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アメリカ合衆国、ルイジアナ州ニュ-オーリンズ市を中心に
甚大な被害を出した、ハリケーン「カトリーナ」と、
いま、日本に近づいている「台風14号」について、比較したいと思います。

カトリーナ 最大風速78m/s 上陸時の最大風速65m/s
      最低中心気圧902hPa、
      (ただし、最大風速は1分間平均値)

9月3日3時現在まで
台風14号  最大風速50m/s 
      最低中心気圧925hPa
      (ただし、最大風速は10分間平均値)
      ※10分間の最大風速は、1分間の最大不足のおよそ0.9倍です。

という具合に、10分間平均と1分間平均のことを加味しても、
カトリーナのほうがやや強いことがわかりますが、
でも、台風14号も負けじ劣らずであることがわかります。

じつは、台風も日本のはるか南(フィリピンも東海上)にあるときは、
勢力や大きさはそう変わらないのです。

違いといえば、
アメリカの場合、ニューオーリンズの緯度が30度と、
屋久島と同じ位の緯度ですから、
勢力が衰えずに上陸することになります。

首都、東京がもし、沖縄付近にあったら、
非常に強い台風や猛烈な台風がたびたび襲ったと思われます。

東京や大阪に、カトリーナ級の台風が直撃する可能性は低いですが、
地球温暖化するこれから、巨大な強い台風の襲来が
増加するのではないでしょうか。



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アメリカ南部を襲ったハリケーン、カトリーナの
被害については、連日マスコミが取り上げている通りですが、
本当に悲惨な状況です。

かつて日本では「伊勢湾台風」の高潮によって、
5000人以上の犠牲者が出ましたが、
カトリーナによる被害も、伊勢湾台風に匹敵するほどです。

もちろん、昭和34年(9月26日)の伊勢湾台風のときとは時代が違います。
近代化したいま、どうして? しかも、最も先進国であるアメリカでどうして?
と思う方もいるかもしれません。

しかし、自然の驚異は文明を一瞬で破壊するだけの力を持っています。
堤防の老朽化の問題もあったかもしれませんが、完全な防災は難しいです。

では、どうしても甚大な被害を食い止められなかったのはというと
そうでもありません。

気象情報の精度は向上し、過去最大級のハリケーンがニューオーリンズ周辺に
上陸することは十分に予想できていました
。また、その情報を素早く情報を伝達する仕組みもアメリカにはありました。

でも、甚大な被害となってしまったのです!!

では、なぜ多くの犠牲者がでてしまったのかというと、
それは自治体や国の避難方法の問題や、
「ハリケーン、アンドリューとのきも大丈夫だったし、
今回も大丈夫だろう」という、個人の危機意識の欠如ではなかったかと思います。

すなわち、気象情報や避難命令を一方的に出してもだめだということです。

貧しさのあまり、避難をすることができなかった人も多かったと聞きますが、
しっかりと災害に対する危機意識を持たせ、
貧困者や災害弱者であっても速やかに避難できるような
仕組みが必要であったと思うのです。

日本でも同じことが起こるだろうなと思いました。

高潮が起きたとき、どこへ避難したらよいか、
近所で考えたことはありますか?
ほとんどの方はないと思います。

東京や大阪は0m地帯も多く、
台風直撃で高潮が起こり、堤防が決壊したことを考えると、ぞっとします。

地震やハリケーン(台風)の被害が相次ぐいま、
防災に対する意識を高めてはいかがでしょうか?
私のブログでも、防災に関する知識も少しずつ掲載したいと思います。

長文をお読みいただき、ありがとうございました。


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