東日本大震災で津波の被害を受けた茨城県大洗町を視察してきました。
港の桟橋らしきものがひっくり返っているのがわかるでしょうか。
この桟橋は海に浮くように作られていますが、津波でもちあげられたようです。
津波の威力を感じます。
大洗の港
港には陥没している箇所がいくつか見られ、
津波の流れの影響でしょうか。フェンスも曲がっていました。
(津波の跡)
海岸からの距離は500mくらいの距離ですが、高さ60cmほどに津波の跡がありました。
(津波の跡)
港から内陸に向かう道路沿いでは高さ80cmくらいのところにも
津波のあとが見られ、町中にも1m弱の浸水したあとがみられました。
大洗町の方にきいたところ、
地面から1.5mほどの高さに建てられている町役場ですが、
それでも1階部分は津波で浸水したそうです。
(大洗町役場玄関前 右は3月11日撮影 大洗町提供)
津波は何度か押し寄せましたが、第1波よりも第3波が最も高い津波で、
気象庁の観測では最大4.2mが観測されています。
町の10分の1が浸水し、190棟が床上浸水、150台の車が流されたそうです。
そして、ピーク時には3392名の方が避難所に避難したということです。
ただ、幸い、大洗町では津波で犠牲になった方はいませんでした。
その理由は何だったのでしょうか? 次回、書きたいと思います。