岩倉高等学校 ラクロス部

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岩倉ラクロスOB⑦ ~大学では別の道・S特からの挑戦~

2020年07月04日 04時39分41秒 | 練習日記

岩倉ラクロスOB⑦ ~大学では別の道・S特からの挑戦~







この生徒は、普通科S特コースに在籍しながら、ラクロス部に入部してくれた生徒。
勉強もできたが、ラクロスのセンスもチームでトップであった。
3年になり、受験と部活(打倒慶應)との間に葛藤し、悩み、志望校に絶対合格するために勉強を選んだ努力家。
やりたいことも我慢して、目標に向かって努力できる最高の人物でした。


Q.高校でラクロスを選んだ理由

僕がラクロス部に入ろうと思った理由は、全員が同じスタートラインで日本一を目指せるという言葉に惹かれたからです。
また誰よりもクロスに触れていればチームで1番上手くなることができ、先輩方に混じって試合に出れると思ったのも大きな要因です。

Q.高校生活で得たもの

部活を通して僕が1番学ばせてもらったことは、自分のやりたいことや進みたい道は周囲の人間にきちんと話さなければならないということと、そのことをやり切らなければならないことです。
自分はラクロス部を3年の初めに引退させてもらいました。あの時の自分は学力が思うように上がって来ない焦りから部活に参加することが減り、次第に無断で部活を休むようになりました。
また当時は勉強を一生懸命やっている自分が正しいと思っていました。ただある時、開先生に偶然会ってしまい、過去最高に怒られたのを覚えています。笑 
部活も勉強も中途半端だった僕を本気で叱ってくれたおかげで、受験勉強をやり抜くことができました。そしてチームに多大な迷惑をかけながら、僕の受験勉強の背中を押してくれた先生方と同期の部員のおかげで今の自分があると思っています。

Q.大学生活で頑張って取り組んでいること

大学進学後にまず苦労したのは友人作りです。高校とは違いクラスというものはありませんから、自然に仲良くなるということはほとんどありません。誰がが話しかけてくれるとみんなが思っているので誰も話しかけてはくれません。勇気を持って色んな人に声をかけたのを覚えています。
大学は友達がいなければやっていけない場所だと思っていますし、何より通っていて楽しくないはずです。大学進学を考えている人はぜひ頭の片隅に置いておいてほしいです。

続いて私ごとになりますが、今頑張っていることは臨床心理学ゼミでの活動です。集団精神療法という心理学を用いた一種の治療法を勉強しています。まだweb上での授業しか行っていないため、本格的な活動はまだまだこれからで、自分が感じた気持ちを言葉にして相手に伝えることに重きを置いている段階です。ここでも積極的に発言をしなければ埋もれて置いていかれてしまいます。
ラクロス部時代の自分の意見や反省点を練習毎にみんなに伝える経験が活きていると心底感じます。

Q.大学生活を過ごしてみて

キャンパスライフを過ごしてみて、高校と大学はびっくりするくらい何もかも違うことを感じます。高校までは環境が与えられますが、大学は全て自分の意思決定で環境を選んでいきます。自分で授業を組み、数多ある部活やサークル、アルバイトを決めていきます。自分の時間が圧倒的に増えて「自由」になることは間違いないのですが、漫然と過ごしていては大学生活は楽しめないでしょう。
行かなくていい授業もあれば、寝ていても怒られることもありません。(しかしそのつけは必ず回ってきます。)サークル活動では参加が強制されることもないし、アルバイトだってしない人もいます。しかし主体的に目的を持って多くの人と関わり、多忙な日々を過ごしているほうがギラギラした毎日を過ごすことができます。
似たようなことを先生方お二人が必ずミーティングで話しているはずです。その点においては高校生も大学生も変わらないので一生大切なことなんだと思います。

Q.今後の展望

今後の展望として、今年度から就職活動が始まります。自己分析やエントリーシートの提出に取り組んでみて、高校の部活動の中に、『社会で大切なこと』は全て詰まっていたことを改めて感じています。高校時代に口酸っぱく「自分から行動しろ」と先生方が仰っていた意味がようやくわかった気がしています。自分から意見を発信すること、失敗を恐れずにチャレンジすること、理不尽に怒られること、現状に満足しないこと、奢り昂らないことなど、ラクロス部での活動でこの先社会で生きていく上で必要なことを教えてくれていました。岩倉高校ラクロス部に所属している生徒には、たくさんチャレンジして、何度も怒られて、そのことに早く気付いてほしいと感じます。


最後に、

S特・特進クラスの生徒もいるようなので一言言わせてください。
上記にも書きましたが、僕は最後までラクロス部を続けることができませんでした。それでもラクロス部の一員として卒業させてもらえたことに本当に感謝していますが、みなさんには最後まで部活をやり通してほしいです。
各々違った志望の進学先や就職先があり、その目標に向かって努力している段階だと思います。どんなに現状の調子が良くても、必ず壁にぶつかり挫折しそうになる時期があります。僕は挫折してしまい、ラクロスを諦め、受験勉強を選びましたが、その時期を乗り越えてほしいです。きっと僕よりも優秀で慶応を倒すことに貪欲な生徒さんだと思うので必ず両立できると思います。ただ、もしプレッシャーや苦悩に押しつぶされそうになってしまったら、1人で抱え込まずに部員や先生、家族に相談してみてください。自分が何をしたいのか、どうありたいのかを言葉にして伝えればきっとその意思を尊重してくれます。少なくとも顧問の先生方はそうしてくれるはずです。

長文まことに失礼致しました。


『僕は、絶対に〇〇大学に行って、勉強したい!!』
『だから、引退します』

熱い気持ちをしっかり語ってくれ、目標に向かうために、ラクロスもやりたかった気持ちはあっただろうけど、しっかり我慢して努力できる人物です。
先に引退したことは、何も悪いことではなく、自分のことをしっかり自分で考え、どうするべきか考えた結果の最高の判断だったと感じます。
残ったメンバーにとっても、将来に向かって真剣に努力する姿は本当にたくさんの刺激を頂きました。
最後は、皆で卒業し、こうやって後輩に熱い気持ちを届けてくれます!!

本当にラクロス部に入部してくれる生徒は、いいやつばかりです!!

彼とは、大学でもたまに会い、話をしますが、野球サークルに入り、楽しそうに大学生活を送っています。
社会に出ても活躍し、またいろいろな話をしてほしいと思います。
ありがとう。

 


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