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台風20号は東へ過ぎ去り、急速に衰え、19日15時には温帯低気圧に変わりました。
やれやれ、これでどうやら、台風シーズンも終わったようです。

台風が北へ進まず、東へ押し出されたということは、
秋の勢力が勝ったということでもあります。
本格的な秋晴れシーズンに入ったといえそうです。

さて、久々に晴れた東京の空。
18日まで5日連続で雨がいたのですが、僕も久々にお月様を眺めました。
満月をやや過ぎた月が雲の切れ間から、きれいに見えたのですが、
月のすぐ近くに赤く輝く星がありました

じつは「火星」です。

もちろん、いつもはこんなに明るくはありません。
2年2ヶ月ぶりに、火星が地球に大接近しているのです。

2003年8月の大接近のときは、日本中が火星ブームに沸きました。
ことしはあのときほど接近するわけではありませんが、
星の明るさで言うと、-2等星の明るさになるほど、地球に近いんです。

2年前の8月とは違って、今年は10月ですし、空気が澄んでいて、よく見えますよ。
条件は今年のほうがいいかもしれません。

マスコミ的にはあまり盛り上がっていない火星ですが、
今夜(19日)、あす(20日)は、月が近くをすれ違うので、
どこにあるかひと目でわかるし、きれいですよ。

なお、大接近するのは、10月30日だそうです。
また、なぜ火星が赤くみえるのかというと、
火星には海がなく、表面の大部分が赤茶けた岩石や砂に覆われていて、
太陽の光を反射しているためです。

ぜひ、皆さんの秋の夜長。
星空を見上げて、火星にロマンを感じてみてはいかがでしょうか。


関連リンク
 国立天文台
 AstroArts








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