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岩倉高等学校 ラクロス部

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中村弘一選手よりメッセージ エピソード3 ラクロスを通じて広がった世界(キャリア編)

2020年09月25日 15時42分52秒 | 練習予定

お待たせしました。
中村弘一選手のエピソード。最終回は、キャリア編です。
色々な人の話を自分の進路の参考とし、視野を広げて欲しいなあと思います。

皆さん初めましてこんにちは。
岩倉高校のラクロス部のみんなと開さん、水田さんにいつもお世話になっております。

中村弘一と申します。

私からはこの記事を通して
【ラクロスを通じて広がった世界(キャリア編)】
についてお伝えできればと思います。
稚拙な文章ではありますがご容赦ください。

「日本代表になる」そう決意し、18歳の時から1日も忘れることなく、自分の立てた目標実現のため行動してきました。
しかしまだ目標の「日本代表になる」目標は実現できていません。

大多数の日本の選手が海外で挑戦をしない状況の中、オーストラリアとアメリカと挑戦した結果、当時地方の弱小チームに所属していた時に大きくぶち当たっていた技術の壁を乗り越え、日本トップチームでも戦えるメンタリティに関しては身に付いたかと思います。

しかし、日本でもトップチームでもようやく“戦える”程度のレベル感でしかなく
圧倒的な実力を持って、日本で圧倒的な成績を残せている訳ではありません。

だからこそ、新たなチャレンジが必要だと思っています。
それは、アメリカカナダに再挑戦する事です。
特に私のポジションとして、フェイスオフをやっているため
専門職強いプレーが要求されます。
しかし、一方で日本ではフィールド上においてフェイスオフの選手は
フィールドでのプレーについてあまり力を入れてはいません。

2029年のロサンゼルスオリンピックに向けて、フェイスオフが従来のラクロスの試合とは
変わった形になるため、

【BOX LACROSSE 】の技術と経験が個人としても日本としても
必要だと感じています。

日本ではフェイスオフだけやっている選手はフィールドに出ると、舐められたり狙われたりするシーンが多くあるのですが
フェイスオフの専門性も最大化し、フィールドのプレーも北米の選手と渡り合えるような選手になる事で、これからの日本のフェイスオフをやってみたいという次世代の子たちに対してのロールモデルになることができればと思っています。


そんな、新たな挑戦と自分の成長を実現するためには
自分のキャリアについて真剣に向き合う必要が出てきます。

特に自分が重要視している3つの軸としては


1. 場所にとらわれず、国境を越えて仕事をする事。
2. ラクロスの成長を最大化する環境下に身を置く事。
3. 世の中に対して熱量を持って解決したい課題を解決する事。

この上記の3つを実現できるキャリアについて4年かけて行動してきました。


1.場所にとらわれず、国境を越えて仕事をする事。
これは、シンプルにアメリカカナダに挑戦する場合、現地でも仕事ができる状態を日本にいる現在から構築して再挑戦をする必要があります。
理由としては、やはり現地で仕事を生み出す難しさは、ビザの問題含めかなり難題であるためです。

2.ラクロスの成長を最大化する環境下に身を置く事。
純粋に、自分が最も成長できると信じた環境に身を置かなければ、人は環境によって大きく成長の幅が左右されるためです。
特に日本ではファルコンズ、海外ではプロのチームやNCAAの選手とトレーニングができる環境、北米のBOXのチームではSr.AやSr.Bのチームに所属することが、自分の成長を最大化させると考えています。

3.世の中に対して熱量を持って解決したい課題を解決する事。
私が解決したい直近の課題は、地方でラクロスを始めた選手達が、日本最強の関東のチームを倒して日本一を獲得する事です。
その理由として、やはり東京での環境と地方との環境のギャップはとてつもなく大きな差があると感じているからです。
特に大きな差を感じている部分は2つ、「技術向上の機会」「組織作りのリソースの少なさ」です。
この2つの課題の解決をオリンピックが行われる2029年までに成し遂げたいと思っています。

上記の3つの軸を達成するキャリアについて必要な要素がいくつかあります。
一つ目は自分1人の力では実現できないため、1人でも多くの賛同者、応援してくれる企業を増やす事が重要でした。

世の中から見た時に、まだまだマイナースポーツであるラクロスの価値と、そのラクロスでの挑戦は本当にちっぽけな事かもしれません。
ただ、本当に情熱を持って自分の成し遂げたい目標と志があれば、道は開けるといつの日か次世代の子どもたちに自信を持って証明し伝えたいという夢があります。
そのちっぽけな事であり、ちっぽけな夢も自分の心の中に留めているだけでは、何も始まりません。

声を上げることが重要です。

この4年間でできるだけたくさん、1人でも多くの人とお会いし、自分の夢と志、ビジョンを語ってきました。
最初は本当に実績も何もない変な若者の言葉など響かない事は多々ありました。
しかし、大切なのは決して諦めない事。
どんなに苦しいことがあっても、どんなに逃げ出したくなる事があっても、諦めなれば思考は現実化します。
諦めてしまうとそこで終わってしまいますが、諦めなければチャンスを引き寄せる事に繋がります。


二つ目に重要な要素として、いかに巻き込む力をつけるかです。
特に社会に出てから重要な事は相手が何を求めていて、何をすれば嬉しいのかこのニーズをしっかりと汲み取る事です。
そこで汲み取るだけではなく、行動に移す事。それはどんな些細な事でもいいと思っていて自分の頭で考え、自分の身体で動く事が大切です。
そのような行動と姿勢が人々の共感を生み、信頼が蓄積されいつか応援してもらえる事に繋がるかもしれません。
そして最後は、結果や実績、数字やお金などではなく情熱と志、人間性の部分で人は動きます。
そのような行動を日々続ける事で、本当に少しずつではありますが賛同してくれる人や企業の方も多くなってきたかと思います。

その結果、世界中に一緒にプロジェクトをやっていける仲間ができたり、英語を使って新しいサービスを生み出す事に繋がったり、Sotbank株式会社、DyDo DRINCO株式会社、
メディアドゥ株式会社、テレコムスクエア株式会社の皆様とプロジェクトを始めさせて頂ける事に繋がったりと少しずつ応援してくださる企業の方々も増えてきました。
純粋にこんな若者を応援してくださる方もいて、スポンサーを頂く事に繋がったりもしました。

最後に、私の価値観が全て正しい訳ではなく、人それぞれに合った人生や価値観があります。
伝えたい事としては、人生のどこかで本当にやりたい事が見つかった時に、そのやりたい事に向かって一歩を踏み出せるかが重要だと思っています。もしこの記事を見ているあなたが将来何か踏み出そうとした時に、どこかの誰かがこういうかもしれません「どうせ無理だよ」と。そう言われた時は迷わず自分に連絡してみて欲しいです。

「無理かどうかはやってみないとわからない。やった事のない人に限って、無理だと言う。
実際にやってきた人たちは決して無理とは言わない。諦めなければ思考は現実化する。」

いつかどこかで、この記事を見ているあなたが何かを踏み出す時に、ほんの少し背中を押してあげることができるような人間に私はなりたいと思っています。

人生の時間は短いです。
あっという間に、人生は終わってしまいます。
その貴重な時間を、自分のやりたいこと、熱中している事に費やす時間が多ければ多いほど人生は充実し、世界はより良くなっていくと思います。

そんな人が1人でも増えるように、今日も自分の道を切り開いてゆきます。

三部に渡る長文でしたが、お付き合いくださりありがとうございました。

皆様引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。


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