炳旿博士(Byung-Oh Lee 韓国農業経済学会長)が「農村の多元的機能と価値」を報告しました。



中島先生が「日本における棚田の現状と保全」を報告しました。



中国・雲南省からZhag Hongzhennさんが3000Kmの旅の疲れも見せず、「中国虹河
ハニ棚田の現状及びその価値」を報告しました。



最後に李 寅照 博士(Yi,In-Hee忠南発展研究院)が「韓国の棚田の利用状況と保全実態」を報告しました。



パネルディスカッションが行われました。
宇都宮大学の水谷先生が「棚田の生態学的価値」「棚田保全の制度」、中島先生から「棚田保全活動」、「棚田の地域活性化」を日本の事例を具体的に報告しました。
尚、パネラーには韓国の最南端の慶尚南道・南海郡・加川(Gacheon)の棚田で耕作しているLee Chang Namさんも参加し、「南海の棚田の保全活動」の報告をしました。



会場には、韓国の研究者、行政機関、耕作者が約70名が参加しました。
多くの活発な質疑応答がありました。予定時刻40分もオーバー。
たいへん盛り上がりました。

東北アジア棚田の保全のため、今後、韓国・中国・日本の参加国の連携を確認しました。



シンポジウムの冊子です。
準備して頂いた「韓国棚田研究会」の皆様ご苦労さまでした。
そして、ありがとうございました。