おじさんのスポーツおたく奮戦記? 第2章:issanの諸国漫遊記!?

岡山のスポーツチーム、出身選手、岡山に関係する人々などを勝手に応援するissanの日本国内漫遊記 !?

K-1 は強行突破したけれど !!

2020年03月23日 08時08分00秒 | サッカー



昨日の「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K'FESTA.3~」は、国と埼玉県の開催自粛要請にもかかわらず、強行突破の形で強行されました。それに関しては、様々な意見が飛び交っていますが、多くは否定的な意見で占められています。

           

「払い戻しできないので来た。感染は自己責任」K-1強行開催にファンの声
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200323-03230029-sph-soci
※以下、引用です。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、国や埼玉県が開催自粛を求めていた格闘技イベント「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K'FESTA.3~」が22日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)で予定通り行われた。この日午前11時に開場し、午後9時まで約6,500人が来場した。政府の方針に従い、多くのイベントが通常通りの開催を見合わせる中、主催者側は万全の感染対策を行ったとしているが、波紋を呼びそうだ。

「K-1 WORLD GP」が22日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで“強行開催”されたことに、観客や会場周辺の商業施設、地元住人からさまざまな声が出た。

会場に足を運んだ観戦客の大半は、運営側のマスク配布や着用、アルコール除菌を徹底する対策に「できる限りのことはやっていた」と口をそろえる。ただ、観戦に来た40代の会社員男性からは「払い戻しできないと聞き、チケットを無駄にしたくないので来た。こういう状況なので、感染は自己責任。とはいえ、高校野球も自粛しているのに開催はちょっと…」と開催に対する疑問の声も聞かれた。

試合会場内での飲食売店を全て中止した影響もあり、周辺の飲食店は大盛況。会場周辺のコンビニエンスストアでは、ペットボトル飲料やスナック菓子の売り上げが伸びたようで、「K-1のおかげで客足は増えてます」と、忙しそうに陳列棚へ商品を補充していた。

会場周辺のマンションに住む60代の女性は、「久しぶりです、アリーナの周辺が人でにぎわっているのは。コロナの影響で最近はめっきり人がいなかった」と話す。ただ、“強行開催”については、周知されていなかったようで、「本当に開催されるとは思っていなかった。本当は開催してほしくないけど、経済的なこともあるから仕方ないかな」と複雑な表情を浮かべた。


           

しかし、この強行開催はスポーツ界にもかなり暗い影を落としそうです。既に、相当なマイナス材料となりそうな危惧が寄せられています。

           

K-1の強行開催が東京五輪、日本スポーツ界に飛び火
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/19078
※以下、引用です。

猪突猛進の結果が悪影響を及ぼす流れは避けられそうもない。キックボクシング団体K-1のビッグイベント「ケイズフェスタ3」が22日、さいたまスーパーアリーナで開催された。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で日本政府が大型イベントの自粛要請を促しているにもかかわらず、主催者側は大会実施を強行。来場者全員へのマスクと飲料水の配布、サーモグラフィーやアルコール消毒液の設置、会場の扉を開けっ放しにして常時換気を義務付けるなど、さまざまな予防策を講じることで異例の決断に踏み切った



(Masisyan/gettyimages)

当然のように政府と自治体からは猛反発を受けた。大会開催前から西村康稔経済再生担当相と埼玉県・大野元裕知事は主催者側に自粛を要請。しかし受け入れられず、当日会場にまで駆け付けた大野知事が報道陣の取材に怒りを露にする場面も見られた。

主催者側は県側からの指示により、観客全員の住所、氏名、連絡先を把握したというが、残念ながら何ひとつ不安材料の解消にはならない。これらの個人情報がもし今後必要になることがあれば、おそらくK-1は存続の危機に立たされるだろう。

いや、もうすでにK-1は「強行開催」というパンドラの箱を開けてしまった。

この日のビッグイベントには約6,500人もの大観衆が集まった。会場は通常の収容人員より少なくするため座席数を減らす措置も行われたとのことだが、それでもリングへ近づくほどに大勢のファンが密集。リングサイド周辺では完全な〝ぎゅうぎゅう詰め〟になっていた。アリーナという屋内施設での大型イベント。しかも熱戦が繰り広げられた中、途中からマスクを外して大声を上げながら熱狂するファンの姿まで散見された。

奇しくも常夏の国・タイでは、この格闘技の試合開催が感染拡大の要因とされ、深刻な事態へとつながっている。22日にタイ保健省は新型コロナウイルスの感染者数が前日比で188人も一気に増え、599人に達したと発表。ここまで他国と比べて感染を抑え込んでいたと思われたが、今月中旬から首都バンコクを中心に急速な蔓延が始まった。

タイの格闘技・ムエタイが行われる屋内施設「ルンピニー・スタジアム」と「ラジャナムダン・スタジアム」などで大規模なクラスター感染が発生したことが、大きな引き金となっているのだ。

すでに各会場でのムエタイの試合は当面の間、中止(現在のところ起源は3月末だが、延伸される可能性が高い)とされているものの感染者の足取りが不明なこともあって事態の鎮静化は一向に図れていない。ムエタイ絡みの感染者数は今後も大幅に増えるとみられており、タイ政府は22日からバンコクにおいて商業施設や娯楽施設の営業を3週間禁止する異例の通達を行うなど危機感を強めている。

タイに比べれば、確かに衛生面などでは日本のほうが上と言い切れるかもしれない。「事前に予防策を講じたのだからK-1とムエタイの条件は同じじゃない」と言い張る人も、きっといるだろう。しかしながら屋内施設でキック系格闘技の試合を開催しているという点を見ても明らかなようにムエタイとK-1のイベントの共通項は危険過ぎるぐらいに酷似している。

密閉空間で熱狂的なファンが肩を寄せ合うほどに接近しながら座り、時に声を張り上げて応援を繰り返す――。こうした行為について専門家から再三に渡って飛沫感染(たとえマスクをしていても危険度は〝ゼロ〟にならないことは、あらゆる医療機関の研究でも実証済み)などのリスクが増大すると警告されていても、K-1の主催者は聞く耳を持たなかった。

K-1の関係者はムエタイとのホットラインもあるだけに、現在のバンコクで何が起こっているのかについても事前に分かっていたはずだ。それを承知で強行開催に踏み切ったのだから〝確信犯〟であり、余程の覚悟があったのだと推察する。

ただし1ミリも賛同はできない。今回の強行開催を「パンドラの箱」と前記したのはK-1が世界中から総スカンを食らう可能性も高まってきたからだ。バンコクで行われたムエタイの大会のようにK-1の来場者からの感染が今後、発生すれば主催者側は責任問題を問われることも十分考えられる。

もし運良く誰一人として感染者が出なかったとしても「万々歳」というわけにはいかない。すでに無観客での試合開催や大会の中止、延期など自粛を余儀なくされている各方面のプロ・アマスポーツ団体からもK-1に怒りを募らせる関係者が続出している。

「K-1の暴走は日本スポーツ界のモラルを崩壊させてしまった。一刻も早くファンの方々の前で試合を開催したいのは、どの競技の主催者側も同じ。これでもしも感染者が出るようなことがあれば、今まで我々が強いてきた努力もすべて水の泡になってしまいます。こんな最悪のタイミングで、しかも屋内で6,000人以上もの観客を集めてイベントを強行してしまうなど言語道断。政府、そして自治体から自粛要請を無視して開催を決行した事実は我々としても到底看過できない」とJリーグ関係者も顔をしかめていた。

東京五輪にも余波
延期論が強まり、開催可否について今後1カ月程度で判断される見込みとなった東京五輪にも余波が広がるとの指摘もある。実際、JOC(日本オリンピック委員会)の内部からは「K-1の強行開催は世界中のメディアでも報じられ、驚くべき早さで各国からひんしゅくを買っている。これによって完全に日本は『ウイルスに対して警戒心が低過ぎる』というレッテルを張られ、延期論どころか、中止論にも拍車をかけてしまうことになりかねない」という恨み節も聞こえてきているほどだ。 

ちなみにK-1は資金繰りで苦しい運営を強いられている側面があり、今大会がキャンセルになれば経営的にもかなりのピンチに追い込まれるとのウワサも格闘技界で飛び交っていた。そうかと言ってK-1側の肩を持つつもりなど毛頭ないが、強行開催は批判覚悟で背に腹は代えられなかったのかもしれない。

プロレス界でも台所事情の厳しい弱小団体が同じく強行開催をほのめかし、エンタメ界ではメジャーの宝塚歌劇団が同じく22日から公演を再開させたという事実もある。こうした背景を鑑みれば、やはり大型イベントの開催について「慎重な対応が求められる」という抽象的な言い回しで判断を主催者任せにしている日本政府の曖昧な姿勢も責められるべきだろう。


           

ここでも、最後の一文にあるような政府・自治体の弱腰の要望に終始していることが一つの問題でもあります。中止してほしいなら「命令」を出すべきでした。命令するからには、中止によって生まれる損失を補填しなければなりません。それができないか、したくないので「自主的にやめてもらいたい」という要請になってくるのです。

諸外国ではこの要請が聞き入れられないから観戦爆発が起こった訳で、日本人は「自主的に危険を避ける行動をしてくれるという」希望的観測に頼り過ぎたことで起きたとも言えますね。



それにしても、日本全国を覆う閉塞感はMAXに達しつつあります。このままでは、どこかで爆発しないかと不安になってきます。

それでも、日本国内こそ小康状態と考えられていますが、世界に目を転じればとんでもないことになっています。東京オリンピックも予定通りの開催は不可能な状況になってきました。COVID-19の本当の恐ろしさは病に感染することではなくて、それによる経済が受ける壊滅的打撃に他なりません。既に「コロナで死ぬ前に金銭的に行き詰って死んでしまう」という声が出ています。今後は、K-1のように強行突破する団体や会社は出て来るでしょう。それが最も恐ろしい悪影響です。

Jリーグの再開時期はさらに遅れそうですし、プロ野球の開幕もずれ込みそうな流れになっています。

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Jリーグ、4月上旬再開は困難か…専門家チームが提言「リスクが高い。4月のできるだけ後半に」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200323-00010011-goal-socc
※以下、引用です。

日本プロ野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は23日、第4回の「新型コロナウイルス対策連絡会議」を実施。今回は再開時期についての議論がなされた。

12日に行われた前回の連絡会議では、感染症対策について話し合いが行われ、専門家チームより「開催延期が望ましい」との見解が示された。これを受けてプロ野球は3月20日の開幕、Jリーグは3月18日の再開を延期。Jリーグは4月3日の再開を目指すことを発表していた。

今回の会議では、19日に行われた国の専門家会議の発表をもとに、専門家チームより現在の新型コロナウイルスの状況、開催時期についての提言が行われた。

Jリーグの村井満チェアマンは「(未だ)予断を許さない状況」である見解を述べつつ、「新たに海外等からの帰国者や来日者が一つのリスクになっている。一方である地域は小康状況にある。(再開に向けては)3月25日にクラブを集めて実行委員会を行う。今日頂いたご意見をもとに3月25日に意思決定を行いたい。仮に4月3日の再開が難しい場合は、2週間単位で4月18日、それでも難しければ5月2日(の再開)になる」と見通しを述べた。

NPBの斉藤惇コミッショナーは「状況は刻々と変わって、第2ステージになりつつある。(新型コロナは)特に海外、欧州を中心に拡がっている。特に帰国者によって持ち込まれている状況。日本の場合は海外に比べると、ある程度抑えられているが、ギリギリの線。集団の観衆、選手を集める興行としては、陽性がたくさん出てくると中々難しくなる。我々はJリーグと同じように今日の話をベースに実際にどうしていくか、12球団と話し合いたい」と開幕時期については今後も引き続き検討していく姿勢を明かした。

専門家チームの賀来満夫氏(東北医科薬科大学医学部・感染症学教室特任教授)は、「国の専門家会議でも言っているように、クラスターが続き、感染が拡がるとメガクラスターになる。多くの方が集まるイベントにリスクがある。(イベントの)前後においてもリスクが高い可能性がある」という見解を述べた。

そのうえで「プロ野球・Jリーグともに全国から集まる。そういった点では非常にリスクが高い点をお伝えした。早期で開催するのは非常に難しい。できるだけ開催日時を遅らせていただきたいという意見はお伝えしている。個人的には4月の初めではなく、後半にやっていただきたい。4月のできるだけ遅い時期に(開催の)目標を定め、十分な準備期間に充てていただきたい」と提言した。


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確かに安全を担保することは最優先かも知れません。しかし、経営が行き詰りつつあるクラブは1つや2つではないでしょう。カープ以外のNPB各球団には親会社がありますから、何とか支えられるでしょうが、親会社を持たない市民クラブの多いJリーグでは、試合による日銭が入らないと財政が破綻するという弱小クラブが半数以上です。中断期間が延びれば、それだけ破綻の危険は大きくなります。

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JリーグもNPBも強行突破に踏み切ることはないでしょうが、日程破綻を気にしているときは過ぎ去って、財政破綻を心配しないといけない時期に入って来たことは間違いありません。東日本大震災による中断期間がありましたが、あの時は「何日から再開する」という明確なビジョンがありました。資金繰りしようにもいつまで我慢すればよいのか分らない現状は遥かに厳しいものになります。

コロナ終息が絶対的に人類に課せられた命題なのですが、経済の死滅阻止はそれ以上に重要な課題なのです。

とにかく、皆さん生き延びましょう。

頑張りましょう。
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