斎藤美奈子の文章読本さんヱ読みながら、確かにそんなテクニックで名文書けるぐらいならみんなベストセラー作家だよな、とか思いつつ。表題の本の著者達をぱらぱら読んでいた。
此処には10人の短編が紹介されているんだ。それぞれがベストセラーまたはベターセラー作家で有名人だ。
でも何故か、超有名作家の文は、出だしからぐいぐい引き込まれていく。途中で倦怠感を抱くけれども、でもまたまたぐいぐい引き込まれていく。
こんなの読んでいると、やっぱテクニックなんてそんな簡単なもので、この人達のようにぐいぐい引き込まれていく文章は書けないよなって思うよ。
どう見ても才能だよなと感じてくる。囲碁が好きな人が近くにいるけど、そりゃーアマチュアとしては強いけど、プロになれる程ではない。そんなに好きなんだからプロに成れればいいだろうなって思うけどさ。
それと一緒で、文章だって好きだからとかテクニック身につけたからと言って、人をぐいぐい引き込むような文章は書けないよな。もう文を書いているそばから本能
的に文が書けるんだよ。ちびまる子ちゃんのようにさ。
村上春樹だって絶対思っているよ、作家なんて才能だって。彼自身だって良く分かんないだろうしね、何でこんな面白い文章書けるのかなんてさ。それは、数学者で小平邦彦って言う人いたけど、彼が何で数学できるのか分かんないって言ってたのと同じだろうな。
永遠の謎なんだろうな、こういう才能って。だから努力で云々という話が後を絶たずに売れるんだろうな。
参考までに、ぐいぐいの超有名人は
説明も要らない巨人。
林真理子。田辺聖子も有名なのかな、、、
此処で初めてきいた作家だけど藤堂志津子も良いなって思った。
江國香織は美人ちゃんだからね贔屓して良い感じ、でも此処に出てくる「焼却炉」の話って、何気にナンセンスなんだけどチェーホフを臭わせるような、余韻を残す作品なんだな。写真見るたんびに結婚したいと思うぐらい、美人ちゃんだよ。ただ喫煙は頂けない。
唯川恵は、海色の午後が良かったなって思うよ。
まあでも好みとか感性って歳によっても、その時の気分によっても変わるから、
この評価も変わっちゃうかも。まあ本屋に名前のある人はみんな多かれ少なか
れ巨人だよな。
僕的には、顔とぐいぐい度は反比例すると信じたい。
森瑤子も良いね。何かこう惹かれるよ。でもね、「アンフィニ」って短編、最初は良いけど、最期の方が少しだれたな。平凡になっちゃったというか。でもこの人の本、本屋で見つからなかったなぁ。
ってな感じだ