語りかける花たち

角島 泉(かどしまいずみ) 花日記
 ~石川の四季、花の旅、花のアトリエ こすもす日々のこと


雨の日の鉄線

2011年05月31日 | アトリエから
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雨続きのこのごろ、

沈みがちな心に、

鉄線(てっせん)の紫色が

清々しい風を送り込んでくれる。

なんて りりしい花びら。


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花のアトリエの薔薇

2011年05月28日 | アトリエから
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アトリエの前の花壇は

薔薇たちが一斉に咲いて、

一年で一番華やぐ時を迎えている。


緑青色の銅板の壁には、

ピンクや紅の薔薇がよく映える。

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上の写真は「デンティーベス」という薔薇。

花びらの少ない、一重咲きの薔薇。




そして、アプリコット色の薔薇、

「ミセス オークリー フィッシャー」

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野薔薇を見てもわかるように

もともとの薔薇の原種は、花びらが5枚だったはずで、

たぶん私の薔薇も そんな原種に近いので、

丈夫で、よく伸び、育てやすい。




目の覚めるような赤の「カクテル」

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ぱっと開いて、

2、3日で いさぎよく散ってしまう。

そんなところも好き。

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花嫁のブーケを作る時、

花の部分を使って、残った長い茎を

気まぐれに土にさしておくことがあるが、

そこから根がはえて、

いつの間にか大きく育ち、

こんな花を咲かせるようになった。

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花屋を初めてから15年、

私なりの小さな歴史を語ってくれる薔薇。


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踊る夢をみる薔薇

2011年05月25日 | アトリエから
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アトリエの前の薔薇たちが、一斉に咲き始めた。

花びらが5枚だけの、一重咲きの薔薇が好き。

口紅色の薔薇に、白い衣装を着せる。

フラメンコを踊る友人を思い描きながら作った器。

薔薇は、踊る夢をみるかもしれない。


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名残りの野花

2011年05月23日 | 金沢の四季
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今朝も裏山の緑の園で、本を読んでいた。

突然、大きな機械音がして、びくっとした。

いよいよきたな . . . 毎年恒例の、草刈り部隊。

市から派遣された人たちが、機械を使って、

やわらかい草花をあっという間に刈ってしまう。

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刈られても、新しい草はすぐ生えてくるのだが、

春から伸びてきたこのやわかい草と小さな花たちではなく、

もっとしっかりした夏の草に変わる。


刈られる前に、ひとにぎり花を摘んで、持ち帰った。



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名残り惜しいけど、季節はめぐっていく。


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緑の風

2011年05月21日 | 金沢の四季
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緑を浴びる、とでも言おうか、

全身に緑色が染み込みそうなほど

みずみずしい緑につつまれる場所がある。






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桜の木の新緑と、やわらかな草。

花見でにぎわう季節が過ぎて、

ひとけが少なくなった今は、

近づかないと見えないほどの

小さな花たちの楽園。


ここは金沢の街中から

ほんの少しのところの、静かな場所。

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朝、花市場での仕入れが一段落して、

伝票を起こしてもらうまでの1時間ほどの空き時間、

お茶のセットと本を持って、ここへ向かう。







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通りぬける風の清々しさ。

日々変化する植物の香り。


しばしの現実逃避だが、

驚くほど気分がすっきりする。





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ではこちらで、

緑の風の音をお楽しみ下さい。







「green_wind.MOV」をダウンロード


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