熱帯の島は、色とりどりの花が咲き乱れ....
というのは勝手な私のイメージで、
実際は圧倒的な緑、緑、緑、の世界である。
雨期らしく、一日に一度は天地が潤され、
熱射から解放された植物たちは、
気持ち良さそうにからだをゆるめている。
ひとくちに「緑」といっても、
さまざな造形、質感、大きさ、、、
進化をかさねて、それぞれの生きる場所で、
しかるべき形をなして、在る。
そのすばらしさ!
強い風が吹いても、スコールがきても
やぶられるリスクの少ない葉のかたち。
扇子のかたちに広がるバナナの木は、
現地名「ピサン ティパス」といい、
(ピサンはバナナ、ティパスは扇子の意味)
北と南の方角に葉を広げるので、
「旅人の木」の異名もあるという。
つつく