
舞台は湘南海岸、葉山のあたり。シェアハウスを購入し、一緒に暮らすことになった4人の女性の物語。
このシェアハウスに住むのは、夫と娘夫婦に先立たれた独り暮らしの女性・有希子(吉行和子)、恋愛が不得手な売れないケータイ小説家・麗子(浅田美代子)、JA勤めで孤独な独身女性・花恵(木野花)、そして元帽子デザイナーでただひとり若いまひる(佐伯めぐみ)。
有紀子、麗子、花恵はもともと湘南で暮らす友人同士で海辺のカフェ「プラージュスッド」の常連。花恵はかねてから共同で家を持ち、仲間同士一緒に暮そうと考えていました。有紀子、麗子は話し半分で聞いています。そんなおり、ひとりの若い女性・まひるが海岸に長いこと立ち尽くし、意を決したかのように入水、溺れかかります。
そこに居合わせたサーファー・優人(牧田哲也)はあわてて海に入り助けます、まひるは放心状態。近くに住む有希子はまひるを引き取り、面倒を見ることになります。やがて、元気を取り戻したまひるの後押しもあり、有希子は花恵のシェアハウスの提案を受け入れます。
東京で働いていたまひるは、デザイン会社の後輩と恋人に裏切られて傷ついていのでした。そんなまひるを、有希子は本当の娘であるかのように接します。
世代も性格も異なる4人の女性たちが個を尊重しながら、気張らない生き方を始めるのですが・・・。