12月、日本は記録的寒冬である。
全国的な細かい数値は、後日気象庁から発表になると思うが、
2月までの冬期間としても、寒冬になる可能性が高いのです。
すぐにわかる東京を例にとってみると、
12月平均気温は6.4度と、
1956年以来(平均気温5.0度)、49年ぶりとなる寒さとなった。
しかし、世界平均をみると、じつは寒冬ではない。
むしろ、暖冬となっているところのほうが多い。
気象庁の速報によると、世界の平均気温は、+0.33度と、
1891年以来の観測では、1998年に次いで2番目に高く見通しだという。
そう、寒いのは、日本やヨーロッパ、アメリカの一部だけであり、
シベリア西部やグリーンランドなど非常に気温が高いところが多い。
いまの日本の寒さだけを見て、
温暖化ではないと思ってはいけないのです。
偏西風が大きく蛇行して、日本にちょうど寒気が南下しやすいため、
日本は寒くなっていますが、偏西風の蛇行の位置が少しずれていたら、
きっと、暖冬だったに違いありません。
|