シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

アイラ・サックス監督「ポルトガル、夏の終わり(Frankie)」(ポルトガル・アメリカ、2019年、100分)☆☆★

2022-06-07 22:46:05 | ポルトガル


原題は主人公の女優の名前です。欧米の映画には、原題にドーンと名前だけという作品が少なくありません(日本にはほとんどありません)。人生を投影するのに映画は格好の媒体と考えられているのでしょうか。

舞台はポルトガルの世界遺産の町シントラ。

女優フランキー(イザベル・ユペール)は、この町に家族や親友を呼び寄せました。夫ジミー(ブレンダン・グリーソン)、元夫ミシェル(パスカル・グレゴリー)、息子ポール(ジェレミー・レニエ)や義理の娘シルヴィア(ヴィネット・ロビンソン)の家族など。夏の終わりのバカンスを一緒に過ごすためです。彼女はガンに全身をおかされていました。余命が短いことを知ってのことです。

NYを拠点に活躍しているアイリーン(マリサ・トメイ)は、映画のヘアメイクアップアーティストです。以前にフランキーを担当し親しくなり、今はフランキーが唯一の友人といえる存在です。

アイリーンもフランキーの誘いを受け、恋人であり映画監督であるゲイリー(グレッグ・キニア)とやってきたのです。どことなく信用できない彼を、フランキーはアイリーンにふさわしくないと考え、NYでの移住が決まった息子・ポールがアイリーンと結ばれることを望んだのですが・・・。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 石川慶監督「蜜蜂と遠雷」(... | トップ | マイケル・メイヤー監督「か... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ポルトガル」カテゴリの最新記事