がんばれ岡山 Challenge“サブスリー”プロジェクト 代表ランナー募集について

天満屋女子陸上競技部は地域支援活動の一環として、がんばれ岡山 Challenget "サブスリー"プロジェクト 代表ランナー募集活動を行うと発表しました。サブスリーとはフルマラソンでの完走タイム３時間切りということですから、競技者レベルのランナーを育成しようというプロジェクトです。


出典：https://www.tenmaya.co.jp/

天満屋女子陸上競技部は過去に山口衛里(シドニー)、坂本直子(アテネ)、中村友梨香(北京)、重友梨佐(ロンドン)、そして東京五輪代表に決定している前田穂南と５人のオリンピックマラソン代表を輩出しています。加えて世界陸上の長距離、マラソン代表となると更に数多く輩出している名門です。

コロナ禍で「おかやまマラソン」など全国の大会が中止され、閉塞感の漂う地域を元気づけたいという企画です。今年12月から来年５月までの半年間でサブスリーを目指し、成果を大会で披露する予定です。


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がんばれ岡山 Challenge"サブスリー″
プロジェクト 代表ランナー募集要項
https://www.tenmaya.co.jp/track_and_field/sub3_pj.html
※以下､引用です｡



このたび、天満屋女子陸上競技部は、地元岡山の市民ランナーの皆様の支援活動のひとつとして、特に記録更新を目指してフルマラソンに挑戦されている方へ、長年にわたり培ってきた私たちのトレーニング方法をお伝えし、その目標到達のお手伝いをすることを目的としてプロジェクトを発足し、このプロジェクトでトレーニングを受けていただく代表ランナーを募集いたします。
本プロジェクトでは市民ランナーの最終到達点とも言える「サブスリー＝フルマラソン３時間切り」を目指して６ヶ月間のトレーニングに取り組んでいただきます。
高い目標に向け日々努力してるランナーの皆様の「大人のチャレンジ」をお待ちしています。

　　　募集要項　　　

１.応募資格
次の①～⑦の条件をすべて満たす方

①岡山県在住の男性
②フルマラソンの最高タイムが3：00：00～3：30：00の方
③1975年1月1日～2000年12月31日生まれの方
④月３～４回程度の岡山市内でのトレーニングの全日程に参加できる方
⑤トレーニング成果確認のため、指定のマラソン大会に参加できる方
※プロジェクト終了までに参加に適する大会の開催がない場合はこの限りではありません
⑥トレーニングが可能な健康状態の方
⑦公式SNS上やTV・新聞にて選考過程やトレーニング過程の公開を行うことを承諾いただける方

２.募集人数
３名

３.応募受付期間
2020年11月1日（日）～11月10日（火）

４.プロジェクト活動期間
2020年12月1日（火）～2021年5月31日（月）予定

５.応募方法
下記アドレスへ、タイトルのみ『サブスリーランナー応募（ご自分のフルネーム）』と入力し、空メールを送ってください。追って、こちらより詳細をご連絡いたします。
：sub3_pj@tenmaya.co.jp（メーラーが起動します）

６.選考審査員ならびにトレーナー


　　　武冨 豊
天満屋女子陸上競技部監督


　　　篠原 太
天満屋女子陸上競技部コーチ
1991年世界陸上東京大会
男子マラソン５位入賞


　　　山口衛里
天満屋女子陸上競技部コーチ
2000年シドニーオリンピック
女子マラソン７位入賞

７.選考ステップ
①オンライン面談（15分程度）
2020年11月11日（水）～15日（日）の期間で個別調整させていただきます
※応募者が想定以上の人数となった場合は書類選考後に①を実施いたします。
②ランニングチェック（１時間程度）
2020年11月28日（土）　場所と時間は①の通過者へ個別通知いたします
③選考結果発表
2020年11月30日（月）　天満屋女子陸上競技部ＨＰおよびＦＢ
※応募者へは個別通知いたします　

８.その他
①トレーニングに関する費用負担は原則としてありませんが、練習場等への交通費については自己負担でお願いいたします。
②練習スケジュールは原則、前月の20日までにお知らせいたします
③プロジェクトスタート後に応募資格を満たしていないことが判明した場合、プロジェクト代表ランナーの資格を失うものとします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　【問い合わせ先】
天満屋女子陸上競技部（担当：平井）
〒700-8265　岡山市北区表町2丁目1番1号
TEL：（086）231-7511［月～金 10:00～17:00］
FAX：（086）231-7551
：sub3_pj@tenmaya.co.jp
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　

資格要件が厳しいのでハイレベルの募集にはなりましたが、はたしてどの程度の応募があるのか、結構興味深いですね。

自信のある方、応募されては如何ですか？

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よろしくお願いします。

女子の残り一枠は、一山麻緒だった !!

昨年の９月１５日に開催されたＭＧＣで優勝した前田穂南(天満屋)と２位に入った鈴木亜由子(ＪＰ)の２人が早々に五輪内定を獲得し、残る一枠はＭＧＣ３位の小原怜(天満屋)がその後のファイナルチャレンジ３レース(12/8:さいたま国際，1/26:大阪国際，3/8:名古屋ウィメンズ)で設定タイムの「2時間22分22秒」を破る選手が出なかった場合に内定する流れとなりました。

さいたまで記録を破る選手は現れず、１月の大阪での結果に注目が集まりました。



そして大阪国際女子マラソンで、松田瑞生(ダイハツ)が設定タイムを破る2時間21分47秒で完勝。これで五輪３枠目は松田で決まりのように報じられました。記録を狙うのには最適のスピードレースが可能な大阪に比べて、記録が出にくい名古屋では不利という見方もあってのことでした。



本日行われた名古屋ウィメンズマラソン2020で、松田の記録2時間21分47秒を破る記録で日本人１位にならなければ五輪切符は掴めません。かなり高いハードルですから突破は至難の業と思われていましたが、はたして結果はどうなったでしょうか？　50位までの結果を確認します。

【名古屋ウィメンズマラソン2020】
①一山麻緒　2:20:29
②安藤友香　2:22:41
③ﾋﾟｭｱﾘﾃｨ･ﾘｵﾉﾘﾎﾟ　2:22:56
④ﾋﾙﾄ･ﾀﾞﾝﾃ　2:23:17
⑤佐藤早也伽　2:23:27
⑥ヘレン･トラ　2:23:27
⑦ﾋﾞﾙｹ･ﾃﾞﾍﾞﾚ　2:25:08
⑧細田あい　2:26:34
⑨岩出玲亜　2:28:39
⑩大森菜月　2:29:29
⑪本田絵里香　2:29:51
⑫上杉真穂　2:30:00
⑬池満綾乃　2:30:07
⑭鈴木千晴　2:30:19
⑮松田杏奈　2:30:35
⑯岡田 唯　2:32:00
⑰川内理江　2:32:14
⑱松本亜子　2:33:01
⑲橋本奈海　2:33:09
⑳野添佑莉　2:34:04
㉑永岡真衣　2:34:51
㉒野上恵子　2:35:22
㉓和久夢来　2:36:38
㉔猪原千佳　2:37:34
㉕清水美穂　2:37:43
㉖ｱﾝｹ･ｴｻｰ　2:39:19
㉗清田真央　2:41:26
㉘赤坂よもぎ　2:42:00
㉙中村瑠花　2:44:44
㉚宮内宏子　2:45:41
㉛津崎紀久代　2:45:57
㉜坂本喜子　2:46:14
㉝宮内洋子　2:46:21
㉞高橋伶奈　2:48:06
㉟世古理恵　2:49:06
㊱高野美幸　2:49:10
㊲田島美沙　2:50:35
㊳俵 千香　2:50:41
㊴藤澤 舞　2:51:36
㊵本山桃子　2:51:51
㊶太田美紀子　2:52:45
㊷野本有紀子　2:53:37
㊸青山由佳　2:53:59
㊹下村亜夕美　2:54:01
㊺幾野由里亜　2:54:35
㊻中山苑香　2:54:40
㊼中村美香　2:54:55
㊽北谷友梨佳　2:55:10
㊾佐藤紀美　2:55:12
㊿河村奈津紀　2:55:15



本人にはかなりの自信があったようですが、後半どんどんペースを上げて行く走りは力強く、終わってみれば圧勝でした。タイムは2時間20分29秒で国内最高記録、歴代でも４位の好タイムでした。

このレースの結果、東京五輪の女子代表は前田･鈴木･一山の３人に決まりました。


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一方、今日行われた男子のびわ湖では大迫の記録を破る選手が現れず、男子は中村･服部･大迫の３人で決定しました。

冷たい雨が降り、風も強い難しい状態の中で、プレッシャーをはね返して最後の一枠を掴み取った一山のレースは見事でしたが、それでも日本マラソン陣には茨の道が続きます。

五輪までにどこまで仕上げられるのか？　時間は多くはありません。

ここからが本当に厳しい道程です。

東京マラソン 2020 レース結果

これも、新型コロナウイルスの影響をもろに受けた大会です。一般参加を取りやめ、東京五輪代表選考レースを主眼に絞っての開催となりました。東京五輪代表を争うエリート選手に限定された大会です。



代表選考の設定タイムは大迫傑が持つ自身の日本記録を１秒上回る２時間５分４９秒以内で、日本人１位になることが求められます。次のびわ湖毎日マラソンの結果を含めての選考となります。

早速、レース結果です。上位50人まで記載します。

【東京マラソン 2020】
１.ビルハヌ･レゲセ 2:04:15
２.バシル･アブディ 2:04:49
３.シサイ･レマ 2:04:51
４.大迫 傑 2:05:29 (日本新)
５.ビダン･カロキ 2:06:15
６.エルハサン･エルアバシ 2:06:22
７.アセファ ･メングストゥ 2:06:23
８.高久 龍 2:06:45
９.上門大祐 2:06:54
10.定方俊樹 2:07:05
11.木村 慎 2:07:05
12.小椋裕介 2:07:23
13.下田裕太 2:07:27
14.菊地賢人 2:07:31
15.一色恭志 2:07:39
16.設楽悠太 2:07:45
17.サイモン･カリウキ 2:07:56
18.アモス･キプルト 2:08:00
19.ゲタネ･モラ 2:08:12
20.岡本直己 2:08:37
21.倉田翔平 2:08:44
22.藤川拓也 2:08:45
23.岩田勇治 2:08:45
24.大石港与 2:08:52
25.宮脇千博 2:09:04
26.井上大仁 2:09:34
27.山本憲二 2:09:41
28.土方英和 2:09:50
29.堤 悠生 2:11:07
30.大六野秀畝 2:11:19
31.竹下和輝 2:11:36
32.河合代二 2:11:37
33.松井将器 2:11:47
34.高宮祐樹 2:11:48
35.池田宗司 2:11:56
36.飯沼健太 2:12:06
37.松本伸之 2:12:06
38.熊橋弘将 2:12:10
39.神野大地 2:12:11
40.設楽啓太 2:12:13
41.小森稜太 2:12:18
42.藤曲寛人 2:12:24
43.松尾修治 2:12:29
44.松井智靖 2:12:31
45.堀尾謙介 2:12:31
46.高田康暉 2:12:45
47.風見 尚 2:13:13
48.大橋秀星 2:12:13
49.田中飛鳥 2:13:21
50.金森寛人 2:13:21



大迫が日本新の快走で代表を手繰り寄せました。びわ湖を待っての選考になるでしょうが、かなり近づいたというか、ほぼ決定ではないかと思います。

女子の結果をみると、日本人が入り込める余地がなさそうな雰囲気で、男女ともに五輪本番は苦しい戦いになりそうですね。

コロナ騒動で沿道の応援も規制された中でのレースは異様な感じですが、それでも人が集まるのは止められなかったようですね。

問題は、日本記録で走っても３位に届かないのが今の日本の現状であることは忘れてはいけないと思います。世界は常に遥か先を走っているという認識は持ち続ける必要があります。この結果を手放しで喜べない微妙な心境はコロナだけの影響ではなさそうです。

五輪ははたして予定通りできるのか？