角島 泉(かどしまいずみ) 花日記
~石川の四季、花の旅、花のアトリエ こすもす日々のこと
いつもより10日ほど遅れて、
アトリエの前の薔薇が咲き始めた。
最初に咲くのは、一重(ひとえ)の薔薇たち。
花びらが5枚しかないから、
ひらくのも速ければ 散るのも速い。
上の写真のピンクの薔薇は、デンティーベス。
紅いしべが色っぽい。
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紅から黄色のグラデーション、カクテル。
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そして、アプリコット色のエレガントな薔薇、
ミセス オークレイフィッシャー。
植木鉢で育っているとは思えないほどの勢い、
今年は、アトリエの吊り看板まで到達した。
アトリエの前の薔薇、つづく。
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その名の通り、光を透かすと紅茶色の薔薇。
香りも高貴で、シックな装いの貴婦人のよう。
紅みをおびた色から、紫かかったドレスへ
その色の変化も優美。
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想像してみて下さい。
人間の顔がすっぽり隠れる大きな花を。
直径24㎝。
巨大なダリア。
大柄でありながら、エレガント。
その肌色は、生クリームのようにつややかで美しい。
うっとり、夢の中に引き込まれそう。
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手のひらに、花びら1枚。
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タイツリソウ、ピンク色の鯛を釣るのに見立てて
そう名付けられたのだろうな。
この花には、ケマンソウという名前もある。
初夏の山野草。
ハート型のつぼみから、白い足が出てきて、
宇宙人が行進しているみたい。
この愛嬌に癒される。
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