おじさんのスポーツおたく奮戦記? 第2章:issanの諸国漫遊記!?

岡山のスポーツチーム、出身選手、岡山に関係する人々などを勝手に応援するissanの日本国内漫遊記 !?

第106回全国高校野球選手権 49代表校決定(その1,北海道・東北・関東編)

2024年07月31日 21時19分55秒 | 高校野球

30日に愛媛大会の決勝が行われ、夏の甲子園49代表が決定しました。

その49代表校の顔触れです。1回目は北海道・東北・関東編です。準々決勝以降の試合結果もつけておきます。

【北北海道】

白樺学園(9年ぶり4回目)

▽準々決勝

旭川実 6-4 士別翔雲

クラーク国際 7-2 北見柏陽

白樺学園 3-1 遠軽

旭川志峯 10-3 帯広大谷

▽準決勝

クラーク国際 9-1 旭川実

白樺学園 12-2 旭川志峯

▽決勝

白  樺  学  園 010 010 003│5

クラーク国際 000 002 000│2

(白)半沢・神谷・半沢・神谷-浅野

(ク)辻田・児玉・佐藤・児玉・辻田・佐藤・児玉-中田・千葉

 

【南北海道】

札幌日大(初出場)

▽準々決勝

立命館慶祥 11-4 国際情報

札幌光星 4-1 函館大有斗

札幌日大 11-1 札幌大谷

北照 3-0 函館大柏稜

▽準決勝

立命館慶祥 6-3 札幌光星

札幌日大 1-0 北照

▽決勝

立命館慶祥 000 000 400│4

札幌日大  110 130 00X│6

(立)大西・久松・浅見-安井

(札)小熊-高橋

 

【青森】

青森山田(7年ぶり12回目)

▽準々決勝

弘前学院聖愛 6-0 青森商

八戸工大一 8-5 三沢商

青森山田 6-1 八戸学院光星

東奥義塾 3-2 弘前東

▽準決勝

弘前学院聖愛 6-2 東奥義塾

青森山田 15-0 八戸工大一

▽決勝

弘前学院聖愛 110 000 001│3

青  森  山  田 000 004 00X│4

(聖)吹田・芹川-加藤

(山)桜田・関-橋場

 

【岩手】

花巻東(2年連続12回目)

▽準々決勝

一関学院 5-0 水沢商

花巻東 6-1 盛岡中央

盛岡一 3-2 久慈

盛岡大附 7-4 花巻北

▽準決勝

花巻東 6-2 一関学院

盛岡大附 12-5 盛岡一

▽決勝

花巻東  000 010 012│4

盛岡大附 000 000 102│3

(花)葛西・田崎-千葉

(盛)若林-坂田

 

【秋田】

金足農(6年ぶり7回目)

▽準々決勝

金足農 2-0 本荘

秋田商 3-1 秋田修英

秋田南 4-3 新屋

秋田工 8-3 横手

▽準決勝

金足農 8-0 秋田工

秋田商 7-5 秋田南

▽決勝

秋田商 002 010 011│5

金足農 031 000 11X│6

(秋)佐々木・鈴木学・佐藤瑛・堀野・菅原-今野

(金)吉田-相馬

 

【山形】

鶴岡東(2年ぶり8回目)

▽準々決勝

鶴岡東 5-0 東海大山形

日大山形 7-1 山形学院

東北文教大山形城北 9-8 羽黒

山形商 4-0 米沢中央

▽準決勝

鶴岡東 6-5 日大山形

東北文教大山形城北 8-3 山形商

▽決勝

鶴   岡   東 200 141 210│11

東北文教大山形城北 100 000 000│ 1

(鶴)杉浦・佐藤-億田

(東)小野村・佐藤・玉虫・大滝-吉川

 

【宮城】

聖和学園(初出場)

▽準々決勝

仙台育英 5-1 柴田

仙台商 5-1 仙台東

聖和学園 2-1 東陵

古川学園 1-0 東北学院榴ケ岡

▽準決勝

仙台育英 5-2 古川学園

聖和学園 9-7 仙台商

▽決勝

聖和学園 103 021 001│8

仙台育英 110 020 010│5

(聖)斎藤佑・千葉-遠藤

(仙)山口・武藤・佐々木広・内山・大山-川尻

 

【福島】

聖光学院(3年連続19回目)

▽準々決勝

聖光学院 8-6 いわき湯本

学法石川 8-1 田村

磐城 2-1 東日大昌平

相馬 5-3 須賀川創英館

▽準決勝

聖光学院 10-5 磐城

学法石川 9-1 相馬

▽決勝

聖光学院 400 000 000│4

学法石川 000 000 100│1

(聖)高野-佐藤

(石)佐藤翼・小山・佐藤翼・菊池-大栄

 

【茨城】

霞ヶ浦(5年ぶり3回目)

▽準々決勝

常盤大 3-2 土浦日大

霞ヶ浦 3-1 鹿島学園

つくば秀英 10-5 下妻一

守谷 7-1 水城

▽準決勝

つくば秀英 6-5 常盤大

霞ヶ浦 6-2 守谷

▽決勝

つくば秀英 000 000 120│3

霞 ヶ 浦 000 300 33X│9

(つ)羽富・中郷・大石・石塚・津金-稲葉・菅野

(霞)市村・真仲-片見

 

【栃木】

石橋(初出場)

▽準々決勝

石橋 2-1 宇都宮商

作新学院 1-0 文星芸大附

青藍泰斗 7-1 茂木

国学院栃木 6-5 佐野日大

▽準決勝

石橋 3-1 作新学院

国学院栃木 5-1 青藍泰斗

▽決勝

国学院栃木 501 101 000│8

石   橋 040 014 00X│9

(国)鶴見・椿-井上

(石)柳田・平間・入江-山下

 

【群馬】

高崎健康福祉大高崎(9年ぶり4回目)

▽準々決勝

健大高崎 6-3 高崎経済大附

前橋商 6-3 前橋東

前橋育英 8-7 東農大二

樹徳 7-2 明和県央

▽準決勝

健大高崎 9-8 前橋育英

前橋商 8-4 樹徳

▽決勝

前橋商  000 100 000│1

健大高崎 100 010 21X│5

(前)伊藤・清水-米山

(高)石垣・佐藤-箱山

 

【埼玉】

花咲徳栄(5年ぶり8回目)

▽準々決勝

花咲徳栄 12-9 西武台

山村学園 6-4 東農大三

昌平 10-0 浦和麗明

春日部共栄 6-5 浦和学院

▽準決勝

花咲徳栄 3-1 山村学園

昌平 4-1 春日部共栄

▽決勝

花咲徳栄 201 030 000 5│11

昌  平 001 100 040 3│ 9

            (延長10回タイブレーク)

(花)上原・岡山-田端

(昌)鈴木・江原・古賀-白坂・飯田

 

【千葉】

木更津総合(6年ぶり8回目)

▽準々決勝

木更津総合 7-0 中央学院

東京学館 4-1 志学館

市立船橋 10-2 拓大紅陵

市原中央 7-0 東京学館船橋

▽準決勝

木更津総合 7-0 東京学館

市立船橋 6-3 市原中央

▽決勝

市立船橋  001 000 000 0 │1

木更津総合 000 010 000 1x│2

             (延長10回タイブレーク)

(船)工藤-上林

(木)千葉・石沢-羽根

 

【東東京】

関東第一(5年ぶり9回目)

▽準々決勝

帝京 10-0 淑徳

二松学舎大附 8-5 東亜学園

関東第一 8-4 修徳

東京 6-5 日大豊山

▽準決勝

帝京 13-3 東京

二松学舎大附 6-1 二松学舎大附

▽決勝

関東第一 012 140 000│8

帝  京 004 001 000│5

(関)畠中・坂井-熊谷

(帝)小野・村松・西崎-丹羽

 

【西東京】

早稲田実(9年ぶり30回目)

▽準々決勝

日大三 7-1 拓大一

日大二 9-0 桜美林

早稲田実 14-13 国学院久我山

創価 7-6 早大学院

▽準決勝

日大三 3-2 創価

早稲田実 14-3 日大二

▽決勝

日大三  013 030 200│ 9

早稲田実 310 112 011x│10

(日)谷亀・伊藤・川上・畠山-西鍛治

(早)中村・浅木・唐箕・山崎・川上-山中

 

【神奈川】

東海大相模(5年ぶり12回目)

▽準々決勝

横浜 9-2 桐光学園

武相 10-1 横浜隼人

東海大相模 13-1 日大藤沢

向上 9-6 桐蔭学園

▽準決勝

横浜 2-1 武相

東海大相模 6-4 向上

▽決勝

横   浜 101 002 000│4

東海大相模 000 110 04X│6

(横)奥村頼・織田・奥村頼・池田・若杉-椎木

(相)藤田・福田・塚本-木村

 

【山梨】

日本航空(3年ぶり7回目)

▽準々決勝

東海大甲府 4-1 山梨学院

駿台甲府 6-2 甲府一

日大明誠 1-0 甲府城西

日本航空 4-3 帝京三

▽準決勝

東海大甲府 10-0 駿台甲府

日本航空 11-1 日大明誠

▽決勝

日本航空  113 020 000│7

東海大甲府 010 000 000│1

(日)高木・柳沢-金子竜

(甲)鈴木蓮・樋口・山本・的場-岡田

北海道・東北・関東と見てきました。初出場は札幌日大、聖和学園、石橋の3校です。話題性と言えば金足農業です。6年前の準優勝時のエース・吉田輝星の弟・吉田大輝を擁して6年ぶりの夏に挑みます。話題性に実力がどこまで追いついてくるかに興味が持たれます。

次回は、北信越・東海・近畿について見て行こうと思います。

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礼に始まり礼に終わる武道の精神こそ、日本的美学と称賛されるべき姿と覚えけり

2024年07月31日 06時32分15秒 | オリンピック

阿部詩の敗戦後の大泣きが批判の対象になり炎上しています。柔道に限らず、スポーツシーンにおいて感情を露わにした動作やパフォーマンスに嫌悪感を抱く方も多く存在するということです。気持ちは分からなくないですが、せめて人目に触れない場所で存分に泣かせてあげる配慮がコーチになかったのか? そういう批判にさらされるのも五輪代表選手の有名税として切り捨てるには少し可哀想な気がします。五輪メディアはそういう意味ではゴミメディアなので、阿部詩の号泣シーンは大好物ですぐに食いつきました。やはり、周りの大人が導いてやらないといけません。

永瀬貴規が金メダルを決めたシーンでにこりともせずたたずまいを直して敗者を称え、四方の観客席に礼をして畳を降りるシーンは個人的には感動的でした。武道の領域の柔道であれば当然の所作ですが、スポーツとしてのJUDOでは忘れられた部分です。それを思い出させてくれる永瀬の行動はもっと称賛されるべきことと思います。


五輪連覇の永瀬表彰式でも最後方の控えめ姿に大野将兵「かわいらしい」銅の韓国選手が前にかぶさりメダル隠れる
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/dailysports/sports/20240731045

※以下、引用です。

日本時間の31日未明に行われたパリ五輪柔道男子81キロ級の決勝を制し、連覇を達成した永瀬貴規選手が、試合後の表彰式に出席。その際の控えめな様子を、テレビ中継で解説を務めたリオ・東京五輪金メダリストの大野将平が「かわいらしい」と称した。

表彰台の中心に立ち、感無量の「君が代」を口ずさみながら国旗掲揚を見届けた永瀬。その後の写真撮影の際には、銅メダルの韓国選手が永瀬の前にかぶさるように立ち、永瀬のメダルが隠れる場面もあった。

結果として最後方に控えた永瀬に、実況は「金メダリストですが後ろ目なポジション」と表現。大野も「永瀬さんらしい、控えめなポジショニングですね」とし、「照れくさそうに手を上げて観客に答えていたのもかわいらしいというか、永瀬さんらしい、そんな仕草でした」と、その人柄も交えて説明した。

永瀬は決勝も一本勝ちで、五輪連覇にして日本選手としては3人目となる3大会連続のメダル。それでも常に冷静さを保つ様子に、ネット上では「もう佇まいが達人やなと夫と痺れていた」「常に冷静で自分の柔道貫いてて、カッコ良かった!」「静かに強いという、なんかこう、柔道って感じ。勝っても静かなお人柄になんか感動した」といった声が多く上がっていた。


永瀬貴規の五輪連覇に深夜の日本列島が歓喜!「もう佇まいが達人」「勝っても静かなお人柄に感動」「常に冷静で」トレンド急浮上

gooニュース

https://news.goo.ne.jp/article/dailysports/sports/20240730163.html

※以下、引用です。

「パリ五輪・柔道男子81キロ級・決勝」(30日、シャンドマルス・アリーナ)



五輪連覇を目指す永瀬貴規(30)=旭化成=は世界選手権3連覇中のグリガラシビリ(ジョージア)と対戦。一本勝ちで強敵を撃破し今大会の阿部一二三に続く連覇を達成した。3大会連続メダルは野村忠宏以来となった。

鮮やかな一本勝ちに深夜の日本列島も歓喜に沸いた。「永瀬選手」がトレンド入りし「もう佇まいが達人やなと夫と痺れていた」「永瀬選手ほんまに強い!すばらしー」「永瀬選手、強かったー!常に冷静で自分の柔道貫いてて、カッコ良かった!」「静かに強いという、なんかこう、柔道って感じ。勝っても静かなお人柄になんか感動した」と多くのつぶやきが集まった。

五輪連覇を決めたあとも冷静さを貫いた永瀬。畳を降りたところで初めて感情をあらわにした。


「畳を降りたところで感情をあらわにした」と書かれていますが、ほんの一瞬です。その後も淡々とした態度を貫きました。

今朝の男子サッカーのイスラエル戦で決勝ゴールを決めた細谷真大のゴール後の冷静な態度にも好感が持てました。自らの喜びよりも試合に勝つこと、そして対戦相手へのリスペクトを忘れないというのは最低限のマナーだと思います。

「礼に始まり礼に終わる」武道の精神こそ、全てのスポーツに求められる大事なものと思います。自らを鼓舞する為にという側面はあったとしても、対戦相手に対する礼儀を忘れてしまってはスポーツマンシップにも悖る所業と言われても仕方ありません。オリンピックで様々なスポーツシーンに出くわすことになりますが、そういう視点で見て行くことも大切なのではないでしょうか?

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中国の負の連鎖はオリンピックの魔物か? 日本の躍進の鍵は「巨人の星」と「虎の穴」か?

2024年07月30日 07時35分10秒 | オリンピック

【パリ五輪】体操ニッポン金メダル絶望的状況から中国を3.267点差大逆転 橋本「あきらめなくてよかった」2大会ぶり団体王座奪還 

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/sports/hochi-20240729-OHT1T51093

※以下、引用です。

◆パリ五輪 第4日 ▽体操男子 団体決勝(29日、ベルシー・アリーナ)

男子の団体決勝で、予選2位通過した日本は、259.594点で金メダルを獲得。2016年リオ五輪以来、2大会ぶりに団体で五輪王者に返り咲いた。予選首位通過した最大のライバル・中国との一騎打ちを制し、王座奪還を果たした。

橋本大輝は「あきらめなくてよかった。この金メダルをとれて本当によかった (金メダルは)めちゃめちゃ重い」と語った。

最大のライバルの中国と同じローテーションで演技を行う日本は1種目目の床運動で中国を0.734点リードしたが、2種目目のあん馬で、エースの橋本が落下。前半の3種目を終え、中国が131.364で首位。2位に米国、3位に英国、4位にウクライナと続き、日本は5位で折り返した。

4種目目の跳馬では橋本が14.900の高得点をマークするなど4位に浮上。首位の中国との差も1.799点に詰めた。5種目目の平行棒では、4種目で最初の演技者を務めた萱が14.733、岡が14.866、谷川が14.766と立て続けに14点後半をマークして2位に浮上。中国とは3.267点差に広がって迎えた最後の鉄棒で、中国がまさかの2度の落下。最後に橋本が14.566点をたたき出して逆転。劇的な展開で2大会ぶりの優勝を果たした。

前回21年東京五輪は、ROC(ロシア・オリンピック委員会)に0.103点差で敗れて銀メダル。悔しさを知る主将の萱和磨(セントラルスポーツ)は「1秒たりとも0.103っていうのは忘れてはいない3年間だった」と言う。同じく前回出場した谷川航(セントラルスポーツ)も「『今日あんまり動けないな』という日も、それで(悔しさを思い出して)気合いを入れた。失敗しないだけじゃダメ。自分の一番いい演技を目指さないといけない」と3年前の思いを胸に刻み、パリ五輪まで鍛錬した。

“前哨戦”の2023年世界選手権では日本が団体金メダルを獲得。だが、中国は同時期に開催されていた杭州アジア大会にメインメンバーを派遣していた。本当の意味での「直接対決」はパリ五輪で実現。一方の中国も2016年リオ大会、21年東京大会と連続銅メダルで、パリまでに世代交代を遂げながら進化。「体操王国」のプライドに懸け王座奪還に力を注いできた。

中国は「一つ一つのポテンシャルはおそろしいくらい高い」と水鳥寿思・強化本部長。特に日本の弱点・つり輪に精鋭がそろい、平行棒では異次元の16点台を出すスペシャリストもいる。だが、エース・橋本大輝(セントラルスポーツ)は「僕はデータが大嫌い。選手の可能性を閉じてしまっている。多分、この5人だったら『そんな目標数値全部超えてやるよ』って気持ちで僕はやってる」。

日本は層の厚さとチームワークを最大の武器に中国に対抗。世界トップレベルの選手がそろう「過酷な選考会」を勝ち抜いた5人は、「すごく信頼している」と萱は胸を張る。水鳥氏も「ベストなメンバーが選考された。十分金メダル取れると思う」と自信を持った日本代表が完成した。

個人総合世界王者の橋本、安定感抜群で“失敗しない男”として頼れる主将の萱、跳馬で世界トップクラスの実力を持つ谷川、「日本の宝」として無限大の可能性を秘める岡慎之助、あん馬と鉄棒が武器な大型選手で、遅咲きながら努力で五輪切符を得た杉野正尭(ともに徳洲会)。それぞれの持つ強烈な個性が一つとなり、悲願の団体金にたどり着いた。

パリ五輪を迎えるにあたって掲げたスローガンは「メークニューヒストリー」。水鳥氏は「体操はすごい歴史があるが、僕たちは僕たち。『僕たちにしかできない体操ニッポンっていうのを見せたい』っていうような話があった」と明かす。ここはまだスタートライン。再び、体操ニッポンの黄金時代を築き上げる。


「諦めなければ道が開ける」と口で言っても現実には非常に難しいことです。不調のエースをメンバーがカバーして支え合って辿り着いた頂点を「奇跡の大逆転」とは簡単に言えないほどのドラマを見せていただきました。中国選手がミスをしたときに大きな落胆を態度に出してしまう控え選手の姿と、ミスしたらそれ以上に盛り上げ鼓舞しようとする日本の姿の違いが最後の最後でのどんでん返しを演出したのではないでしょうか?

かつて世界を席巻した体操日本は「ミスをしない正確な体操」を武器に連勝記録を伸ばし続けました。ルールが変わりミスをしないだけの体操では勝てなくなってきたときに、低迷期を迎えた日本が復活の狼煙を上げる根底にあったのが「巨人の星」と「虎の穴」だと思っています。日本の選手が世界を制する為に必要なものが「巨人の星」と「虎の穴」だという説は10年以上前から語られていました。

「巨人の星」型とは、ご存知の通り星一徹が鍛えた飛雄馬のように、幼少期から親が営む体操クラブなどで親子鷹で鍛えられた子供たちが世界に羽ばたき活躍するストーリーです。体操競技や卓球などがその典型例とされていました。

「虎の穴」型とは、秘密組織とは言わないまでもある限られた学校やクラブで共同生活しながら徹底的に鍛え上げられた選手たちが世界を制する姿のことで、女子レスリングがその典型的な形とされていました。

日本のスポーツ形態は良し悪しはあるにせよ親の影響を強く受けています。それが美談になるのは成功した時だけですが、概ねそれは肯定されてきました。体操ニッポンの復活には強く「巨人の星」型を感じてきましたが、近年では「虎の穴」タイプの選手の活躍も顕著になって来ました。その理想的な融合がパリでの金メダルに繋がったとしたら喜ばしいことと思います。

中国は徹底的なスペシャリスト養成で団体金メダルを狙ってきました。日本は2人のオールラウンダーを中心に見事な融合でそれに打ち勝ちました。「世界一美しい体操」はまだまだ世界の頂点に立てる力を持っていると証明できたことが嬉しい限りですね。

個人的には、岡慎之助に森末さんに続く岡山勢2人目の個人種目金メダリストを目指して個人総合に挑んで欲しいと思っています。

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第106回全国高校野球選手権岡山大会 決勝の試合結果

2024年07月29日 20時10分17秒 | 高校野球

【五輪雑感】

今朝の五輪女子サッカー、日本のブラジル戦をライブでテレビ観戦していました。驚きの逆転勝ちでしたね。女子のブラジルは男子のようには強くないのですが、日本にとっては相性が頗る悪い相手、難敵の一つです。しかも、初戦のスペインに敗れている日本にとっては必ず勝っておきたい試合でした。しかし、PKを止められたり、決定機を逃している日本に対してカウンター1本で先制したブラジルに後半アディショナルタイムまでリードを許す厳しい展開でした。ここで途中出場の19歳、谷川萌々子がドリブルで突っ込んで相手ハンドを誘いPKを獲得、熊谷が決めて追いつきます。そして、谷川が劇的なダイレクトボレーを突き刺して勝ち越しました。GKの位置を把握して頭を超える25mのミドルシュートをループ気味に決めました。日本は危機を脱してグループ2位につけ決勝トーナメント進出に大きく前進しました。既に決勝トーナメント進出を決めている男子に続いてほしい女子の戦いです。

という訳で、本題に入る前にパリオリンピックの競技について、感じるところがあれば書いていくと思います。ご了承ください。

 

本日、岡山大会の決勝が倉敷マスカットスタジアムで行われました。折角なので、現地で観戦しました。いつもの感覚で移動していると、今日が月曜日というのを忘れていました。渋滞に引っかかり、1時間以上かかって到着しました。試合の様子を写真でご覧いただきながら、決勝の試合結果を振り返ろうと思います。

 

とはいえ、とにかく暑い! 日差しを受けると冗談抜きで死にそうになるので、3階席まで上がり屋根の下に入りました。日陰で風が通るので凌ぎやすく、割と快適な観戦になりました。

決勝の対戦組合せです。

7/29(月)

▽決勝

*倉敷マスカットスタジアム

岡山学芸館-関西

両チームの応援席を見ると学芸館がやや多そうに見えました。

 

Aシードの関西に対して、学芸館はノーシードからの勝ち上がりです。私の母校・西大寺とは道一本隔ててお隣さんの岡山学芸館なので、地元のよしみで応援するのもありなんですが、それじゃあ関西と隣り合わせの創志学園が近所のよしみで関西を応援することはないでしょうから、ここは中立的立場でじっくり観戦することとしました。

 

それでは、決勝の試合結果です。

7/29(月)

▽決勝

*倉敷マスカットスタジアム

岡山学芸館 020 002 000│4

関   西 100 002 000│3

(学)沖田・丹羽-佐藤

(関)山吹・山本-伊勢田

⚾立ち上がりが不安定だった学芸館の先発・沖田でしたが、2回表に自らの2塁打で逆転すると、そこからは安定感を取り戻しました。そこからは6回に2点を取り合う展開で1点差のまま終盤へ。8回に学芸館が1死満塁のチャンスをつかみましたが関西の山本が踏ん張り得点を許しませんでした。9回裏、学芸館は丹羽がリリーフしますが、制球にやや苦しんでいました。先頭打者が放った三遊間へのライナーを学芸館のショート・高安が横っ飛びでスーパーキャッチ。これがこの試合を決めたと思っています。

 

 

 

岡山学芸館は5年ぶり3度目の夏の甲子園出場です。突出した選手はいませんが、攻守にまとまりがあり大きく崩れないので、甲子園での活躍に期待したいところです。

 

 

甲子園出場校は明日、愛媛県で決勝が行われ49校が出揃います。

号外が配布されていたので頂きました。

岡山学芸館の甲子園での快進撃を期待しましょう。

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大相撲七月場所 千秋楽 三段目取組結果

2024年07月29日 02時14分57秒 | 大相撲

幕内優勝争いは、大の里に勝った隆の勝と琴櫻に敗れた照ノ富士による優勝決定戦になり、照ノ富士が隆の勝を寄り切って優勝を飾りました。

各段の優勝力士です。

【幕内優勝】

照ノ富士(伊勢ヶ濱)12勝3敗

【十両優勝】

白 熊(二所ノ関)12勝3敗

【幕下優勝】

大青山(荒汐)7勝0敗

【三段目優勝】

伊 波(尾上)7勝0敗

【序二段優勝】

聖白鵬(伊勢ヶ濱)7勝0敗

【序ノ口優勝】

清水海(境川)7勝0敗

続いて三賞です。

【殊勲賞】

大の里(二所ノ関)9勝6敗

【敢闘賞】

隆の勝(常盤山)12勝3敗

【技能賞】

平戸海(境川)10勝5敗

ドルフィンズアリーナで開催される本場所はこの千秋楽を持って終わりました。長い間お疲れ様でした。

来年からは現在建設中の新しい会場にて開催される予定です。

そして、千秋楽の三段目取組結果です。

【千秋楽】

  決まり手   西
清の花 寄り倒し 安櫻
流武丸 押し倒し 安琉海
龍成山 突き出し 美浜海
安強羅 押し倒し 東輝龍
志摩錦 押し出し 林龍
夏野登岩 上手出し投げ 風佑城
栃岐岳 送り出し 貴大将
安響 寄り切り 出羽大海
千代大牙 寄り倒し 真柏鵬
大ノ蔵 押し出し 千代大聖
北勝龍 腕捻り 龍司
旭水野 押し出し 琴佐藤
新屋敷 押し出し 大凛山
坂井 押し出し 桑江
坂林 送り出し 赤虎
諒兎馬 掬い投げ 相馬
西田 押し出し 小城ノ正
千代大和 押し出し 隠岐の浜
清の花 押し倒し 川渕
大花竜 送り出し 栃武蔵
時蒼馬 寄り倒し 千代の勝
大畑 寄り切り 千代雷山
隆の龍 寄り倒し 早南嶺
鳰の湖 押し出し 鷹翔
富士東 極め出し 陽孔丸
大海 叩き込み 和歌桜
大昇龍 突き落とし 琴大進

西大司は今場所、4勝3敗と勝ち越しました。1勝3敗まで追い込まれてから3連勝で勝ち越しまで持って行きました。

こういう粘りは評価されることと思いますが、できることなら早くに勝ち越しを決めて、更に白星を上積みできるような展開を期待しています。

今場所も西大司幸平を応援していただきありがとうございました。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

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第106回全国高校野球選手権岡山大会 準決勝の試合結果

2024年07月28日 10時50分45秒 | 高校野球

岡山大会準決勝は昨日、倉敷マスカットスタジアムで行われました。本命なき戦いになり、シード校が次々に敗退していく展開になりましたが、甲子園まであと2勝というところまで来ました。

準決勝の対戦カードです。

7/27(土)

▽準決勝

*倉敷マスカットスタジアム

岡山理大附-岡山学芸館

金光学園-関西

シード勢は岡山理大附と関西の2校、ノーシードからの勝ち上がりは岡山学芸館と金光学園の2校です。公立勢がすべて敗退した今大会、私学勢4校による準決勝になりました。

それでは、準決勝の試合結果です。

7/27(土)

▽準決勝

*倉敷マスカットスタジアム

岡山理大附 000 000 000│0

岡山学芸館 000 130 10X│5

(理)池本・帆北・金澤-櫻木

(学)丹羽・鳥山・沖田-佐藤

 

金光学園 000 030 000│3

関  西 040 300 01X│8

(金)佐伯・妹尾浩・難波・髙橋-中川

(関)山吹・原田・山本-伊勢田

⚾2試合とも点差が開いた内容になりました。シード落ちしたとはいえ岡山学芸館は力を持っていますから決勝進出は波乱とは言えません。関西は近年苦戦続きで甲子園から遠ざかっていますが、今夏のチーム状態はかなり上がってきているように感じます。

決勝は7月29日(月)午前10時プレーボールの予定です。

7/29(月)

▽決勝

*倉敷マスカットスタジアム

岡山学芸館-関西

今夏の甲子園出場を掴むのはどちらになりますか?

そして、1999年の岡山理大附の選手権準優勝から25年が経った今夏、そろそろ県勢初の夏制覇を達成して欲しいと思います。

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大相撲七月場所 14日目 三段目取組結果

2024年07月28日 07時11分10秒 | 大相撲

照ノ富士が隆の勝に敗れ、星の差が1つになった為優勝の行方は千秋楽に持ち越されました。場所としては盛り上がるので悪くはないのですが、優勝成績が悪くなるのはあまり良いこととは言えません。美ノ海は大の里に敗れて優勝戦線から脱落しました。

ドルフィンズアリーナでの本場所はあと2日です。

それでは、14日目の三段目取組結果です。

【14日目】

  決まり手   西
若肥前 上手出し投げ 千代大光
藤雄峰 突き落とし 琴隆成
千代太陽 寄り倒し 寛龍
朝東 押し出し 琴太成
朝天舞 押し倒し 魁新丸
千代北海 寄り切り 東華山
颯雅 寄り切り 滑翔
出羽の空 送り出し 隆志
常川 上手出し投げ 富豊
藤の谷 小手投げ 稲葉
大翔成 押し倒し 藤武蔵
翠桜 押し出し 栃満
佐藤 寄り切り 朝乃丈
流馬 送り出し 貴正道
欧翔山 突き出し 小力
西大司 叩き込み 高馬山
雷道 上手投げ 和気乃風
庄司 寄り切り 琴ノ藤
北勝就 不 戦 風栄大
柏王丸 寄り切り 藤宗
錦乃竜 押し倒し 千代大宝
颯富士 送り出し 新隆山
村山 上手出し投げ 悠錦
安芸乃山 引き落とし 麟虎
神谷 突き落とし 琴翼
小滝山 叩き込み 鳩岡
周志 押し出し 豊雅将
濱ノ海 下手投げ 寒風山

西大司は高馬山を下して今場所の勝ち越しを決めました。1勝3敗から3連勝して勝ち越したのですが、勝負への執念を持ち続けることで開ける道もあります。諦めることなくやり続けることは勝負事には大切な要素の一つです。勝ち越すことができて良かったと思います。おめでとう。

尚、似ているからと言って私は安西先生ではありません。

では、千秋楽の三段目取組です。

【千秋楽の取組】

  西
清の花 安櫻
流武丸 安琉海
龍成山 美浜海
安強羅 東輝龍
志摩錦 林龍
夏野登岩 風佑城
栃岐岳 貴大将
安響 出羽大海
千代大牙 真柏鵬
大ノ蔵 千代大聖
北勝龍 龍司
旭水野 琴佐藤
新屋敷 大凛山
坂井 桑江
坂林 赤虎
諒兎馬 相馬
西田 小城ノ正
千代大和 隠岐の浜
清の花 川渕
大花竜 栃武蔵
時蒼馬 千代の勝
大畑 千代雷山
隆の龍 早南嶺
鳰の湖 鷹翔
富士東 陽孔丸
大海 和歌桜
大昇龍 琴大進

いよいよ、千秋楽です。ドルフィンズアリーナで行われる七月場所の最終日となります。どんなドラマが待っていますか?

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山陰の鉄印・・智頭駅と鳥取駅。加えてパリ五輪雑感

2024年07月28日 03時52分20秒 | 日記

世間はパリオリンピック開幕ということでそれなりに盛り上がっていますね。開会式は録画したので後から見ようかと思いましたが、何やら気持ち悪い演出が多いという噂を耳にしたので即刻消去しました。どうも、ヨーロッパの民族意識というのは独特でしかもどす黒い因縁と恨みの歴史を背負っているので、そこここにそれらを演出に加えるという傾向にあります。この欧米的な考え方に毒された日本人も増えてきているので、昨今の国内イベントの演出にも気持ち悪さを感じるようになって興覚めしています。日本人なら開会式は常に規律正しく整然と、更に元気よくというのが性に合っています。高校野球の開会式が時代遅れなどとほざく連中こそ危険思想の売国奴(批判は受け付けません)ではないでしょうか?

明るく楽しく暮らすことに意義はございませんが、日本的寛容性を失いたくありません。グローバル化の名のもとに日本を解体しようとする危険な勢力に売り渡そうとしている政治家たちこそ淘汰されるべき存在ではないでしょうか?

オリンピックを純粋にスポーツの祭典として見ている分には何ら問題ありませんし、頑張った選手たちは称えられるべきと思います。それを支援する企業や自治体の存在も必要だと思います。しかし、選手たちの功績を政治利用したり外交利用しようとする政治家やメディアの存在には否定的態度を取らざるを得ません。

という訳で、オリンピック競技を見ることは嫌いではないので睡眠時間を削っても視聴しますが、それを選手が頑張った証として賞賛こそすれ、それを利用しようとする輩を認めることはありません。このブログ内でも主に岡山に関わる選手たちを取り上げることがあると思いますが、よろしくお願い申し上げます。

体操男子の岡慎之助の団体予選の演技、良かったのではないでしょうか? 個人総合のメダルも期待できそうですね。岡山出身選手の五輪メダリストは数多くいますが、個人種目の五輪金メダリストは以前も取り上げたことがありますが、ロス五輪男子体操鉄棒の森末慎二氏ただ一人です。人見絹江さん、有森裕子さんは五輪銀メダリストでCスタ前に銅像が立っていますが森末さんの銅像はありません。これが陸上競技と体操競技の注目度の違いなのでしょうが、この世の矛盾を感じることはそういうところにもあったりします。ただ、岡山出身選手や岡山の高校出身の選手たちが体操日本の屋台骨を支え続けてきたからこそ今日の競技の隆盛があると思っています。更に発展させる頑張りを岡に期待しています。

それでは、山陰行き当たりばったりの旅で、鳥取県東部を徘徊した際に鉄印採集という裏ミッションを発動した件についてミッションの成果を公開します。

 

日常的に山陰方面に行くことが少ないので、過去にも山陰線や因美線に加えて山陰地方の私鉄などの鉄印はありませんでした。というのも、基本的に表ミッションがスポーツ観戦に関わるものですから、その範疇に山陰方面が合致しないというのが現実的な理由でした。

折角の徘徊チャンスに鉄印採集という裏ミッションを発動することに躊躇はありませんでした。

まずは、JR因美線の智頭駅の駅スタンプです。JR智頭駅の駅スタンプは窓口と改札の間に設置されていました。山間部にある駅ということで杉は地元の象徴、そして智頭宿は観光の目玉ですから外せませんね。

続いてJR智頭駅に隣接する智頭急行智頭駅の駅スタンプです。

 

2種類ありまして、左側が正式な駅スタンプなんでしょうね。右側の小さな蟹のスタンプは駅での捺印ではありません。

鳥取と言えばもう一つの第三セクター鉄道である若桜鉄道があるのですが、今回は立ち寄れませんでした。機会があれば鉄印と共に紹介したいものです。

  

続いて、山陰本線の東浜駅ですが、残念ながら無人駅である東浜に駅スタンプの設置はありませんでした。

まあ、ここは訪れるのが主目的で鉄印は最初から期待していませんでした。海と駅舎を楽しめたらOKです。

鳥取県の主要ターミナルの鳥取駅では勿論駅スタンプを押すことができました。

 

それが下になります。みどりの窓口に常設されているので捺印しやすいのですが、やや劣化が進んでいてインクの状態も良くないのでご容赦くださいませ。

裏ミッションによる今回の収穫は以上でした。今後も山陰方面を理由もなく徘徊する際には裏ミッションを緊急発動するかも知れません。

期待せずにお待ちください。

尚、8月の遠征予定ですが、中旬に徳島、鳴門方面、下旬に新山口、山口方面と近場に集中しています。鳴門は鉄分吸収には適さない場所なのですが、その極端なアクセスの悪さに負けずに今回は鉄分多めに旅してみようと思っています。

また、山口行きに関しては500系ハローキティによる移動を計画中です。

それらをご案内できたらいいかなと思っています。よろしくお願い申し上げます。

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大相撲七月場所 13日目 三段目取組結果

2024年07月27日 01時33分56秒 | 大相撲

豊昇龍が13日目から休場しました。優勝争いは1敗の照ノ富士と3敗の隆の勝と美ノ海に絞られました。また、カド番の貴景勝は負け越しが決まりました。今の状態で来場所二桁勝利ができるかどうかを考えると、かなり厳しそうです。そして、二桁勝利が大関復帰の条件だった霧島もこの日で6敗目を喫して大関復帰は叶いませんでした。大関に上がっても続かないというのは、やはり稽古不足なのでしょう。相撲に必要な筋肉は相撲で作らないと実戦で役立たないし、筋トレなどでは不必要な筋肉を形成することが故障にも繋がっているように感じます。

13日目を終えると各段の優勝力士が決まり始めます。

【幕下優勝】

大青山(荒汐)7勝0敗

【三段目優勝】

伊波(尾上)7勝0敗

【序二段優勝】

聖白鵬(伊勢ヶ濱)7勝0敗

【序ノ口優勝】

清水海(境川)7勝0敗

それでは、13日目の三段目取組結果です。

【13日目】

  決まり手   西
醍醐山 送り出し
大志松 掬い投げ 高野
家の島 極め倒し 幸乃富士
筑波山 突き落とし 千代烈士
飛騨野 叩き込み 寺尾松
石東 送り倒し 錦国
永田 突き落とし 魁佑馬
備巌山 叩き込み 浜田山
豪正龍 上手投げ 播磨皇
木瀬の海 突き落とし 土佐清水
大成龍 押し出し 隆嵐
朝大洞 押し出し 谷口
藤乃若 寄り切り 本間
剛士丸 伝え反り 朝氣龍
竜童 寄り切り
大翔宗 寄り切り 朝翔
隈ノ竜 押し出し 関塚
昂輝 寄り倒し 恵比寿丸
北乃庄 突き落とし
福津海 押し出し 東照山
許田 肩透かし 向田
大雷童 小手投げ 阿龍
須山 寄り切り 家島
克乃富士 押し出し 朝心誠
魁禅 掬い投げ 清乃海
若錦翔 下手出し投げ 延原
豪白雲 押し出し 常陸號
伊波 上手投げ 時天空
峰洲山 寄り切り 隆勝生

今場所、これをやるのが13日目にして初めてというのも、それほど珍しい決まり手が出るチャンスがなかったということでしょう。では、今場所初の珍決まり手研究です。

【伝え反り】

相手の脇の下を潜り抜け、相手を後ろに反り倒す技で2000年12月に追加された新しい決まり手です。幕内では過去に3度記録されていて、その内の2度は宇良が決めています。十両では2度決まっていて、その2度とも里山が決めています。

では、14日目の三段目取組です。

【14日目の取組】

  西
若肥前 千代大光
藤雄峰 琴隆成
千代太陽 寛龍
朝東 琴太成
朝天舞 魁新丸
千代北海 東華山
颯雅 滑翔
出羽の空 隆志
常川 富豊
藤の谷 稲葉
大翔成 藤武蔵
翠桜 栃満
佐藤 朝乃丈
流馬 貴正道
欧翔山 小力
西大司 高馬山
雷道 和気乃風
庄司 琴ノ藤
北勝就 風栄大
柏王丸 藤宗
錦乃竜 千代大宝
颯富士 新隆山
村山 悠錦
安芸乃山 麟虎
神谷 琴翼
小滝山 鳩岡
周志 豊雅将
濱ノ海 寒風山

14日目に西大司が対戦するのは尾上部屋の高馬山です。平成28年3月初土俵の23歳、最高位は三段目29枚目です。今場所は小兵との対戦が多いのですが、初顔合わせの高馬山もそんな小兵力士の一人です。苦手意識を持つことなく最初から迷いのない全力の相撲で必ず勝ち越しましょう。

頑張れ!!

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夏の山陰紀行・・鳥取県東部を徘徊した珍道中記

2024年07月26日 18時04分20秒 | 旅行

先日、鳥取県東部を徘徊しました。何か、最近では「徘徊」という言葉が差別用語になるらしく使用を控えたり、認めなかったりする企業や自治体があるようですが、本来は「目的なく歩き回ること」という意味であり、認知症の方が歩き回ることには本人なりの意味や目的があるという考えから「徘徊」という言葉を当てはめないという論調です。その裏には「徘徊」とは認知症患者特有の行動形態という誤った認識が生み出した言語理解に依るので、個人的には徘徊は差別的表現に当たらないと考えています。

特に平成になって以降、言葉狩りともいえる行き過ぎた自主規制が蔓延るようになったと感じます。それは決して好ましいことではありませんし、「特定の方に対する差別用語」という意識自体が差別意識であり、その対象者とされた方々にとっても非常に失礼千万なことと感じます。まあ、あくまで個人的見解ですが・・

     

では、話を戻します。鳥取県は岡山県とは北隣ではありますが、県南の岡山市内から行くには結構移動距離が長いので、広島県、兵庫県や香川県などへ行くのに比べても敷居の高い場所になります。鳥取でも西部の米子や境港は高速道路がありますし、今全国的に話題となっているJRの特急「スーパーやくも」新車導入などによって非常に近くなっていますが、東部の鳥取市などへは中々簡単に行けないというイメージがあって、結果的に足が遠のくことにもなっています。それでも、ガイナーレ鳥取がJ2にいた時期には鳥取を訪れる動機が存在したのですが、ガイナーレがJ3へ降格して10年以上が経過した今では何となく縁遠い地域となってしまいました。

なので、敢えて鳥取県東部に挑むことにそれなりの価値があると思います。

黒尾峠を越えると鳥取県の智頭町です。

 

智頭町といえば、近年では「智頭急行」の特急「スーパーはくと」や「スーパーいなば」によって鉄オタの集まる智頭駅を中心としたマニアックな観光地になっています。全国に第三セクター鉄道は数多くありますが、その多くが赤字経営に苦しんでいる中でこの智頭急行は2015年以降第三セクター鉄道の収益性トップの座を譲っていません。それは京阪神と鳥取を結ぶ特急「スーパーはくと」の高収益が大きく貢献しています。それに加えて岡山と鳥取を結ぶ「スーパーいなば」の収益もあって、智頭急行の年間旅客収入13.1億円の内の定期外収入が12.9億円と殆どを占めるという特異な傾向値を示しています。つまり、多くの地方鉄道が通学客に依存して存続しているのに対して、智頭急行に関しては通学客への依存度が極端に低くなっています。その裏には、鳥取東部へ向かう道路網、特に高速道路の未整備が影響していると考えられます。また、当初の見込みで地域輸送に頼っていたら間違いなく赤字に陥っていたものをJRとの特急列車直通運航を実施することで黒字化が可能という予測通りに1998年度以降は黒字を計上し続けています。特に京阪神から山陰への移動手段として定着しているので、今後も山陽と山陰を結ぶ動脈的役割を継続しそうです。

智頭駅は智頭急行とJRの結節点に当たるので駅舎が2つあります。下の写真の左が智頭急行の智頭駅、右がJRの智頭駅です。地方のローカル駅なのですがいずれの駅にも駅員が配置された有人駅というのも、2つの鉄道会社の結節点ということが大きいと思います。しかも、駅舎は2つですがホームは一つという面白い構造です。

 

さて、智頭町の見どころはと言えば・・

 ではなくて、

 

国指定重要文化財の石谷家住宅なのですが、何と行った日は定休日で拝観できませんでした。何しろ無計画の徘徊ですからこういうことは日常茶飯事で、これすらも旅の醍醐味と言えます(笑)

 

智頭は古来からの宿場町です。あまりの繁盛にとうとう小売商人の逗留が禁じられたほどの賑わいだったそうです。

石谷家住宅の向かいには・・

 消防機庫がレトロ感を醸していました。

 

札所の一つと思われる興雲寺もありました。

まあ、石谷家住宅が休みということで中国山地の智頭から海岸部を目指しました。

途中、鳥取市内で昼食を取りました。日本海産の新鮮魚貝でとてもリーズナブルです。美味しくいただきました。

そして、海沿いを兵庫県境まで移動。岩美町へ行きました。

 

道の駅・きなんせ岩美へ立ち寄りました。

  

地方の道の駅の中には寂れた雰囲気の場所が少なくありませんが、ここは品揃えが素晴らしくて大変な賑わいでした。やはり、京阪神からは岡山よりも鳥取の方が時間的に近いということがあって訪れる方が多いのでしょうね。

そして、岩美町の景勝地と言えば浦富海岸なのですが、その前に少し足を延ばして立ち寄った場所があります。

今では無人駅の山陰本線・東浜駅ですが、駅開設当時は京阪神や山陽から来る臨海学校の生徒たちで賑わっていて最盛期には約60軒の民宿が建ち並び、バーやパチンコ店も営業していたようです。車社会を迎えると駅周辺は寂れ、1972年に無人化されました。

しかし、2017年からJR西日本が運転を開始した「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」が、「世界ジオパーク認定の浦富海岸の眺望と地引網の実演」を対象として東浜駅を立ち寄り観光駅に指名したことから再び注目を集めるようになりました。2010年当時の旧駅舎は以下のような景色でした。

 

瑞風運行後には現在のようなガラス張りのモダンな駅舎に変わったのです。

 

 

そして、東浜駅から北を望むと日本海が見えます。

 

 

瀬戸内海と日本海の大きな違いは波の高さだけではなく、島の有無が最も大きな相違点であると思います。それに瀬戸内海では水平線が見えません。遠くを望めば四国が目に入りますから。

そして、岩美町に来れば絶対に言っておくべき場所は、

 

国の名勝、天然記念物指定の「日本百景」「日本の白砂青松百選」「日本の渚百選」「平成にっぽん観光地百選」などに選ばれている山陰の自然景勝地である浦富海岸です。また、1960年代後半には景観が壊されるほどのキャンプ客が押し寄せたことから、1971年に「岩美町キャンプ禁止区域に関する条例」が制定されキャンプ客の締め出しを行ったという地域でもあります。

そして、夕立にもめげずに鳥取駅へ。

ここで砂丘には行かないというのが徘徊の徘徊たる所以でもあります。それは単なる偏屈ではなくて、緑化が進む鳥取砂丘をみると悲しさが湧いてきそうなので敢えて避けたとも言えます。

鳥取駅は山陰線ではかなり立派な駅舎の一つです。新幹線の停まらない駅の中では、県庁所在地の駅の中でも屈指のものだと思います。

鳥取県の地図を見るとよく分かるように、東西に長く、その距離は岡山県を遥かに凌ぎます。という訳で、今回は鳥取市、八頭郡、岩美郡などの東部を中心に徘徊しました。倉吉市、三朝町などの中部、米子市、境港市を中心とする西部へは別の機会があれば訪れたいものです。

帰りに中国山地の中で見かけた「天」文字焼きに関しては、いまだ謎のままです。

という訳で鳥取珍道中でした。では、また。

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