今年の大河ドラマは鎌倉幕府2代執権となる、北条義時を主人公とする源平合戦から鎌倉幕府初期の人間模様を描きます。
出典:https://kamakuratrip.com/kamakura13/
頼朝の死後、2代将軍・頼家の時代となった時、幕府は当時の有力者13人による合議制へと移行しました。その13人が今回の主題ですが、脚本が三谷幸喜なので奇想天外なドラマになることは間違いないでしょう(笑)
その「鎌倉殿の13人」とは、以下の13人です。
北条義時
北条時政
梶原景時
比企能員
安達盛長
和田義盛
大江広元
三善康信
三浦義澄
中原親能
二階堂行政
足立遠元
八田知家
既にドラマに登場している人物もいますが、多くはこれからですね。
にほんブログ村
ところで、室町幕府の足利将軍15人や江戸幕府の徳川将軍15人と比べても、ほとんど知られていない鎌倉幕府の将軍9人と執権として政を掌った北条氏の執権16人についてはあまり知られていません。その鎌倉将軍と執権について系譜をたどってみます。
【鎌倉将軍】
初代 源 頼朝 (在職:1192年7月12日~1199年1月13日)
2代 源 頼家 (在職:1199年1月26日~1203年9月7日)
3代 源 実朝 (在職:1202年9月7日~1219年1月27日)
4代 藤原頼経 (在職:1226年1月27日~1244年4月28日)
5代 藤原頼嗣 (在職:1244年4月28日~1252年2月20日)
6代 宗尊親王 (在職:1252年4月1日~1266年7月4日)
7代 惟康親王 (在職:1266年7月24日~1289年9月14日)
8代 久明親王 (在職:1289年10月9日~1308年8月4日)
9代 守邦親王 (在職:1308年8月10日~1333年5月21日)
頼朝亡き後は、2代・頼家、3代・実朝も既に飾り物の将軍に過ぎなかったのですが、4代以降はいよいよ歴史の表舞台に顔どころか、名前すら出て来ないという薄っぺらい存在でした。
あの、元寇を迎え撃った時の8代執権、北条時宗は有名ですが、その時の将軍が誰であったかなどは歴史にも登場する価値すらないということのようです。
出典:http://trendydevil.work/2022/01/07/kamakuradenno13nin_taiga/
では、実際に政を掌った北条氏の執権16人を確認しましょう。
【鎌倉幕府執権】
初代 北条時政 (在職:1203年~1205年)
2代 北条義時 (在職:1205年~1224年)
3代 北条泰時 (在職:1224年~1242年)
4代 北条経時 (在職:1242年~1246年)
5代 北条時頼 (在職:1246年~1256年)
6代 北条長時 (在職:1256年~1264年)
7代 北条政村 (在職:1264年~1268年)
8代 北条時宗 (在職:1268年~1284年)
9代 北条貞時 (在職:1284年~1301年)
10代 北条師時 (在職:1301年~1311年)
11代 北条宗宣 (在職:1311年~1312年)
12代 北条煕時 (在職:1312年~1315年)
13代 北条基時 (在職:1315年~1316年)
14代 北条高時 (在職:1316年~1326年)
15代 北条貞顕 (在職:1326年~1326年)
16代 北条守時 (在職:1327年~1333年)
歴史のエアポケットとも言える鎌倉時代に少しでもスポットを当てるきっかけになるかどうか? まあ、これからに注目しましょう。
源平合戦が描かれることになりますが、頼朝配下につく板東武者の多くは平氏の血縁であったことは描かれるのか? まあ、それはどちらでも良いのですが(笑)
大河は最近面白くなってきましたから、楽しみではありますね。
雑念は捨てて、この際楽しみましょう。