ソメイヨシノはクローン

桜の季節ですね～。

皆さんがお住まいの地域で、桜は咲きましたか？
咲いていない地域でも、かなりつぼみが膨らんだのではないでしょうか。

気象庁の観測によると、
九州各地、四国、静岡などで、
ソメイヨシノが開花したと発表がありました。

そこで、今日は桜にまつわる話を一つ。

ソメイヨシノは園芸種で
オオシマザクラとヒガンザクラをかけあわせたもの
(最近の研究ではマメザクラとも言われますが)です。

花がたくさん付き、葉がでる前に咲くことから、
見た目が華やかであり、好まれて各地に植られたようです。


ソメイヨシノは1本の木から、挿木によって増やしています。

種を作って、子孫を残こすことができません。

ですから、全国各地にあるソメイヨシノは
子供でも兄弟ではなく、分身、すなわち、クローンなのです。

兄弟なら、多少性格も違うでしょうが、
分身なので、性質は全く同じで、気温が同じであれば、一斉に咲き出すのです。

寿命が100年程度というのも、私たちが親しみをもつ理由の一つかもしれませんね。