![Img_9466 Img_9466](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/e3/06c1a618ff32956f3d879ff7e74aefd7.jpg)
アトリエの前の花壇は
薔薇たちが一斉に咲いて、
一年で一番華やぐ時を迎えている。
緑青色の銅板の壁には、
ピンクや紅の薔薇がよく映える。
![Img_9460 Img_9460](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/9c/65dd5fbb5136835ecdb33602cfd0a888.jpg)
上の写真は「デンティーベス」という薔薇。
花びらの少ない、一重咲きの薔薇。
そして、アプリコット色の薔薇、
「ミセス オークリー フィッシャー」
![Img_9459 Img_9459](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/eb/0d0e0e9db5c9dee8182efc277e49b22c.jpg)
野薔薇を見てもわかるように
もともとの薔薇の原種は、花びらが5枚だったはずで、
たぶん私の薔薇も そんな原種に近いので、
丈夫で、よく伸び、育てやすい。
目の覚めるような赤の「カクテル」
![Img_9448 Img_9448](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/0d/95a310a3faf458e05d8482ecff2dd80a.jpg)
ぱっと開いて、
2、3日で いさぎよく散ってしまう。
そんなところも好き。
![Img_9442_2 Img_9442_2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/9f/97429747e47fcd1698c64892220d2e98.jpg)
![Img_9474 Img_9474](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/cf/776a6032d565ee80c0332bfcc9ce076c.jpg)
花嫁のブーケを作る時、
花の部分を使って、残った長い茎を
気まぐれに土にさしておくことがあるが、
そこから根がはえて、
いつの間にか大きく育ち、
こんな花を咲かせるようになった。
![Img_9478 Img_9478](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/51/5cee74eab2770ffae2307f0de0405915.jpg)
花屋を初めてから15年、
私なりの小さな歴史を語ってくれる薔薇。
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![Img_9260 Img_9260](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/42/07606421efe5ead1447a2635d1a94585.jpg)
緑を浴びる、とでも言おうか、
全身に緑色が染み込みそうなほど
みずみずしい緑につつまれる場所がある。
![Img_9238 Img_9238](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/33/3ac8ee9212dbb58ff5f0132a75938c95.jpg)
桜の木の新緑と、やわらかな草。
花見でにぎわう季節が過ぎて、
ひとけが少なくなった今は、
近づかないと見えないほどの
小さな花たちの楽園。
ここは金沢の街中から
ほんの少しのところの、静かな場所。
![Img_9280 Img_9280](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/f5/90fce6d5c8664b9dbbf3eccdb441e6ec.jpg)
朝、花市場での仕入れが一段落して、
伝票を起こしてもらうまでの1時間ほどの空き時間、
お茶のセットと本を持って、ここへ向かう。
![Img_9268 Img_9268](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/bc/bbd66c7dfc697aca12ddba826f42369c.jpg)
通りぬける風の清々しさ。
日々変化する植物の香り。
しばしの現実逃避だが、
驚くほど気分がすっきりする。
![Img_9269 Img_9269](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/ea/761d5cf08ee5dc98d96f51654de215fa.jpg)
ではこちらで、
緑の風の音をお楽しみ下さい。
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