人生は 五 七 五

ご訪問有り難う御座います。

訪問者の皆様に
神の祝福がありますように
(by mother teresa)

物事が、頭に入るとは、記憶、学習とは

2008-07-29 21:59:45 | Weblog

それにしても、上昇志向、勉強志向強いね。本屋でHOW TO もののコーナーに行くと、年収伸ばすにも何するにも、勉強がキーポイントだ。

そんなこんなだけど、頭に入る、つまり記憶について考えてみた。

結論を言ってしまうと、頭に入るって言うのは、頭に入るときが来たから頭に入るのだ。頭に入る時期が来ていないのに、頭には入らないのだ。

頭に入れようとしても、すぐに入らなかったり、今一良く分からなかったり、そんな経験をしたことがあると思う。丸暗記で何かしっくりこない、丸暗記ができないそんなことがあると思う。

その理由は、覚えるための準備ができていないからである。これは、技能と全く同じだ。例えば、ちびまる子ちゃんが自転車乗れなかったらしいけど、いつか乗れるようになった。このように何かできないけれども、ある時期が来たらできるようになる。それと一緒だ。

ずーと練習し続けたらできる、時々練習しただけでもできる、余り練習しなかったけど、時期が来たらできるようになった。できると言ってもこんな感じで色々だ。

勉強でも一緒。偉く難しい大学の入試問題をいきなり初めからは解けないし、解答見ても頭に入らない。英語の単語も、易しい単語と難しい単語がある。歴史も然りだ。中学生がいきなり高校生の教科書見て暗記するなんて難しすぎてできない。できるかも知れないけど、覚えてもすぐ忘れちゃうし、覚えるのにも時間がかかる。

易しいもの簡単に分かるものは憶えられるけど、難しいもの、なかなか理解できないものは憶えられない、そんな経験を誰しもがしていると思う。和田秀樹という人がいて、
「暗記に難易はない」
言うことを言っている。最初っから難しいものを憶えれば良いのだと言っていた気もするけど、この方法は効率も悪いし、そもそも続かない。

もちろん、天才は別。彼は天才なのでその方法も可能だったかも知れないけど、とてもじゃないけど、偏差値50以下に真似のできる方法ではない。

ではどうするか。

実に簡単。もちろん簡単でなきゃ行けない。自分が簡単に憶えられるもの、簡単に解けるものを繰り返しすることだ。何故か分からないが、この簡単なことを続けている間に、それより少し難しいものを、憶えたり解けたりする実力が、いつの間にかつく。此処には能力の飛躍があるんだけど、事実だから理屈抜きに認めるしかない。

人は憶えられる可能性というものがあるらしい。レディネスとか言うのか。これはあるものを憶えようとするときに、それを憶えるための準備が整っているのかどうかと言うことらしい。どういう訳か分からないが、簡単なことをしているといつの間にか、水槽に水が溜まっていくように覚えるための何かが貯まっていく、その水が満杯になったとき、この何かも満杯になり、難しかったものが理解できたり、憶えられたり、解けたりする。

勉強するときは、この点に考慮して学習するのが良いと思う。

難しいものをいきなりするのでなく、自分のできるもの簡単なものを繰り返しすることだ。それがやがて難しいものを解くための準備になる。

「楽をしないと成果が出ない」とか「フォーカスリーディング」なんてまさにこの秘密に焦点を当ているんだと思う。まあやるしかないんだけど、その「やる」についてもう少し、掘り下げてみた。

ってな感じかな。