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県立ぐんま天文台から美しい写真を送っていただきました。
ありがとうございます。m(__)m

梅雨入りして間もないのですが、早速きょうは梅雨の晴れ間(?)
梅雨の晴れ間の空に現れたのは光の芸術す。

水平に伸びた虹のようですが、原理的には虹とは全く違います。
水平環(環水平アーク)と呼びます。

虹は太陽光が雨粒反射して発生しますが、
水平環は氷の結晶の雲で、光の屈折して起こります。

わかりやすい違いで言うと、
虹は太陽の反対側にでき、水平環は太陽と同じ方向にできます。

高さ5千mと高度が高く、薄い雲があり、
6角柱の氷粒が同じ方向にそろって分布しているときに、
太陽光が屈折して、虹色に見えます。

見える位置としては、太陽の真下46度のあたりと決まっています。
ですから、太陽の高度がそれ以上に高くないと見ることはできません。

日暈(ひがさ)は太陽から22度の円でみえますが、
46度の外側にも日暈はできます。
外側の日暈の真下の部分で、光が強いのでよく見えることがあります。

なお、水平環は彩雲とも違います。
彩雲は巻積雲や高積雲などの雲の縁にそってみられるものです。

説明がわかりにくくてすみません。

学術的に細かく分類すよりも、
光の芸術を純粋に楽しんだほうがよいかもしれませんね。


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